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1. つみたてNISAの基本と売却の仕組み

つみたてNISAは、投資の利益に税金がかからない「非課税口座」として運用できる制度です。
投資信託を長期間積み立てることで、資産を効率的に増やすことを目的としています。
しかし、いざ売却するとなると「どうやって売ればいいのか」「いつ売るのが最適なのか」といった疑問が出てくるでしょう。
まずは、つみたてNISAの基本的な仕組みと売却方法について詳しく解説します。
つみたてNISAは投資商品ではなく「非課税口座」
つみたてNISAは、特定の投資信託を非課税で運用できる「口座」のことです。
通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、つみたてNISAなら最長20年間は非課税で運用できます。
つまり、運用期間が長くなるほど税制優遇の恩恵を受けやすくなります。
20年間の非課税期間と投資可能期間
つみたてNISAの大きな特徴の一つが、20年間の非課税期間です。
例えば、2025年に投資を始めた場合、その投資分の非課税期間は2044年まで続きます。
ただし、新規投資ができる期間(投資可能期間)は決まっており、現行制度では2042年までとなっています。
売却時の「先入先出法」とは?
つみたてNISAで売却する際は、「先入先出法(FIFO: First In, First Out)」というルールが適用されます。
これは、最初に購入した分から順番に売却される仕組みです。
例えば、以下のように投資をしていた場合を考えます。
- 2023年に40万円投資
- 2024年に40万円投資
- 2025年に40万円投資
この状態で20万円分を売却すると、2023年に購入した投資信託から売却されることになります。
これにより、非課税期間が終了に近い資産から優先的に処分されるため、税制メリットを最大限活用できます。
つみたてNISAの売却は、口数単位での指定が可能ですが、購入年ごとに指定することはできません。
そのため、どの年の分を売るかをコントロールすることはできず、基本的には先に買った分から自動的に売却されることになります。
2. つみたてNISAの売り時を考えるポイント

つみたてNISAは長期運用が基本ですが、途中で売却することも可能です。
しかし、せっかくの非課税メリットを最大限活用するためには、売るタイミングを慎重に考える必要があります。
ここでは、つみたてNISAの売却に適したタイミングや、売るべきでない状況について詳しく解説します。
基本的な売却戦略は「できるだけ長く持つ」
つみたてNISAの最大のメリットは、最長20年間の非課税運用ができることです。
長期で運用するほど複利効果が大きくなり、資産を増やしやすくなります。
そのため、基本的な売却戦略としては「できるだけ長く持つ」ことが推奨されます。
実際に、年利5%で40万円を毎年積み立てた場合、以下のように資産が増加すると考えられます。
- 5年後:約220万円(利益約20万円)
- 10年後:約520万円(利益約120万円)
- 20年後:約1,200万円(利益約560万円)
このように、長期間運用することで利益が大きくなるため、短期間で売却するのは得策ではありません。
途中で売るべきケースとは?
とはいえ、人生には予期せぬ出費が発生することもあります。
どうしても資金が必要な場合は、以下のようなケースで売却を検討するのも一つの選択肢です。
- 緊急の資金が必要な場合
- 医療費や住宅購入の頭金、教育費など、避けられない大きな出費がある場合は、つみたてNISAの一部を売却するのも選択肢になります。
- ただし、全額を一度に売却するのではなく、「必要な分だけ」売るようにしましょう。
- 投資先のファンドが大きく変化した場合
- つみたてNISAで購入している投資信託の運用方針が大きく変わったり、パフォーマンスが著しく悪化したりした場合は、他の優良なファンドに切り替えるために売却することも検討できます。
- ただし、売却した分の非課税枠は再利用できないため、慎重に判断する必要があります。
- リスク許容度が変わった場合
- 若い頃はリスクを取って成長性の高い株式ファンドに投資していたが、老後に向けて安定資産にシフトしたい場合もあるでしょう。
- ただし、つみたてNISA内でリスクの低いファンドに乗り換えることはできないため、一度売却してから特定口座などで再投資する形になります。
売るべきでないケース
逆に、以下のような状況では売却を避けるのが賢明です。
- 短期間で利益が出たから売る
- つみたてNISAは短期売買には向いていません。
利益が出たからといってすぐに売却すると、長期の複利効果を失ってしまいます。
- つみたてNISAは短期売買には向いていません。
- 市場が暴落したときにパニック売りをする
- 株式市場は短期的に大きく変動しますが、過去のデータを見ると、長期的には右肩上がりで成長しています。
暴落時に売ると、安値で手放してしまうことになり、後々の回復を享受できなくなる可能性があります。
- 株式市場は短期的に大きく変動しますが、過去のデータを見ると、長期的には右肩上がりで成長しています。
- 老後資金としての運用を考えているのに早めに売ってしまう
- つみたてNISAは、老後資金の形成にも適しています。
60歳以降に使う予定なら、可能な限り20年間運用を続け、非課税メリットを最大限活かすのが理想的です。
- つみたてNISAは、老後資金の形成にも適しています。
3. つみたてNISAの出口戦略と20年後の売却方法

つみたてNISAの非課税期間は最長20年間ですが、その期間が終了した後にどのように資産を取り崩すべきかを考えることも重要です。
出口戦略をしっかり計画しておけば、必要な資金を効率よく使いながら、資産をできるだけ長持ちさせることができます。
非課税期間終了後の選択肢
つみたてNISAの非課税期間が終了すると、投資信託は自動的に「課税口座」に移ります。
ここでの重要なポイントは、「移る際の価格(時価)」が新しい取得価格として扱われることです。
例えば、以下のようなケースを考えてみましょう。
- 購入時の価格(20年前):100万円
- 非課税期間終了時の価格:150万円
- その後、売却時の価格:170万円
この場合、課税口座に移った時点での「150万円」が新しい取得価格になるため、売却時に課税対象となるのは 170万円 - 150万円 = 20万円 のみとなります。
本来なら、購入時の100万円と比較して70万円の利益があるはずですが、つみたてNISAの仕組みによって「50万円分の利益は非課税」となるため、税負担を抑えることができます。
この制度を理解しておくことで、「非課税期間が終わるからすぐに売らなければならない」と焦る必要がないことが分かります。
暴落時の売却は避けるのがベスト
市場が暴落しているタイミングで売却すると、本来得られるはずだった利益を大きく失ってしまう可能性があります。
例えば、リーマンショック(2008年)やコロナショック(2020年)など、過去の暴落では短期間で大きく値下がりしました。
しかし、それらの暴落から市場は数年以内に回復しています。
したがって、非課税期間が終了する時点で市場が低迷している場合は、慌てずに回復を待ちながら段階的に売却していくことが重要です。
おすすめの売却方法
つみたてNISAの売却方法には、以下のような選択肢があります。
- 定率売却(毎年一定の割合で売る)
- 毎年の資産の 3〜5% を売却して生活費に充てる方法です。
- 例えば、1,000万円の資産があれば、年間30万〜50万円を取り崩すことができます。
- 過去200年間の米国株式市場の平均リターン(年率6.7%)を考慮すると、 4%ルール(毎年資産の4%を売却する)を採用すれば、資産をほぼ減らさずに運用を続けることができると言われています。
- 定額売却(毎月一定額を売る)
- 毎月 5万円 などの一定額を売却する方法です。
- 生活費に合わせて柔軟に取り崩しができる点がメリットですが、資産が減少するリスクもあります。
- 必要な時に都度売却する
- 旅行や大きな買い物、医療費など 必要なタイミングで必要な分だけ売却 する方法です。
- 運用期間をできるだけ長くすることで、資産の成長を最大限活用できます。
出口戦略のポイント
- 非課税期間が終了しても焦らず売却を考える
- 暴落時には売らず、回復を待つ
- 定率・定額・必要時売却の中から最適な方法を選ぶ
- 老後資金として長く使うなら、資産が減らない「4%ルール」を活用する
4. つみたてNISAの売り時はいつがベストか?

つみたてNISAは「長期運用」が基本ですが、資金が必要になったときや市場の状況によって売却を検討することもあります。
ただし、売却のタイミングを誤ると、大きな損失を被る可能性もあるため慎重に判断することが大切です。
ここでは、つみたてNISAの「売り時」について詳しく解説します。
① つみたてNISAの基本戦略は長期運用
つみたてNISAの最大のメリットは、 最長20年間の非課税運用ができる ことです。
例えば、年利 5% で運用すると、以下のように資産が成長します。
運用期間 | 投資元本 | 運用益 | 総資産額 |
---|---|---|---|
5年 | 200万円 | 55万円 | 255万円 |
10年 | 400万円 | 152万円 | 552万円 |
15年 | 600万円 | 340万円 | 940万円 |
20年 | 800万円 | 558万円 | 1,358万円 |
運用期間が長くなるほど、利益が大きくなる ことが分かります。
特に 複利効果 によって、後半の利益の増え方が大きくなるため、できるだけ長く運用することが理想的です。
② どうしても売りたい時の「おすすめのタイミング」
とはいえ、 急な出費や資金が必要になるケース もあります。その場合、どのタイミングで売るべきかを考えてみましょう。
1. 市場が好調な時(相場が上昇している時)
- 株価が高騰しているタイミングで売ると利益が大きくなる ため、可能な限り「相場が上がっている時」に売却するのが理想です。
- 暴落後の回復時 に売るのも選択肢の一つ。市場が落ち着きを取り戻したら売却を検討しても良いでしょう。
2. 経済的に余裕がある時
- つみたてNISAの資金は 余剰資金で運用するのが基本 です。
- 生活費が足りないからと焦って売却すると、長期的な資産形成のチャンスを逃してしまう可能性があるため、 売却前に他の資金で対応できないか考える ことが重要です。
3. 目標金額に到達した時
- 「1,000万円貯まったら一部売却する」など 目標を決めておく のも良い方法です。
- 目標金額を設定しておけば、感情的に判断するのではなく、計画的に売却することができます。
4. 老後資金として使う時
- 60代以降に つみたてNISAの資金を生活費として使う なら、 「定率売却(4%ルール)」を活用 するのが良いでしょう。
- 例えば、1,000万円の資産があれば 年間40万円(毎月3.3万円) を取り崩しても、元本を大きく減らさずに運用を続けることができます。
③ 「絶対に売らない方がいいタイミング」
逆に、以下のようなタイミングでは 売却を避ける べきです。
1. 市場が暴落している時
- リーマンショック(2008年) や コロナショック(2020年) のような暴落時に売ると、安値で手放すことになり、回復した時の利益を逃してしまいます。
- 例えば、S&P500(米国株の指標)は、 リーマンショックで約50%下落しましたが、5年後には完全回復 しました。
- 暴落時は 「含み損」が出ても慌てず、回復を待つ のが鉄則です。
2. 非課税期間が残っているのに不要な売却をする時
- 非課税期間を最大限活用することが、つみたてNISAの最大のメリット です。
- 急ぎの資金が必要でないなら、できるだけ長く運用 した方が利益は増えます。
3. 感情的に売りたくなった時
- 「株価が下がっているから不安になって売る」
- 「もう上がらないかもしれないから売る」
このような 感情的な売却 は、長期投資のメリットを失う原因になります。
市場は短期的には上下を繰り返しますが、長期的には成長する傾向にある ため、一時的な下落で売却しないようにしましょう。
④ まとめ:売り時のポイント
✅ 基本は長期運用!20年間の非課税期間をフル活用する
✅ 市場が好調な時に売ると利益が最大化しやすい
✅ 暴落時の売却は避け、回復を待つのがベスト
✅ 計画的に売却するため、目標金額やタイミングを決めておく
✅ 感情的な売却はNG!短期の値動きに振り回されないことが大切
5. つみたてNISAの具体的な売却手順と注意点

つみたてNISAを売却する際には、いくつかの手順と注意点があります。
証券会社の操作は簡単ですが、 売却の仕組みや税制を理解しておかないと損をする可能性 もあります。
ここでは、売却の流れや注意点を詳しく解説していきます。
① つみたてNISAの売却方法(基本の流れ)
つみたてNISAの売却は、証券会社のウェブサイトやアプリから簡単に行えます。
一般的な流れは以下のとおりです。
- 証券会社の口座にログイン
- SBI証券、楽天証券、マネックス証券など、利用している証券会社のサイトやアプリにログインします。
- 「NISA口座」または「投資信託」のページに移動
- つみたてNISAの保有商品が一覧表示されます。
- 売却したい投資信託を選択
- どのファンドを売却するか選びます。
- つみたてNISAでは 先に購入した分から順番に売却される「先入先出法」 が適用されます。
- 売却する口数または金額を入力
- 例えば、「1万円分売却」や「○○口売却」など、売る量を指定します。
- 注文内容を確認し、売却注文を確定
- 「売却内容確認」→「注文確定」ボタンを押して完了。
- 約定(売却が成立)するのを待つ
- 投資信託は リアルタイム売買ではなく、翌営業日以降の「基準価格」で売却が確定 します。
- そのため、売却を申し込んだ時点の価格ではなく、約定日の価格で売却される点に注意が必要です。
- 数日後に証券口座に売却代金が入金される
- 約定日から 2〜5営業日後 に証券口座に現金が反映されます。
- その後、銀行口座へ出金可能になります。
② 売却のタイミングに関する注意点
1. 「先入先出法」による売却ルール
つみたてNISAでは、 一番古く買った分から順番に売られていく(先入先出法) というルールがあります。
例えば、以下のように毎年40万円ずつ積み立てていたとします。
年 | 投資額 | 保有残高 |
---|---|---|
2021年 | 40万円 | 60万円に成長 |
2022年 | 40万円 | 55万円に成長 |
2023年 | 40万円 | 45万円に成長 |
この状況で 20万円分を売却 すると、 2021年に積み立てた60万円のうち、20万円分が売却される ことになります。
この仕組みを理解しておかないと、
「新しく積み立てたばかりの分を売りたいのに、古い分が売却されてしまった!」
ということになるので注意しましょう。
2. 投資信託の売却は「リアルタイム価格」ではない
- 株式投資と異なり、 投資信託の売却価格(基準価格)は翌営業日に確定 します。
- そのため、 売却申し込みをしたタイミングの価格では売れない 点に注意しましょう。
- 市場の動向を見ながら、 売却価格の変動を予測することも大切 です。
3. 売却すると「再投資」はできない
- つみたてNISAは売却すると非課税枠が復活しない というルールがあります。
- 一般的な投資口座では「売却→再投資」が可能ですが、つみたてNISAでは 一度売ったら、その年の枠をもう一度使うことはできません。
- 例えば、年間40万円の枠がある中で 20万円分を売却しても、新たに20万円を追加投資することはできません。
そのため、 不要な売却を避け、計画的に取り崩すことが重要 です。
③ 売却後の資金の使い道と運用の考え方
1. 売却後の資金をどこに置くべきか?
売却後の資金は、すぐに使う予定がない場合 どこに保管するか も考える必要があります。
- 普通預金口座に入れる → すぐに使う予定がある場合に最適
- 定期預金に入れる → 使う予定が決まっている資金を安全に運用
- iDeCo(個人型確定拠出年金)などで運用する → 老後資金として運用を継続
- 特定口座で投資を続ける → 非課税枠はなくなるが、長期投資を続けたい場合に有効
2. 「出口戦略」を考えることが重要
つみたてNISAを 老後資金や将来の大きな支出に使う 場合、売却の計画をしっかり立てておくことが大切です。
出口戦略のポイント
✅ 非課税期間が終わったら、課税口座に移すのも選択肢
✅ 定率売却(4%ルールなど)を活用し、計画的に取り崩す
✅ 暴落時に売らないよう、余裕を持った資金計画を立てる
④ まとめ:つみたてNISAを賢く売却するために
✅ 証券会社のウェブサイトやアプリで簡単に売却できる
✅ 「先入先出法」により、古い投資分から順番に売却される
✅ 売却価格は翌営業日の基準価格で決まる(リアルタイムではない)
✅ 一度売却すると、非課税枠は復活しないため慎重に判断する
✅ 売却後の資金の使い道も考え、計画的な「出口戦略」を立てる
つみたてNISAは 長期運用が基本 ですが、適切なタイミングと手順で売却すれば、資産をより有効に活用できます。
計画的に運用し、無駄な売却を避けながら賢く資産形成を続けていきましょう。
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