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新NISAで、ほかの人は1年にいくら投資しているのか。金融庁の「NISA口座の利用状況調査(2025年12月末時点)」で確認すると、答えは次のとおりです。
- 2025年に1回でも買付があった口座の平均は年103.5万円(月にすると約8.6万円)
- 買付がなかった口座も含めた全口座の平均は年65.6万円
- ただし買付があった口座の55.8%は年60万円(月5万円)以下。平均は一部の大口に引き上げられている
- 年間の上限360万円の近く(300万円超)まで使った口座は全体の5.7%
この記事は、金融庁が2026年7月3日に公表した調査(2026年9月29日時点で最新)と、前年の2024年12月末時点の調査を使って計算しています。年代別の口座を持っている人の割合(利用率)は新NISAの年代別利用率、満額投資の実態はNISA貧乏とは?で詳しく扱っています。
新NISAの平均投資額(2024年と2025年)
金融庁の調査の「投資枠の利用状況別口座数」と「年間新規買付額」から、1口座あたりの平均を計算しました。
| 項目 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|
| NISA口座数(年末) | 2,558万口座 | 2,820万口座 |
| 年間の新規買付額 | 17兆3,821億円 | 18兆7,487億円 |
| 1回でも買付があった口座 | 1,650万口座(62.0%) | 1,811万口座(63.4%) |
| 買付があった口座の平均 | 105.3万円 | 103.5万円 |
| 全口座の平均 | 65.3万円 | 65.6万円 |
| 300万円超(満額の近く)まで使った口座 | 5.4% | 5.7% |
口座数は1年で約262万口座増え、年間の買付額も増えました。一方、1口座あたりの平均は2年続けて100万円前後で、大きくは変わっていません。
年代別の平均投資額(2025年)
年代が上がるほど、買付があった口座の平均は大きくなります。退職金や貯蓄をまとめて投資する人が多いためと考えられます。
| 年代 | 買付があった口座の割合 | 買付があった口座の平均 | 全口座の平均 |
|---|---|---|---|
| 10歳代(18・19歳) | 44.0% | 55.4万円 | 24.3万円 |
| 20歳代 | 64.3% | 58.2万円 | 37.4万円 |
| 30歳代 | 71.0% | 92.6万円 | 65.7万円 |
| 40歳代 | 69.4% | 103.3万円 | 71.7万円 |
| 50歳代 | 68.3% | 108.6万円 | 74.2万円 |
| 60歳代 | 64.6% | 124.5万円 | 80.4万円 |
| 70歳代 | 49.9% | 131.9万円 | 65.8万円 |
| 80歳代以上 | 26.5% | 148.0万円 | 39.3万円 |
買付があった口座の割合が最も高いのは30歳代の71.0%です。70歳代以上は口座を持っていても買付がない人が多く、全口座の平均は下がります。
つみたて投資枠と成長投資枠の平均
2025年の買付を枠ごとに分けると、使い方の違いがはっきりします。
| 項目 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
|---|---|---|
| 年間の上限 | 120万円 | 240万円 |
| 2025年の買付額 | 6兆2,349億円 | 12兆5,138億円 |
| その枠で買付があった口座 | 1,390万口座 | 1,042万口座 |
| 買付があった口座の平均 | 44.8万円(月約3.7万円) | 120.1万円 |
| 上限の近くまで使った口座 | 8.7%(100万円超) | 12.9%(200万円超) |
つみたて投資枠は、買付があった口座の37.0%が年20万円以下(月1.7万円程度まで)です。少額でこつこつ積み立てる人が多い一方、成長投資枠は一度に大きく買う人が多く、平均が高くなっています。
1年間の投資額の分布
全口座(2025年中に廃止された口座を含む2,856万口座)を、1年間の投資額で分けた割合です。
| 2025年の投資額 | 口座の割合 |
|---|---|
| 0円(買付なし) | 36.6% |
| 0円超60万円以下 | 35.4% |
| 60万円超120万円以下 | 8.4% |
| 120万円超180万円以下 | 3.7% |
| 180万円超240万円以下 | 7.1% |
| 240万円超300万円以下 | 3.2% |
| 300万円超360万円以下 | 5.7% |
いちばん多いのは「年60万円以下」の層です。平均の103.5万円は、年180万円以上投資する一部の口座に引き上げられています。周りと比べるなら、平均より「年60万円以下が一番多い」ことを目安にするのが実態に近いでしょう。
何に投資しているか(2025年の買付額)
| 商品 | 買付額 | 割合 |
|---|---|---|
| 投資信託 | 12.60兆円 | 67.2% |
| 上場株式 | 5.64兆円 | 30.1% |
| ETF | 0.42兆円 | 2.3% |
| REIT | 0.08兆円 | 0.4% |
買付額の3分の2は投資信託です。NISA口座全体の残高は2025年12月末で36.78兆円と、1年前の16.95兆円から約2.2倍になりました(値上がり分を含む)。
平均投資額を自分の計画にどう使うか
平均と比べて「少ない」と焦る必要はありません。次の順番で自分の金額を決めるのがおすすめです。
- 生活費の3〜6か月分など、すぐ使う現金を先に確保する
- 毎月の収支から、無理なく続けられる積立額を決める(多くの人は月5万円以下)
- ボーナスや貯蓄の一部を成長投資枠で使うかは、使う時期と値下がりに耐えられるかで決める
- 年に1回、投資額と生活費のバランスを見直す
投資額を増やしすぎて生活が苦しくなる「NISA貧乏」の考え方はNISA満額でも増えない?、口座選びは新NISAの証券会社の選び方で解説しています。
データを見るときの注意点
- 平均は「口座」単位です。1人1口座ですが、年の途中で開設した口座や、金融機関を変更した口座も含まれます
- 年間の買付額は、2025年1月1日〜12月31日の利用枠で買付けた額で、買付時の時価で計算されています
- 2023年までの旧NISA(一般・つみたて)の分は、2025年の年間買付額に含まれません
- 口座数・買付額は金融庁の公表値で、平均は当サイトの計算です
出典は金融庁のNISA口座の利用状況に関する調査結果(2025年12月末時点)と2024年12月末時点です。
新NISAの落とし穴を動画で確認
運営者のYouTubeでは、新NISAで失敗しないためのポイントを解説しています。
米国株もNISAで買いたい人へ
NISAで米国株を買うなら、NISA口座での取引手数料が無料の証券会社を選ぶと、手数料で利益が削られにくくなります。moomoo証券は、公式ヘルプで「NISA口座での取引手数料は無料」と案内しています(外国株の取引では為替手数料が別にかかります)。
よくある質問
新NISAの平均投資額はいくらですか
金融庁の調査では、2025年に1回でも買付があった口座の平均は年103.5万円、買付がなかった口座も含めた全口座の平均は年65.6万円です。
月にするといくらですか
買付があった口座の平均年103.5万円は、月にすると約8.6万円です。ただし一番多いのは年60万円(月5万円)以下の口座で、買付があった口座の55.8%を占めます。
つみたて投資枠だけの平均はいくらですか
2025年につみたて投資枠で買付があった口座の平均は年44.8万円(月約3.7万円)です。上限の120万円に近い100万円超まで使った口座は8.7%でした。
年間360万円を使い切っている人はどれくらいいますか
2025年に300万円超360万円以下まで使った口座は163.9万口座で、全口座の5.7%です。多くの人は上限よりかなり少ない額で使っています。
年代別で一番多く投資しているのは何歳代ですか
買付があった口座の平均が最も高いのは80歳代以上の148.0万円、次いで70歳代の131.9万円です。買付額の合計が最も大きいのは50歳代の4兆1,492億円です。
平均より少ないと損ですか
損ではありません。NISAの非課税の効果は投資額に比例しますが、生活費や緊急時の現金が足りなくなると、値下がりしたときに売らざるを得なくなります。続けられる金額を優先してください。
このデータはいつ更新されますか
金融庁は定期的に調査結果を公表しており、直近は6月末時点と12月末時点の結果です。2025年12月末時点の結果は2026年7月3日に公表されました。次の結果が出たら、この記事の数字も更新します。
まとめ
- 2025年の新NISAの平均投資額は、買付があった口座で年103.5万円、全口座で年65.6万円
- 一番多いのは年60万円以下の層で、満額近くまで使う人は5.7%
- つみたて投資枠の平均は年44.8万円、成長投資枠は年120.1万円
- 平均より、自分が続けられる金額を優先する
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