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病気、出産、離職、介護、住宅購入など、家計が大きく動くときには公的な支援制度を使える可能性があります。ただし、申請すればもらえるお金は、自動的に全員へ振り込まれるわけではありません。加入歴、所得、年齢、支出内容、申請期限などの要件を満たし、必要書類を出して初めて受け取れる制度が大半です。
この記事では、2026年9月4日時点の公式情報を基に、個人や世帯が確認したい55制度をまとめました。現金給付だけでなく、医療・介護の払い戻し、税負担を軽くする控除、返済が必要な貸付、保険料の免除も含みます。金額が全国一律でない制度や、予算がなくなり次第終了する事業もあるため、一覧で見つけた後は必ず申請先の最新案内を確認してください。
最初に押さえる3点
- 給付と助成は支給要件を満たせば原則として返済不要ですが、貸付は返済が必要です。
- 所得控除は記載額がそのまま戻る制度ではなく、所得税・住民税の計算上の負担を軽くする仕組みです。
- 自治体制度は対象年齢、所得基準、金額、受付期間が自治体によって異なります。
申請すればもらえるお金を5種類に分けて理解する

「もらえるお金」という言葉だけで探すと、税控除や貸付まで返済不要の現金給付だと誤解しやすくなります。まず制度の性格を区別しましょう。
| 種類 | 家計への効果 | 代表例 | 返済 |
|---|---|---|---|
| 現金給付・手当 | 要件に応じて指定口座へ支給 | 児童手当、障害年金 | 適正受給なら不要 |
| 保険給付・払い戻し | 休業中の所得や高額な自己負担を補う | 傷病手当金、高額療養費 | 適正受給なら不要 |
| 補助・助成 | 対象経費の一部を補助 | 住宅省エネ補助、就学援助 | 適正利用なら不要 |
| 税控除・税額控除 | 課税所得または税額を減らす | 医療費控除、住宅ローン減税 | 返済の概念なし |
| 貸付・免除・猶予 | 低利融資や支払い時期の繰り延べ | 生活福祉資金、年金保険料免除 | 貸付は原則必要 |
2024年版から特に変わった2026年の重要ポイント
制度名だけを古い一覧から写すと、対象年齢や給付率を間違えるおそれがあります。2026年版で特に注意したい改正は次のとおりです。
| 分野 | 2026年9月時点の確認ポイント |
|---|---|
| 児童手当 | 所得制限は撤廃済みで、対象は高校生年代まで。第3子以降は月3万円です。 |
| 妊娠支援 | 妊婦のための支援給付が法定制度となり、妊婦認定後5万円と胎児数の届出後に胎児1人当たり5万円が基本です。 |
| 高校授業料 | 2026年度は所得制限を撤廃した就学支援金制度が施行されています。ただし、教材費など授業料以外まで一律無料になる意味ではありません。 |
| 大学など | 2025年度から多子世帯の学生には、一定の要件の下で所得制限なく授業料・入学金の減免が拡大されています。 |
| 高額療養費 | 2026年8月診療分から月額上限が見直され、新たに年間上限が設けられました。年齢と所得区分で上限が変わります。 |
| 育児休業 | 出生後休業支援給付金と育児時短就業給付金は2025年4月に始まっており、2026年も利用できます。 |
| 住宅 | 住宅ローン減税は2026年から2030年入居分へ延長。住宅省エネ2026は申請額が予算上限に達すると受付終了です。 |
自分に関係する制度を早く見つける方法
| 今の状況 | 先に見る番号 | 最初の相談先 |
|---|---|---|
| 医療費が高い | 3、4、28、29 | 加入する医療保険、税務署 |
| 妊娠・出産した | 14から18、51、52 | 市区町村、勤務先、健康保険 |
| 子どもの教育費が重い | 23から27 | 学校、市区町村、都道府県、JASSO |
| 介護や障害に備えたい | 29から39 | 市区町村、年金事務所、医療保険 |
| 住宅を買う・直す | 40から46 | 税務署、登録事業者、市区町村 |
| 退職・再就職・休業した | 47から55 | ハローワーク、勤務先 |
暮らし・税・生活再建で確認したい12制度

税控除は確定申告や年末調整によって税負担を調整する制度です。支払った額が全額戻るわけではありません。給付や貸付とは分けて判断してください。
| 番号・制度 | 対象と支援内容 | 申請先・注意点 |
|---|---|---|
| 1 雑損控除 税控除 | 災害、盗難、横領により生活用資産に損害を受けた場合の所得控除です。控除額は損害額、関連支出、保険金、所得から計算します。 | 確定申告で税務署へ。詐欺・恐喝の損失や生活に通常必要でない資産は原則対象外です。国税庁の雑損控除 |
| 2 上場株式等の譲渡損失の損益通算・繰越控除 税控除 | 一定の上場株式等の譲渡損失を申告分離課税の配当所得等と通算し、残った損失を翌年以後3年間繰り越せる制度です。 | 確定申告が必要です。NISA口座の損失は税務上ないものとされ、通算・繰越はできません。国税庁の株式損失の取扱い |
| 3 医療費控除 税控除 | 本人や生計を一にする家族のために、その年に支払った対象医療費が一定額を超える場合の所得控除です。控除上限は200万円です。 | 確定申告で税務署へ。高額療養費や保険金など、医療費を補てんする金額は対象医療費から差し引きます。国税庁の医療費控除 |
| 4 セルフメディケーション税制 税控除 | 健康診査や予防接種など一定の取組を行った人が対象医薬品を年間1万2,000円超購入した場合、超過部分を最大8万8,000円控除できます。 | 通常の医療費控除との選択制です。2026年12月31日までの購入分が現行制度の対象期間です。 |
| 5 生命保険料控除 税控除 | 対象となる生命保険、介護医療保険、個人年金保険の保険料を支払った人が受けられる所得控除です。 | 会社員は年末調整、必要に応じて確定申告。契約日や区分で控除限度額が変わるため、控除証明書を確認します。国税庁の生命保険料控除 |
| 6 地震保険料控除 税控除 | 本人や生計を一にする親族が所有する居住用家屋・生活用動産の地震保険料を支払った場合の所得控除です。 | 年末調整または確定申告。火災保険料全般が対象になる制度ではありません。国税庁の地震保険料控除 |
| 番号・制度 | 対象と支援内容 | 申請先・注意点 |
|---|---|---|
| 7 寄附金控除・ふるさと納税 税控除 | 国、自治体、一定の公益法人などへの対象寄附について所得控除や税額控除を受ける仕組みです。ふるさと納税は上限内なら自己負担2,000円を除く部分が所得税・住民税から控除されます。 | 確定申告または要件を満たすワンストップ特例。返礼品の価格ではなく税控除の制度で、控除上限は所得や家族構成で変わります。国税庁の寄附金控除 |
| 8 年金生活者支援給付金 給付 | 公的年金等の収入や所得が一定基準以下の年金受給者を支援する給付です。老齢、障害、遺族の各基礎年金に対応する給付があります。 | 日本年金機構から届く請求書などで手続き。年齢、世帯の住民税課税状況、所得などの要件があります。厚生労働省の制度案内 |
| 9 埋葬料・埋葬費・葬祭費 保険給付 | 協会けんぽでは被保険者などが亡くなったとき、要件に応じて埋葬料5万円または実費相当の埋葬費を上限5万円まで支給。国民健康保険の葬祭費は自治体が定めます。 | 加入していた健康保険または市区町村へ。誰が申請できるか、死亡後の期限、必要な領収書を確認します。協会けんぽの案内 |
| 10 国民年金保険料の免除・納付猶予 免除・猶予 | 所得が少ない、失業したなどの事情がある第1号被保険者について、審査により全額・一部免除または納付猶予を受けられます。 | 市区町村、年金事務所、マイナポータル。2026年度は2026年7月から2027年6月で、原則2年1か月前まで遡及申請できます。将来の年金額への影響にも注意します。日本年金機構の電子申請案内 |
| 11 生活福祉資金貸付制度 貸付 | 他から借りることが困難な低所得世帯、障害者世帯、高齢者世帯などへの貸付です。総合支援資金、福祉資金、教育支援資金などがあります。 | 市区町村社会福祉協議会へ相談。これは給付ではなく返済が必要です。資金種別、保証人、償還可能性の審査があります。厚生労働省の制度案内 |
| 12 住居確保給付金 給付 | 離職、廃業、本人都合によらない収入減少などにより住居を失うおそれがある人へ、要件の範囲内で家賃相当額を支給します。原則3か月で、延長により最長9か月です。 | 自立相談支援機関へ。所得・資産・求職活動などの要件があり、原則として貸主等へ直接支払われます。2025年4月から家賃の低い住宅への転居費用補助も加わりました。厚生労働省の制度案内 |
結婚・妊娠・子育て・教育で確認したい15制度

子育て分野は全国制度と自治体独自制度が混在します。出生届を出せばすべて完了するとは限りません。里帰り出産、転居、公務員、別居監護などでは申請先や必要書類が変わることがあります。
| 番号・制度 | 対象と支援内容 | 申請先・注意点 |
|---|---|---|
| 13 結婚新生活支援事業 自治体補助 | 新婚世帯の住宅取得費、家賃、引越費用、リフォーム費用などを補助する事業です。国の交付金を活用して参加自治体が実施します。 | 実施自治体へ。年齢、世帯所得、婚姻日、対象経費、上限額は自治体の年度要綱で確認します。全国どこでも同額を受け取れる制度ではありません。こども家庭庁の地域少子化対策 |
| 14 妊婦のための支援給付 給付 | 妊婦給付認定後に5万円、妊娠している子どもの人数の届出後に胎児1人当たり5万円を支給する制度です。伴走型相談支援と組み合わせて実施されます。 | 住民票のある市区町村へ。流産・死産の場合も対象になり得るため自治体に確認してください。こども家庭庁の制度案内 |
| 15 妊婦健康診査の公費助成 自治体助成 | 妊婦健診の費用を受診票などで公費負担する制度です。標準的な検査項目を基に自治体が実施します。 | 市区町村の母子保健窓口へ。助成回数、上限、対象検査、里帰り受診時の償還払いは自治体によって異なります。こども家庭庁の妊娠・出産案内 |
| 16 出産育児一時金 保険給付 | 公的医療保険の被保険者・被扶養者が出産した場合、原則1児につき50万円を支給します。産科医療補償制度の対象外などでは48万8,000円です。 | 加入する健康保険へ。直接支払制度を使うと保険者から医療機関へ支払われ、出産費用との差額を精算します。協会けんぽの出産給付 |
| 17 出産手当金 保険給付 | 会社員など健康保険の被保険者本人が出産のため仕事を休み、給与を受けられない場合に、原則として出産前42日から出産後56日まで支給されます。 | 勤務先経由などで健康保険へ。1日当たりの支給額は標準報酬を基に計算し、おおむね3分の2です。国民健康保険には全国一律の同制度はありません。 |
| 番号・制度 | 対象と支援内容 | 申請先・注意点 |
|---|---|---|
| 18 児童手当 給付 | 0歳から高校生年代までが対象です。3歳未満は第1・2子が月1万5,000円、3歳から高校生年代は月1万円、第3子以降は年齢にかかわらず月3万円です。 | 市区町村へ。公務員は勤務先が窓口になる場合があります。出生・転入時は原則15日以内の申請が重要です。こども家庭庁の児童手当 |
| 19 児童扶養手当 給付 | 離婚などにより父または母と生計を同じくしていない児童を養育するひとり親等へ支給します。所得により全部支給、一部支給、支給停止に分かれます。 | 市区町村へ。2024年11月に所得限度額と第3子以降の加算額が引き上げられています。公的年金との調整がある場合も手続きが必要です。こども家庭庁の制度案内 |
| 20 特別児童扶養手当 給付 | 精神または身体に一定の障害がある20歳未満の児童を家庭で養育する父母等への手当です。2026年4月分から月額は1級5万8,450円、2級3万8,930円です。 | 市区町村へ。所得制限があり、障害の状態を確認する診断書などが必要です。施設入所や他制度との関係も確認します。厚生労働省の制度案内 |
| 21 こども医療費助成 自治体助成 | 子どもの保険診療の自己負担を自治体が助成する制度です。受給者証による窓口負担の軽減や、後日の償還払いがあります。 | 市区町村へ。対象年齢、所得制限、一部自己負担、入院時食事代、県外受診の扱いは自治体によって異なります。 |
| 22 未熟児養育医療 公費負担 | 出生時の体重や生活力など一定の基準に該当し、指定養育医療機関で入院治療が必要な乳児の医療費を公費で負担します。 | 市区町村へ原則として治療開始後速やかに申請。世帯所得に応じた自己負担が生じる場合があり、こども医療費助成と調整されることがあります。 |
| 番号・制度 | 対象と支援内容 | 申請先・注意点 |
|---|---|---|
| 23 幼児教育・保育の無償化 利用料軽減 | 幼稚園、保育所、認定こども園などを利用する3歳から5歳の子どもと、住民税非課税世帯の0歳から2歳の子どもの利用料が対象です。 | 施設・市区町村へ。送迎費、食材料費、行事費などは原則対象外。認可外保育施設や預かり保育は保育の必要性の認定と上限があります。こども家庭庁の無償化概要 |
| 24 就学援助 自治体助成 | 経済的理由で小中学校への就学が困難な世帯に、学用品費、給食費、修学旅行費、オンライン学習通信費などを援助します。 | 学校または市区町村教育委員会へ。準要保護世帯の認定基準と対象費目は自治体ごとに異なり、年度ごとの申請が一般的です。文部科学省の就学援助 |
| 25 高等学校等就学支援金 授業料支援 | 高校等の授業料に充てる返還不要の支援です。2026年度は所得制限を撤廃した制度が施行され、公立全日制の授業料相当を基本に、私立等には学校種別の上限があります。 | 在学する学校を通じて申請。学校納付金すべてが無料になる制度ではなく、休学、転校、在学期間などの要件があります。文部科学省の高校支援 |
| 26 高校生等奨学給付金 給付 | 授業料以外の教育費を支援する返還不要の給付です。生活保護受給世帯や住民税非課税世帯などが主な対象です。 | 居住する都道府県または学校へ。給付額、募集時期、家計急変世帯の扱いは都道府県ごとに異なります。文部科学省の奨学給付金 |
| 27 高等教育の修学支援新制度 減免・給付奨学金 | 大学、短大、高専、専門学校の授業料・入学金減免と給付型奨学金です。2025年度から多子世帯は一定要件の下で授業料・入学金減免が所得制限なく拡大されました。 | 学校またはJASSOへ。多子世帯でも自動適用ではなく、扶養状況、資産、学業、対象校などの要件があります。給付奨学金は別の所得区分で判定されます。文部科学省の修学支援新制度 |
医療・介護・障害で確認したい12制度

医療費の支援は、窓口負担を事前に抑える方法と、支払った後に申請して戻す方法があります。マイナ保険証で限度額情報を提供できる場合でも、世帯合算や対象外費用を含むケースでは保険者への確認が必要です。
| 番号・制度 | 対象と支援内容 | 申請先・注意点 |
|---|---|---|
| 28 高額療養費 保険給付 | 1か月の保険診療の自己負担が年齢・所得に応じた上限を超えたとき、超過分を支給します。2026年8月診療分から月額上限が見直され、8月から翌年7月を単位とする年間上限も新設されました。 | 加入する医療保険へ。差額ベッド代、食事代、先進医療などは対象外。多数回該当や世帯合算も確認します。厚生労働省の2026年改定案内 |
| 29 高額医療・高額介護合算療養費 保険給付 | 同一の医療保険世帯で、毎年8月1日から翌年7月31日までの医療保険と介護保険の自己負担合計が基準額を超えた場合に超過分を支給します。 | 基準日時点で加入する医療保険へ。医療と介護の両方に自己負担が必要で、所得・年齢により基準額が変わります。厚生労働省の合算制度 |
| 30 高額介護サービス費 介護保険給付 | 1か月に支払った介護保険サービスの利用者負担の世帯合計が所得区分ごとの上限を超えた場合、超過分を支給します。 | 市区町村の介護保険窓口へ。食費、居住費、日常生活費、住宅改修など対象外の費用があります。案内が届いても申請が必要な自治体があります。厚生労働省の制度概要 |
| 31 介護保険の住宅改修費 介護保険給付 | 要支援・要介護認定を受けた人が手すりの取付け、段差解消など対象工事を行う場合、原則20万円の支給限度基準額の範囲で保険給付を受けられます。 | 工事前にケアマネジャーへ相談し、市区町村へ事前申請。無断で着工すると対象外になるおそれがあります。所得に応じて1割から3割の自己負担です。厚生労働省の住宅改修案内 |
| 32 介護保険の特定福祉用具購入費 介護保険給付 | 腰掛便座、入浴補助用具など貸与になじまない対象福祉用具を指定事業者から購入した場合、年間10万円を上限とする費用の一部が給付されます。 | 購入前にケアマネジャーや福祉用具専門相談員へ相談。指定外の事業者や対象外製品では給付されません。 |
| 33 傷病手当金 保険給付 | 健康保険の被保険者本人が業務外の病気・けがで連続3日を含む4日以上仕事を休み、給与を受けられない場合、標準報酬を基におおむね3分の2を支給します。 | 加入する健康保険へ。支給期間は通算1年6か月。業務上・通勤災害は労災保険が原則で、国民健康保険には全国一律の傷病手当金はありません。協会けんぽの傷病手当金 |
| 番号・制度 | 対象と支援内容 | 申請先・注意点 |
|---|---|---|
| 34 障害年金 年金給付 | 病気やけがで法令上の障害状態に該当し、初診日と保険料納付などの要件を満たす人へ支給。2026年度の障害基礎年金は1級年105万9,125円、2級年84万7,300円が基本です。 | 年金事務所または市区町村へ。障害者手帳とは認定基準が別です。事後重症請求は請求翌月からとなるため、初診日の資料を早めに集めます。日本年金機構の障害基礎年金 |
| 35 特別障害者手当 給付 | 在宅で、著しく重度の障害により日常生活で常時特別の介護を必要とする20歳以上の人が対象です。2026年4月分から月3万450円です。 | 市区町村へ。本人、配偶者、扶養義務者の所得制限があり、施設入所中や長期入院中などは対象外になる場合があります。厚生労働省の制度案内 |
| 36 障害児福祉手当 給付 | 在宅で、重度の障害により日常生活で常時の介護を必要とする20歳未満の人が対象です。2026年4月分から月1万6,560円です。 | 市区町村へ。所得制限、施設入所、障害を理由とする年金受給などの要件を確認します。厚生労働省の制度案内 |
| 37 自立支援医療 医療費軽減 | 精神通院医療、更生医療、育成医療について、対象治療の自己負担を原則1割とし、所得等に応じた月額上限を設ける制度です。 | 市区町村などへ事前に申請。指定自立支援医療機関での対象医療に限られ、診断書や更新手続きが必要です。厚生労働省の自立支援医療 |
| 38 補装具費支給制度 費用支給 | 障害者、障害児、一定の難病患者が義肢、装具、車いす、補聴器などを購入・修理・借受けする際、基準額から利用者負担を除いた額を支給します。 | 購入前に市区町村へ申請し、判定・決定を受けます。自己負担は原則1割で所得に応じた月額上限があり、一定以上の所得では対象外の場合があります。厚生労働省の補装具費 |
| 39 小児弱視等の治療用眼鏡の療養費 保険給付 | 9歳未満の小児が弱視、斜視、先天白内障術後の屈折矯正の治療用として医師の指示で眼鏡やコンタクトレンズを作った場合、基準額の範囲で療養費の対象になります。 | 加入する健康保険へ。医師の作成指示書、領収書などが必要です。年齢によって再作成までの装着期間要件があります。協会けんぽの療養費案内 |
住まい・省エネ・移住・災害で確認したい7制度

住宅補助は、契約や着工の後では申請できないことがあります。特に住宅省エネ2026キャンペーンは登録事業者が申請し、補助金は工事代金への充当または現金還元という流れです。消費者が国へ直接申請する制度ではありません。
| 番号・制度 | 対象と支援内容 | 申請先・注意点 |
|---|---|---|
| 40 住宅ローン減税 税額控除 | 一定の住宅ローンで住宅を取得・増改築し居住した場合、年末残高の0.7%を所得税などから控除します。2026年から2030年入居分へ延長され、住宅性能や新築・既存の別で借入限度額と控除期間が変わります。 | 初年度は原則確定申告、会社員は2年目以降に年末調整が可能。所得2,000万円以下、床面積、居住開始、返済期間などの要件を確認します。国土交通省の住宅税制 |
| 41 みらいエコ住宅2026の新築支援 補助 | 一定の省エネ性能を持つ新築が対象です。基本額はGX志向型住宅が地域区分により110万円または125万円、長期優良住宅が75万円または80万円、ZEH水準住宅が35万円または40万円です。 | 建築事業者が申請。長期優良住宅とZEH水準住宅は子育て世帯・若者夫婦世帯が対象で、GX志向型住宅は全世帯が対象です。床面積、立地、工事時期などの要件があります。住宅省エネ2026の新築概要 |
| 42 みらいエコ住宅2026のリフォーム支援 補助 | 開口部・躯体の断熱改修、エコ住宅設備など、一定の省エネリフォームを支援します。必須工事の組合せや住宅性能で上限が変わります。 | 登録事業者が申請。1申請当たりの補助額下限、対象製品、対象工事、他制度との重複制限を契約前に確認します。住宅省エネ2026のリフォーム概要 |
| 43 先進的窓リノベ2026 補助 | 高断熱性能のガラス交換、内窓設置、外窓交換などを製品性能とサイズに応じて補助します。工事内容ごとに1枚または1か所当たりの定額です。 | 登録事業者が申請。対象製品への登録、最低補助額、同じ窓への他補助との重複不可などを確認します。住宅省エネ2026の対象工事マップ |
| 番号・制度 | 対象と支援内容 | 申請先・注意点 |
|---|---|---|
| 44 給湯省エネ2026 補助 | 対象となる高効率給湯器の導入を支援します。基本額はエコキュート7万円、ハイブリッド給湯機10万円、エネファーム17万円で、性能や撤去工事により加算があります。 | 登録事業者が申請。新築でみらいエコ住宅2026と重複申請できない場合があり、製品型番と設置条件を確認します。給湯省エネ2026公式サイト |
| 45 地方創生移住支援金 自治体給付 | 東京圏から対象地域へ移住し、就業、テレワーク、起業などの要件を満たす人を支援します。国の仕組み上の上限は世帯100万円以内、単身60万円以内で、18歳未満1人につき最大100万円の加算があります。 | 移住先自治体へ。移住元、移住先、就業等、継続居住、転入後1年以内の申請などの要件があり、実施の有無と金額は自治体が定めます。地方創生の移住支援金 |
| 46 被災者生活再建支援金 給付 | 制度が適用された自然災害で住宅が全壊するなど、生活基盤に著しい被害を受けた世帯へ支給します。複数人世帯は被害程度と再建方法に応じて最大300万円です。 | 市区町村へ。罹災証明書を取得し、基礎支援金と加算支援金の申請期限を災害ごとに確認します。単身世帯は原則各支給額の4分の3です。内閣府の適用・支給状況 |
住宅省エネ2026の注意
各事業は予算上限に達し次第、予約を含む受付が終了します。公式サイトは2026年9月4日時点の予算消化状況を公開しています。見積書に補助金予定額が書かれていても交付決定が保証されるわけではないため、契約書の還元方法と不採択時の負担を確認してください。
仕事・離職・再就職・学びで確認したい9制度

雇用保険の給付は、勤務先経由で申請するものと本人がハローワークで申請するものがあります。離職理由、被保険者期間、休業期間、休業中の賃金で判定が変わるため、会社の案内だけで対象外と決めず、ハローワークにも確認すると安全です。
| 番号・制度 | 対象と支援内容 | 申請先・注意点 |
|---|---|---|
| 47 雇用保険の基本手当 保険給付 | 働く意思と能力があり求職活動をしている離職者へ、離職前賃金、年齢、被保険者期間、離職理由に応じて支給します。 | 住所地を管轄するハローワークへ。自己都合退職の給付制限は2025年4月から原則1か月ですが、5年以内に3回以上の自己都合離職などでは3か月となる場合があります。ハローワークの基本手当 |
| 48 再就職手当 保険給付 | 基本手当の受給資格者が所定給付日数の3分の1以上を残して安定した職業に就くなどの要件を満たすと、残日数に応じた一時金を受け取れます。 | 就職日の翌日から1か月以内を目安にハローワークへ。待期満了後の就職、1年を超えて勤務する見込み、前の事業主との関係など複数要件があります。 |
| 49 就業促進定着手当 保険給付 | 再就職手当を受け、同じ事業主に6か月以上雇用され、再就職後の賃金が離職前より低い場合に差額の一部を支給します。 | 再就職後6か月経過後にハローワークへ。2025年4月以降の再就職では支給上限が基本手当の支給残日数相当額の20%へ見直されています。 |
| 50 教育訓練給付金 保険給付 | 雇用保険の要件を満たす人が厚生労働大臣指定講座を受講した場合、一般、特定一般、専門実践の区分に応じて受講費用の一部を支給します。 | ハローワークへ。専門実践は条件達成により最大80%、年間上限64万円まで拡充されています。受講前のキャリアコンサルティングや資格確認が必要な区分があります。厚生労働省の教育訓練給付 |
| 51 育児休業給付金 保険給付 | 原則1歳未満の子を養育するため育児休業を取得した雇用保険被保険者に、休業開始時賃金日額の67%、181日目以降は50%相当を支給します。 | 原則勤務先経由でハローワークへ。被保険者期間、就業日数、休業中賃金などの要件と支給上限があります。 |
| 番号・制度 | 対象と支援内容 | 申請先・注意点 |
|---|---|---|
| 52 出生後休業支援給付金 保険給付 | 子の出生直後の一定期間に、原則として両親がともに14日以上の育児休業を取った場合、最大28日分について休業開始前賃金の13%相当を上乗せします。育児休業給付と合わせた給付率は80%です。 | 原則勤務先経由でハローワークへ。一人親や配偶者が休業できない一定の場合は例外があります。「手取り10割相当」は社会保険料免除と非課税を加味した説明で、額面賃金の100%支給ではありません。厚生労働省の要件確認 |
| 53 育児時短就業給付金 保険給付 | 2歳未満の子を養育するため時短勤務し、一定の賃金低下がある雇用保険被保険者に、原則として時短勤務中の賃金の10%相当を支給します。 | 原則勤務先経由でハローワークへ。時短前の賃金水準、実際の賃金、被保険者期間などで減額・不支給になる場合があります。厚生労働省の育児休業等給付 |
| 54 介護休業給付金 保険給付 | 家族を介護するため休業した雇用保険被保険者に、休業開始時賃金日額の67%相当を、対象家族1人につき通算93日まで、3回を上限に分割して支給します。 | 原則勤務先経由でハローワークへ。休業中に賃金が支払われると減額・不支給の場合があり、介護休暇とは別制度です。厚生労働省の介護休業給付Q&A |
| 55 高年齢雇用継続給付 保険給付 | 60歳到達時などに比べ賃金が75%未満に低下した状態で働く、60歳以上65歳未満の一定の一般被保険者に支給します。 | 原則勤務先経由でハローワークへ。2025年4月1日以降に60歳へ到達する人などは最大給付率が賃金の10%に引き下げられています。厚生労働省の変更案内 |

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申請期限で取りこぼさないための確認表

期限は制度ごとに起算日が違います。「2年以内」と聞いていても、受診日、休業日、死亡日、就職日など、どの日から数えるかで結果が変わります。次の表は行動順の目安であり、法定期限そのものは申請先で確認してください。
| 時期 | 先にすること | 理由 |
|---|---|---|
| 契約・着工・購入前 | 住宅補助、介護住宅改修、補装具・福祉用具の事前申請を確認 | 事後申請では対象外になる制度があるため |
| 出生・転入後すぐ | 児童手当、妊婦給付、医療証の申請先を確認 | 児童手当は原則15日以内の手続きが重要なため |
| 退職後すぐ | ハローワークで求職申込み、年金・健康保険の切替 | 待期や給付制限、保険料免除の審査に関係するため |
| 高額な支払い前 | 限度額情報、直接支払、受領委任の利用可否を確認 | 一時的な立替額を抑えられる場合があるため |
| 年度替わり | 就学援助、奨学給付金、保育、自治体助成を再申請 | 毎年度の所得や在籍状況で再判定される制度が多いため |
| 確定申告前 | 医療費、寄附、災害損失、株式損失の資料を整理 | 保険金や既利用控除との二重計上を防ぐため |
制度を見つけてから申請するまでの6ステップ
- 制度の種類を確認する
現金給付、税控除、貸付、免除のどれかを確認します。手元に現金が入る時期も違います。 - 対象期間を確認する
支出日、診療月、休業開始日、入居年、子どもの年齢など、基準日を確認します。 - 世帯単位か個人単位か確認する
所得や資産を本人だけで判定する制度と、配偶者・世帯主・扶養義務者まで見る制度があります。 - 申請前に公式窓口へ問い合わせる
自治体サイトでは制度名に地域名を加えて検索し、年度、受付中か、予算残額、必要書類を確認します。 - 証拠書類を保存する
領収書、契約書、診断書、離職票、給与明細、罹災証明書、本人確認書類などを制度別に分けます。 - 入金・控除後も記録を残す
支給決定通知、税申告データ、還元明細を保存し、二重申請や翌年度の申告漏れを防ぎます。
| 確認項目 | 質問の例 |
|---|---|
| 対象者 | 年齢、所得、加入期間、居住地、雇用形態の条件を満たすか |
| 対象経費 | 保険診療、授業料、家賃、工事代など、どこまで含まれるか |
| 申請前要件 | 購入、着工、受講、転居より前の承認が必要か |
| 併用 | 他の給付、保険金、税控除と併用または調整されるか |
| 期限 | いつから数えて何日・何年以内か、消印か必着か |
| 課税関係 | 非課税か、一時所得・雑所得などの申告が必要か |
よくある質問

申請すれば誰でも必ず受け取れますか
いいえ。すべての制度に支給要件や審査があります。所得、資産、年齢、加入期間、支出内容、居住地、申請期限などを満たす必要があります。制度名だけで判断せず、公式の要綱や申請窓口で確認してください。
給付金の情報は役所から必ず通知されますか
通知される制度もありますが、全制度について個別通知が届くわけではありません。行政が世帯の雇用、病気、支出、契約内容をすべて把握しているわけでもありません。ライフイベントが起きたら、市区町村、加入する保険、勤務先、ハローワークの順に確認すると見つけやすくなります。
税控除は控除額と同じ金額が振り込まれますか
原則として同額は戻りません。所得控除は課税対象の所得を減らす仕組みで、実際の減税額は控除額に税率を掛けた額などで決まります。住宅ローン減税は税額控除ですが、納める所得税・住民税や制度上限を超えて無制限に還付されるものではありません。
会社員でも確定申告が必要ですか
医療費控除、雑損控除、株式損失の繰越、住宅ローン減税の初年度などは、会社員でも原則として確定申告が必要です。生命保険料控除などは年末調整で処理できる場合があります。
高額療養費と医療費控除は併用できますか
併用できますが、医療費控除を計算するときは、高額療養費として補てんされた額を対象医療費から差し引きます。同じ医療費を二重に負担軽減する計算にはできません。
2026年8月から高額療養費はどう変わりましたか
年齢・所得区分に応じた月額上限が見直され、8月から翌年7月までを計算期間とする年間上限が新設されました。多数回該当の上限は据え置かれています。自分の具体的な限度額は加入する医療保険へ確認してください。
児童手当は高校生なら全員同額ですか
第1子・第2子は高校生年代まで月1万円、第3子以降は月3万円です。多子加算の数え方には22歳年度末までの兄姉について経済的負担があることなどの条件があるため、別居や進学中の兄姉がいる場合は市区町村へ確認してください。
高校の授業料は2026年から完全無料ですか
就学支援金は授業料に充てる制度です。学校種別ごとに支給上限があり、入学金、教材費、制服代、施設費、修学旅行費まで一律に無料になるわけではありません。低所得世帯は高校生等奨学給付金も併せて確認してください。
住宅省エネ補助は工事後に自分で申請できますか
住宅省エネ2026キャンペーンは、原則として登録事業者が交付申請します。対象製品・工事、契約時期、着工時期、最低補助額などの要件があり、予算上限で早期終了します。契約前に登録状況と還元方法を書面で確認してください。
失業給付を受けながら教育訓練給付金も使えますか
要件を満たせば利用できる場合があります。ただし、講座区分、受講開始時点の雇用保険資格、基本手当との日程、教育訓練支援給付金の要件などが関係します。受講を申し込む前にハローワークで受給資格を照会してください。
自治体の補助金は隣の市と同じですか
同じとは限りません。こども医療費助成、結婚新生活支援、妊婦健診、就学援助などは、年齢、所得制限、自己負担、上限、対象経費が自治体によって異なります。転居した場合は旧住所地の受給者証や認定がそのまま使えないことがあります。
貸付も「もらえるお金」に含まれますか
本記事では見落とし防止のために掲載していますが、給付ではありません。生活福祉資金などの貸付は返済が必要で、返済能力の審査もあります。償還免除の規定がある場合でも、最初から免除を前提に借りることはできません。
申請期限を過ぎたら絶対に無理ですか
法定期限を過ぎると受給できないのが原則ですが、災害や特別な事情による延長、遡及できる制度、期限の起算日を誤認しているケースもあります。自己判断で諦めず、申請先に支出日や休業日などを伝えて確認してください。
受け取った給付金には税金がかかりますか
児童手当、雇用保険の給付、健康保険の保険給付など、法律上非課税とされるものがあります。一方、自治体の助成金や民間の給付は目的・根拠により扱いが異なります。支給決定通知を保存し、不明なら税務署や税理士へ確認してください。
制度をまとめて相談できる窓口はありますか
生活全般に困っている場合は、市区町村の福祉窓口や自立相談支援機関が入口になります。子育ては市区町村の子育て窓口、医療は加入保険、仕事はハローワーク、年金は年金事務所が基本です。複数制度にまたがるときは、相談日と担当窓口、回答内容を記録しておくと手続きが進みやすくなります。
まとめ

2026年の申請すればもらえるお金を探すときは、金額の大きさだけでなく、制度の種類、対象期間、申請前要件、併用調整を確認することが重要です。特に2026年は、高額療養費、住宅ローン減税、高校授業料支援、子育て・休業給付などに新しい条件や改正が反映されています。
まずは自分のライフイベントに近い番号を選び、公式ページを開いてください。そのうえで申請先へ「私は対象か」「いつまでか」「購入や契約の前に必要な手続きはあるか」「他の給付と調整されるか」の4点を確認しましょう。制度を正しく使う近道は、古い金額の一覧を信じ切ることではなく、現在の要件を一次情報で照合することです。
本記事は2026年9月4日時点の公式情報を基にした一般的な解説です。個別の受給可否、税額、審査結果を保証するものではありません。制度改正、自治体の要綱、予算執行状況により内容が変わるため、申請前に必ず所管機関へご確認ください。