暗号資産(仮想通貨)

暗号資産の利回り比較|値上がり・ステーキング・レンディングの違いとリスク

2025年5月3日

※本記事はプロモーションが含まれています。

暗号資産で「利回り」を得る方法には、値上がりを待つ、取引所のステーキングを使う、貸し出して利息を受け取る(レンディング)、の3つがあります。それぞれ、利回りの出どころとリスクが違います。この記事では、各社の公式サイトで確認できる今の利率と、ビットコインの過去の値動きのデータをもとに、違いを整理しました。以前の記事にあった「年平均利回り」の比較は、計算の根拠を示せないため削除しています。2026年10月1日時点で押さえたいのは次の点です。

  • ビットコインの年ごとの値動きは、プラス1,369%からマイナス74%まで幅がある。「年平均の利回り」で考えるのは危険
  • レンディングの利率は、公式サイトの表示で、BitLendingが年8%(BTC、ETH)〜10%(USDT、USDC)、PBRレンディングが年10〜12%
  • レンディングは、貸した暗号資産が返ってこないリスクがある。預金保険の対象ではない
  • 利率が年8%でも、暗号資産の価格が年に50%下がれば、円での価値は減る
  • 2026年7月に成立した改正法で、暗号資産を借り入れる業務に登録が必要になる(施行は公布から1年以内)


利回りを得る3つの方法

方法利回りの出どころ主なリスク
値上がりを待つ買った価格より高く売る価格が下がる。過去に50%を超える下落が何度もある
ステーキング対象の暗号資産を預け、ネットワークの運営に参加した報酬を受け取る価格の下落、引き出せない期間、取引所のリスク
レンディング暗号資産を貸し、利息を受け取る貸した先の破綻、引き出せない期間、価格の下落

どの方法も、元本は保証されていません。

ビットコインの年ごとの値動き

Yahoo Financeの終値(米ドル)で、各年の12月31日どうしを比べた変化です。

年前年末年末変化
2017年964ドル14,156ドル+1,369%
2018年14,156ドル3,743ドル−74%
2019年3,743ドル7,194ドル+92%
2020年7,194ドル29,002ドル+303%
2021年29,002ドル46,306ドル+60%
2022年46,306ドル16,547ドル−64%
2023年16,547ドル42,265ドル+155%
2024年42,265ドル93,429ドル+121%
2025年93,429ドル87,509ドル−6%

2026年は、10月1日の終値が84,174ドルで、前年末から約4%の下落です。

年によって結果が大きく違います。長い期間の平均を出すと高い数字になりますが、その数字は、これからの利回りを示すものではありません。くわしくはビットコインの過去10年間の利回りで解説しています。

レンディングの利率(公式サイトの表示)

サービス利率(年)条件
BitLendingBTC 8%、ETH 8%、XRP 7%、SOL 7%、USDT 10%、USDC 10%返還の手数料は年4回まで無料
PBRレンディング10〜12%(全通貨共通)レギュラーはロック期間1か月、プレミアム(12%)はロック期間1年

利率は、2026年10月2日に各社の公式サイトで確認したものです。利率は変わることがあります。

BitLendingは、利用者から借りた暗号資産を運用し、その収益を利用者に還元する仕組みだと説明しています。運用の実績は、四半期ごとのレポートで会員に公開されています。

BitLendingの公式サイトを見る

貸暗号資産のサービスの始め方は、こちらの記事で紹介しています。

取引所のステーキングと貸暗号資産

国内の取引所にも、ステーキングや貸暗号資産のサービスがあります。たとえばOKJは、公式サイトで、ステーキング、貸暗号資産、積立のサービスを案内しています。

BitLendingは、取引所の貸暗号資産との違いについて、取引所は借りた暗号資産を限られた用途で使うため利率が控えめになり、専門の事業者は積極的に運用するため利率が高くなる、と説明しています。利率が高い分、運用のリスクも大きくなります。

利率と対象の銘柄は、各取引所の公式サイトで確認してください。ビットコインそのものの仕組みについてはビットコインはステーキングできる?で解説しています。

利率だけで選ばないための確認

  1. 貸した先が破綻したらどうなるか 預金保険のような保護はない
  2. 引き出せるまでの期間 ロック期間、返還にかかる日数、返還の手数料
  3. 運用の内容が公開されているか レポートや運用の方針
  4. 価格の下落を計算に入れる 年8%の利息がついても、価格が年に50%下がれば、円での価値は約46%減る
  5. 登録の状況 改正法の施行後は、暗号資産を借り入れる業務に登録が必要になる

制度の変化

2026年7月15日、暗号資産の規制を資金決済法から金融商品取引法へ移す改正法が成立しました。金融庁の資料によると、利用者から暗号資産を借り入れる業務が、登録が必要な業務に加わります。BitLendingは2026年7月17日に、サービスを続ける方針で、必要な手続きに対応していくと発表しています。登録の具体的な要件は、今後の政令と内閣府令で決まります。

税金

国税庁によると、暗号資産の取引で得た利益は、原則として雑所得に区分され、確定申告が必要になります。ステーキングの報酬やレンディングの利息も、受け取った時点の価格で所得になります。

令和8年度の税制改正の大綱では、金融商品取引法の改正を前提に、暗号資産の取引の利益を分離課税(20%)にする方針が示されました。適用は、改正法が施行された年の翌年の1月1日以後の取引からです。それまでは、今のルールで申告します。

関連する記事

取引所のビットポイントについては、こちらの記事をご覧ください。

よくある質問

いちばん利回りが高い方法はどれですか

利率の数字だけなら、レンディングの専門のサービスが高くなります。ただし、利率が高いほど、貸した暗号資産が返ってこないリスクも大きくなります。

レンディングは預金と同じですか

違います。預金保険の対象ではなく、元本は保証されていません。

利率は変わりますか

変わることがあります。この記事の利率は、2026年10月2日に公式サイトで確認したものです。

利息はどの通貨でもらえますか

サービスごとに決まっています。公式サイトで確認してください。暗号資産で受け取る場合、円での価値は、そのときの価格で変わります。

ステーキングとレンディングは、どちらが安全ですか

どちらにもリスクがあります。ステーキングは価格の下落と引き出せない期間、レンディングはそれに加えて貸した先の破綻のリスクがあります。


まとめ

  • 暗号資産で利回りを得る方法は、値上がり、ステーキング、レンディングの3つ
  • ビットコインの年ごとの値動きは、+1,369%から−74%まで幅がある
  • レンディングの利率は年7〜12%。預金保険の対象ではなく、返ってこないリスクがある
  • 利率だけでなく、価格の下落と、引き出せない期間を計算に入れる

出典はYahoo Finance Bitcoin USD 過去の価格、BitLending 公式サイト、BitLending 金融商品取引法等の改正に関する当社の対応方針について、PBR LENDING 公式サイト、OKJ 手数料一覧、金融庁 金融商品取引法及び資金決済に関する法律の一部を改正する法律案 説明資料、金融庁 令和8年度税制改正について、国税庁 暗号資産等に関する税務上の取扱い及び計算書についてです。

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