金融

冬のボーナスの使い道【2026年】平均42.5万円の手取りの考え方と、後悔しない配分の決め方

2025年6月6日

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冬のボーナスが入ったら、何にいくら使うかを先に決めておくと、気づいたら消えていた、ということを防げます。この記事では、厚生労働省の統計で2025年の冬のボーナスの平均を確かめたうえで、手取りの考え方、使い道を決める順番、配分の例、NISAやふるさと納税との組み合わせ方をまとめました。2026年10月20日時点の公式の情報で確認しています。ボーナスで避けたい使い方は冬のボーナスで避けたいNGな使い方5選で解説しています。

  • 2025年の年末賞与は、支給した事業所の労働者1人平均で424,889円(前年比2.8%増、事業所規模5人以上)
  • ボーナスからは社会保険料と所得税が引かれる。手取りは額面より少ないので、配分は手取りで考える
  • 使い道は、①決まった支払い → ②生活防衛資金 → ③年末年始の出費 → ④増やす → ⑤楽しむの順に決める
  • 12月はふるさと納税の締切(12月31日の決済)と、NISAの年間投資枠の区切りが重なる時期


2025年の冬のボーナスの平均

厚生労働省の毎月勤労統計調査の特別集計によると、2025年の年末賞与は次のとおりです(事業所規模5人以上)。

項目2025年2024年
支給した事業所の労働者1人平均424,889円(前年比2.8%増)413,277円
事業所規模30人以上の場合490,695円(前年比2.6%増)478,373円
賞与を支給した事業所の割合76.5%77.8%
きまって支給する給与の何か月分か1.08か月分1.07か月分

業種によって差が大きく、2025年は電気・ガス業が941,438円、情報通信業が746,758円、飲食サービス業等が90,551円でした。平均はあくまで目安で、自分の手取りで計画を立てることが大切です。

ボーナスの手取りの考え方

ボーナスからは、次のものが引かれます。

引かれるもの計算の考え方
健康保険料・厚生年金保険料賞与の額から1,000円未満を切り捨てた「標準賞与額」に保険料率をかける。上限は健康保険が年度の累計573万円、厚生年金が1か月150万円
雇用保険料賞与の額に雇用保険料率をかける
所得税前月の給与(社会保険料を引いたあと)の額と扶養の人数で決まる率を、社会保険料を引いた賞与にかける
住民税ボーナスからは引かれない(毎月の給与から引かれる)

日本年金機構によると、賞与の保険料は事業主と本人で半分ずつ負担します。国税庁によると、前月の給与の10倍を超える賞与を払う場合は、別の計算方法になります。

正確な手取りは、ボーナスの支給明細で確かめてください。使い道の配分は、額面ではなく手取りの額で考えます。

使い道を決める5つの順番

1 決まった支払いを先に取っておく

ボーナス払いにしたクレジットカードの支払い、住宅ローンのボーナス返済、年払いの保険料や税金など、決まっている支払いを先に取り分けます。ここを使ってしまうと、あとで困ります。

2 生活防衛資金を確かめる

急な病気や仕事の変化に備えるお金が足りているかを確かめます。目安は人によって違いますが、生活費の数か月分を普通預金などすぐに使える形で持っておくと、投資のお金を慌てて取り崩さずに済みます。足りない人は、まずここに回します。

3 年末年始の出費を見積もる

帰省、お年玉、年末の買い出し、冬物の衣類など、12月と1月は出費が増えます。先に予算を決めておきます。

ふるさと納税をする人は、12月に冬のボーナスの額が分かると、今年の年収の見込みがほぼ固まり、上限額を計算しやすくなります。2026年分の寄付は、12月31日までに決済を終える必要があります。くわしくはふるさと納税は12月だと損?で解説しています。

4 増やすお金を決める

1〜3を引いて残ったお金のうち、しばらく使わないお金を投資に回します。NISAなら、運用で出た利益に税金がかかりません。

5 楽しむお金を決める

最後に、自分や家族のために使うお金を決めます。先に決めておくと、罪悪感なく使えます。

手取り40万円のときの配分の例

あくまで考え方の例です。決まった支払いと生活防衛資金の状況で、割合は変わります。

使い道生活防衛資金が足りない人生活防衛資金が足りている人
決まった支払い実際の額実際の額
生活防衛資金残りの5割0円
年末年始の出費残りの2割残りの2割
増やす(NISAなど)残りの2割残りの5割
楽しむ残りの1割残りの3割

大事なのは割合そのものより、使う前に決めて、先に分けておくことです。投資に回すお金は、ボーナスが入った日に証券口座へ移すと、使いすぎを防げます。

ボーナスをNISAで使うときの注意

金融庁によると、NISAの年間投資枠は、つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円で、合わせて年間360万円です。生涯で使える非課税保有限度額は1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円)です。

  • 年間投資枠は1月〜12月の1年ごと。その年に使わなかった枠を翌年に足すことはできない
  • 売った商品の枠(簿価の分)は、翌年以降に復活する
  • 今年の枠で買うには、受渡日が12月31日以前であることが必要(日本証券業協会のQ&A)。約定から受渡しまでの日数は商品によって違うため、年末の締切は証券会社の案内で確かめる
  • 近いうちに使う予定のお金は投資に回さない

年末にNISAで確かめたいことは新NISAで2026年中にやるべきこと7選にまとめています。老後のお金を増やしたい人は、iDeCoとの使い分けも考えます。くわしくは新NISAとiDeCoはどちらから始める?を見てください。

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よくある質問

ボーナスに税金はかかりますか

所得税がかかり、ボーナスから源泉徴収されます。前月の給与の額と扶養の人数で決まる率をかけて計算します。住民税はボーナスからは引かれません。

ボーナスから社会保険料も引かれますか

引かれます。賞与の額から1,000円未満を切り捨てた標準賞与額に、健康保険と厚生年金の保険料率をかけた額を、会社と本人で半分ずつ負担します。雇用保険料もかかります。

ボーナスを全額投資に回してもよいですか

決まった支払いと生活防衛資金が足りていて、しばらく使わないお金であれば、投資に回す考え方もあります。近いうちに使うお金を投資に回すと、値下がりしたときに売らざるを得なくなります。

住宅ローンの繰上げ返済に使うのはどうですか

返す利息が減る効果があります。一方で、手元のお金が減ります。生活防衛資金を残したうえで、金利と、ほかに使う予定を比べて決めてください。

12月にNISAで買うと、今年の枠になりますか

日本証券業協会のQ&Aによると、今年の枠で買うには、受渡日が12月31日以前である必要があります。受渡日が年明けになる注文は、翌年の枠の扱いです。年末の注文の締切は、証券会社の案内で確かめてください。

ボーナスでふるさと納税をすると得ですか

上限額の範囲なら、自己負担2,000円で返礼品を受け取れます。冬のボーナスの額が分かると、今年の上限額を計算しやすくなります。


まとめ

  • 2025年の冬のボーナスの平均は424,889円(事業所規模5人以上)
  • ボーナスからは社会保険料と所得税が引かれる。配分は手取りで考える
  • 決まった支払い、生活防衛資金、年末年始の出費、増やす、楽しむの順に決める
  • NISAの年間投資枠は1年ごと。使わなかった枠は翌年に持ち越せない
  • ふるさと納税は、冬のボーナスで年収の見込みが固まってから上限額を計算する

出典は厚生労働省 毎月勤労統計調査 2026年2月分結果速報(令和7年年末賞与の特別集計)、日本年金機構 従業員に賞与を支給したときの手続き、国税庁 No.2523 賞与に対する源泉徴収、金融庁 NISAを知る、金融庁 NISAのよくある質問、日本証券業協会 2024年以降のNISAに関するQ&A(2026年9月)です。

この記事を書いた人
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