この記事は、SNSで有料noteを無理なく売る方法を2回に分けて解説するシリーズの第1回(準備編)です。記事を書く前に決めておく、テーマ、ジャンル、キーワードの選び方を、noteのヘルプセンターとGoogleの公式ガイドで確認してまとめました。以前の記事にあった「noteは検索で上位に表示されやすい」「反応を続けると露出が増える」といった説明は、公式の資料で確認できなかったため外しています。2026年10月2日時点で押さえたいのは次の点です。
- noteの記事は、SNS、note内の検索やハッシュタグ、Googleなどの検索の3つから読まれる。SNSだけに頼らなくてよい
- noteの公式は、ハッシュタグを3〜5個つけることをすすめている
- Googleは、検索エンジンではなく、読む人を第一に考えた内容を作るようにすすめている。キーワードを詰め込む書き方はしない
- テーマは、自分の経験から答えられる悩みの中から選ぶ
- 有料記事の価格は100円から50,000円まで(プレミアム会員は100,000円まで)
このシリーズの記事
- 準備編(この記事) テーマ、ジャンル、キーワードの選び方
- 実践編 記事の構成・SNSからの案内・手数料
noteの登録や、有料記事の設定の手順はnoteの始め方と有料記事の作り方で解説しています。
SNSを毎日がんばらないと売れないのか
SNSの投稿は、時間がたつと流れていきます。毎日投稿し続けないと読まれなくなる、と感じて疲れてしまう人も多いはずです。
noteの記事が読まれる入口は、SNSだけではありません。
| 入口 | 内容 |
|---|---|
| SNS | 自分の投稿から、記事へ来てもらう |
| noteの中 | ハッシュタグやキーワードのページ、フォローしている人の更新から読まれる |
| 検索 | Googleなどで、悩みを検索した人が記事にたどり着く |
SNSからの入口は、投稿をやめると止まります。noteの中や検索からの入口は、記事が残っているかぎり続きます。どの入口からどのくらい読まれるかは約束できませんが、読む人が探している内容に答える記事を増やしておくと、SNSの投稿の回数に左右されにくくなります。
noteの中で見つけてもらう仕組み
noteのヘルプセンターは、ハッシュタグについて次のように説明しています。
- 記事を公開するときにハッシュタグをつけると、新しい読者やファンに見つけてもらいやすくなる
- ハッシュタグは、公開するときに設定できる、検索キーワードのようなもの
- ハッシュタグによっては、検索したときに、AIが記事の内容から判断して付けたタグをもとに記事を集めた「キーワードページ」が表示される
- 特別な理由がなければ、3〜5個を目安につける
ハッシュタグのつけ方の4つのポイント
| ポイント | 例 |
|---|---|
| どんなタイプの記事か | 「日記」「エッセイ」「レシピ」 |
| 何のテーマについて書くか | 「学び」「暮らし」「旅行」 |
| シリーズの名前や、商品の名前 | 連載の名前、扱う商品の名前 |
| テーマに関連する言葉 | テーマと一緒に検索されそうな言葉 |
ハッシュタグは、公開設定の画面で入力するか、本文に半角の「#」に続けて書くと設定できます。
以前の記事では「スキやコメントを続けると露出が増える」と書いていましたが、noteは表示の仕組みのくわしい内容を公開していません。ほかの人の記事を読んで反応することは、同じ分野の書き手や読者とつながる方法として続ける、という位置づけにしてください。
テーマの決め方
「何を書けばよいかわからない」ときは、書きたいことから考えるのではなく、自分が答えられる悩みから考えます。
3つの質問
- 自分が過去に困って、解決したことは何か
- 人からよく聞かれることは何か
- その悩みを、今も検索している人がいそうか
3つとも当てはまるものが、最初のテーマになります。
悩みを見つける場所
- 検索の窓に言葉を入れたときに出てくる、候補の言葉
- SNSで、同じ分野の人の投稿に付いている質問
- 自分が始めたころにメモしたこと、調べたこと
- noteのハッシュタグのページで、同じ分野の記事に付いている見出し
ほかの人の記事を写すのではなく、どんな悩みがあるのかを知るために読みます。
ジャンルの選び方
ジャンルは、次の3つが重なるところを選びます。
| 見ること | 内容 |
|---|---|
| 経験 | 自分でやったことがあり、手順や失敗を書ける |
| 続けられるか | 10本以上の記事を書けるだけの話題がある |
| 読む人がいるか | 悩んで検索する人がいる |
お金や健康のジャンルは慎重に
Googleは、人の健康や安全、経済的な安定に大きく影響する話題では、経験、専門性、権威性、信頼性(E-E-A-T)がすぐれた内容を特に重視すると説明しています。中でも、信頼性が最も重要とされています。
- お金や健康の話題を書くときは、自分の経験と、公式の資料をもとにする
- 「必ず稼げる」「絶対に治る」といった断定は書かない
- 事実と違う実績を書くと、景品表示法の問題になるおそれがある
キーワードの選び方
読む人の言葉を使う
キーワードは、読む人が検索の窓に入れる言葉です。専門の言葉ではなく、困っている人がそのまま打ち込む言葉を選びます。
| 書き手が使いがちな言葉 | 読む人が検索する言葉の例 |
|---|---|
| noteの運用について | note 書くことがない |
| 収益化の考え方 | note 有料 売れない |
| 読者との関係づくり | note フォロワー 増えない |
1つの記事に、1つの悩み
1つの記事で答える悩みは、1つにします。いくつもの悩みを1本に入れると、タイトルがぼやけて、だれに向けた記事かがわからなくなります。
タイトルと冒頭に入れる
- タイトルに、読む人が検索する言葉を入れる
- 冒頭で、だれに向けた記事か、読むと何がわかるかを書く
- 見出しにも、悩みに対応する言葉を入れる
やってはいけない書き方
Googleは、検索エンジンでの順位を上げることを主な目的にした内容ではなく、読む人を第一に考えた内容を作るようにすすめています。次のような作り方は、見直しが必要な例として挙げられています。
- 検索からのアクセスを増やすことが、主な目的になっている
- 上位に表示されることを期待して、いろいろな話題の記事を大量に作っている
- 記事のかなりの部分を、自動化で作っている
- 自分の考えを加えずに、ほかの人の意見を要約しているだけ
- 読み終わっても、もう一度検索しないと答えがわからない
- 決まった文字数がよいと聞いて、その文字数に合わせて書いている
キーワードは、読む人の悩みを知るために使います。同じ言葉を何度も入れることが目的ではありません。
有料にする記事の決め方
無料の記事と、有料の記事は、役割を分けます。
| 種類 | 役割 | 内容の例 |
|---|---|---|
| 無料の記事 | 悩みに答えて、見つけてもらう | 始め方、よくある失敗、考え方 |
| 有料の記事 | くわしい手順や、自分の経験をまとめる | 実際にやった手順の全体、使ったテンプレート |
noteのヘルプセンターによると、有料記事の価格は、通常の会員で100円から50,000円までの範囲で決められます。プレミアム会員(月額500円)とnote proの会員は、上限が100,000円になります。
最初の1本は、買った人が「この内容でこの価格なら納得できる」と感じる金額にしてください。手数料を引いたあとの金額は実践編で計算しています。
煽らずに売るために、準備の段階で決めること
- 書けることだけを書く やっていないことを、やったように書かない
- 実績は事実だけ 数字を出すなら、期間と条件も書く
- 「今だけ」「残りわずか」を使わない 事実でない限定の表現は使わない
- だれに向かないかも書く 合わない人が買わずに済むようにする
Threadsからnoteへ案内する方法はThreadsからnoteへ案内して有料記事を販売する方法、noteにアフィリエイトリンクを載せられるかどうかはnoteアフィリエイトはできる?にまとめています。メールで読者に届ける別の方法はSubstackとは何かで紹介しています。
よくある質問
フォロワーが少なくても、有料noteは売れますか
約束はできません。フォロワーの数にかかわらず、ハッシュタグや検索から記事にたどり着く人はいます。まずは無料の記事で、悩みに答える記事を増やしてください。
ハッシュタグは多いほうがよいですか
noteの公式は、3〜5個を目安にすすめています。記事の内容に合うものを選びます。
キーワードはどうやって探せばよいですか
検索の窓に言葉を入れたときの候補や、SNSで見かける質問から、読む人が使っている言葉を探します。
noteの記事は、検索で上位に出やすいですか
公式の資料では確認できませんでした。Googleは、読む人の役に立つ内容かどうかを重視すると説明しています。
AIで書いた記事を売ってもよいですか
Googleは、記事のかなりの部分を自動化で作ることを、見直しが必要な例に挙げています。AIを下書きに使う場合も、自分の経験と確認した事実を加えてください。
まとめ
- noteの記事は、SNS、noteの中、検索の3つの入口から読まれる
- ハッシュタグは3〜5個。記事のタイプ、テーマ、シリーズ名、関連する言葉でつける
- テーマは、自分の経験から答えられる悩みを選ぶ
- キーワードは、読む人が検索する言葉を使い、1つの記事で1つの悩みに答える
- 検索のためだけの記事にしない。読む人を第一に考える
次の記事では、記事の構成と、SNSからの案内のしかたを解説します。
出典はnoteヘルプセンター ハッシュタグとは、noteヘルプセンター ハッシュタグを設定する、noteヘルプセンター 価格の設定とお支払い方法について、noteヘルプセンター noteプレミアム会員でできること、Google 検索セントラル 有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成です。





