※本記事はプローモーションが含まれています。

楽天・テック12は、米国の超大型テクノロジー企業12社に絞り、上位7銘柄へ合計84%を配分する予定の集中型インデックスファンドです。正式名称は「楽天・米国テクノロジー株式集中投資インデックス・ファンド」で、楽天証券で2026年9月10日から当初申込みを受け付け、9月25日に設定される予定です。
2026年9月9日現在は設定前なので、基準価額や純資産総額、ファンドとしての運用実績はまだありません。公式特設ページにある2026年6月30日時点の構成例ではSpaceXを含む上位7銘柄の目標比率が各12%ですが、12%は構成銘柄見直し時の配分です。株価変動で日々動き、9月25日の実際の組入れも同じとは限りません。
| 最初に押さえる点 | 結論 |
|---|---|
| どんな商品か | 米国テック12銘柄へ集中するインデックスファンド |
| SpaceXの扱い | 2026年6月30日時点の指数構成例で上位7銘柄の一つ |
| 12%の意味 | 上位7銘柄それぞれの見直し時の目標比率であり、固定比率ではない |
| 信託報酬 | 年0.462%、税込 |
| NISA | 成長投資枠の対象、つみたて投資枠の対象とは案内されていない |
| 向きやすい人 | 値動きの大きさを理解し、資産の一部で米国大型テックを上乗せしたい人 |
| 慎重に考えたい人 | 1本で広く分散したい人、値下がりや円高に弱い資産配分を避けたい人 |
楽天・テック12の基本情報

楽天投信投資顧問の新規設定資料によると、楽天・テック12は国内籍の追加型株式投資信託です。マザーファンドを通じて主に米国株へ投資し、「Solactive・米国超大型テクノロジー株式12指数(配当込み、円換算ベース)」との連動を目指します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 楽天・米国テクノロジー株式集中投資インデックス・ファンド |
| 愛称 | 楽天・テック12 |
| 運用会社 | 楽天投信投資顧問 |
| 当初申込期間 | 2026年9月10日から9月24日 |
| 設定日 | 2026年9月25日 |
| 販売会社 | 楽天証券、三井住友信託銀行は自己資金の申込みのみ |
| 信託期間 | 無期限、一定条件で繰上償還の場合あり |
| 決算日 | 原則毎年10月15日、初回は2027年10月15日 |
| 為替ヘッジ | 原則として行わない |
| NISA | 成長投資枠の対象 |
当初申込期間は1口1円で受け付け、その後は申込受付日の翌営業日の基準価額で購入する仕組みです。申込単位や締切時刻は販売会社やコースにより異なります。ニューヨーク証券取引所またはニューヨークの銀行の休業日などは、購入や換金を受け付けない場合があります。
9月9日時点では「新商品」であって「運用中の商品」ではない
設定前の商品を評価するときは、予定と実績を分ける必要があります。確認できるのは運用方針、指数ルール、費用、申込条件、参考シミュレーションです。設定後の実際の基準価額、指数との差、売買コスト、純資産総額の推移はまだ確認できません。
| 確認できる情報 | まだ確認できない情報 |
|---|---|
| 対象指数と目標配分 | 設定後の実際の組入比率 |
| 信託報酬と申込条件 | 実質コスト |
| 2026年6月30日時点の構成例 | 9月25日時点の全保有銘柄と比率 |
| 指数の過去シミュレーション | ファンドのリターンと最大下落率 |
| 想定される主なリスク | 純資産の増減と運用の安定度 |
特設ページのグラフは指数のシミュレーションであり、信託報酬などを控除した楽天・テック12の実績ではありません。好調に見える過去データがあっても、そのまま将来の利益になるわけではない点が重要です。
対象指数はどのように12銘柄を選ぶのか
楽天・テック12公式特設ページでは、まずNASDAQ市場に上場する米国企業のうち、金融セクターを除く時価総額上位100銘柄で構成されるSolactive United States Technology 100 Indexの構成銘柄を出発点としています。そこからテクノロジー関連企業を抽出し、時価総額順に並べて12銘柄を選びます。
| 段階 | 選定内容 |
|---|---|
| 1 | NASDAQ上場の米国企業から金融セクターを除いた時価総額上位100銘柄を母集団とする |
| 2 | 所定のルールでテクノロジー関連企業を抽出する |
| 3 | 時価総額順にランキングする |
| 4 | ポートフォリオの12銘柄を選定する |
| 5 | 上位7銘柄を各12%、残り5銘柄を各3.2%へ配分する |
| 6 | 年4回の定期見直しを行い、大型IPOなどでは臨時見直しを行う場合がある |
上位7銘柄は合計84%、残り5銘柄は合計16%です。時価総額加重のように最大企業だけが極端に大きくなる設計でも、12銘柄の完全均等配分でもありません。上位グループを同じ12%へそろえつつ、8位以下との差を大きくした二段階の配分です。
| グループ | 銘柄数 | 1銘柄の目標比率 | グループ合計 |
|---|---|---|---|
| 時価総額上位 | 7 | 12% | 84% |
| その他 | 5 | 3.2% | 16% |
| 合計 | 12 | - | 100% |
構成銘柄の見直し後に株価が別々に動けば、実際の比率は12%や3.2%から離れます。さらにスピンオフ、合併、上場廃止などの企業行動により、一時的に12銘柄でなくなる場合もあります。商品名の「12」は設計上の基本数であり、毎日必ず12銘柄を同じ比率で保有するという意味ではありません。
構成12銘柄とSpaceXの位置づけ
楽天投信投資顧問が示した2026年6月30日時点の構成銘柄は次の通りです。企業名のリンク先は各社の投資家向け情報または米国当局の開示資料です。アルファベットは複数の上場株式クラスがあるため、実際に採用される証券は最新の運用資料で確認する必要があります。
| 目標配分グループ | 企業 | 主な領域 |
|---|---|---|
| 上位7銘柄 | ブロードコム | 半導体、インフラソフトウェア |
| 上位7銘柄 | アマゾン・ドット・コム | クラウド、電子商取引、広告 |
| 上位7銘柄 | アップル | 端末、サービス |
| 上位7銘柄 | エヌビディア | 半導体、AI計算基盤 |
| 上位7銘柄 | アルファベット | 検索、広告、クラウド |
| 上位7銘柄 | マイクロソフト | ソフトウェア、クラウド、AI |
| 上位7銘柄 | SpaceX | 宇宙輸送、衛星通信 |
| その他5銘柄 | アドバンスト・マイクロ・デバイセズ | CPU、GPU、データセンター |
| その他5銘柄 | マイクロン・テクノロジー | メモリー半導体 |
| その他5銘柄 | テスラ | 電気自動車、蓄電、AI |
| その他5銘柄 | シスコ・システムズ | ネットワーク機器、セキュリティ |
| その他5銘柄 | メタ・プラットフォームズ | SNS、広告、AI |
この一覧は将来の組入れを約束するものではありません。公式の基準日は2026年6月30日で、ファンド設定日の約3か月前です。設定後に実際の月次レポートが公表されたら、指数の構成例ではなく、ファンドの組入銘柄と比率を改めて確認するのが確実です。
SpaceXは大型IPOに対応する臨時見直しで採用
SpaceXは2026年6月12日にNASDAQで取引を開始しました。SECの登録届出書とNasdaqの上場資料で、ティッカーがSPCX、公開価格が135ドル、初値が150ドルだったことを確認できます。楽天投信投資顧問は、大型IPOを受けて対象指数が定期見直しを待たずに銘柄入替とリバランスを実施したと説明しています。
| 日付 | SpaceXと指数の動き | 意味 |
|---|---|---|
| 2026年6月3日 | SECへ修正版の登録届出書を提出 | 上場条件の公式開示 |
| 2026年6月12日 | NASDAQでSPCXの取引開始 | 公開市場で価格が形成される銘柄になった |
| 2026年6月中 | Solactiveの対象指数が臨時見直し | 四半期の定期日を待たずに採用 |
| 2026年6月30日 | 楽天投信投資顧問の構成例で上位7銘柄に掲載 | 見直し時の目標比率は12% |
| 2026年7月7日 | NASDAQ100にも採用 | NASDAQ100連動商品でも間接保有が可能になった |
Nasdaqの公式発表では、SpaceXは2026年7月7日からNASDAQ100の構成銘柄にも加わっています。そのため、楽天・テック12だけがSpaceXへ間接投資できる投資信託という理解は正しくありません。違いは採用の有無ではなく、SpaceXへの比率と他の構成銘柄、費用、分散度です。上場時の詳細はSpaceXのIPO初値と株価変動の解説にもまとめています。
大型IPOの早期採用には長所と短所がある
臨時採用ルールの長所は、時価総額が急拡大した新しいテクノロジー企業を、次の定期見直しまで待たずに反映できることです。一方で、上場直後は取引履歴が短く、需給や評価が安定していない場合があります。新規上場企業が大きな目標比率で入るほど、IPO後の急落が指数全体へ伝わりやすくなります。
| 臨時採用の視点 | 期待できる点 | 注意点 |
|---|---|---|
| 市場変化への対応 | 急成長した新企業を早く取り込める | 短い上場履歴で評価することになる |
| 投資機会 | 大型IPOへのアクセスを指数化できる | 上場直後の需給変動を受けやすい |
| 比率 | 上位グループなら成長の寄与が大きい | 悪材料が出たときの下落寄与も大きい |
| 入替 | 定期日以外にも構成を更新できる | 売買回転が増え、連動差や売買コストの要因になり得る |
信託報酬とそのほかの費用
運用管理費用である信託報酬は年0.462%、税込です。購入時手数料と信託財産留保額はありません。ただし、保有中には監査報酬、株式の売買委託手数料、外貨建資産の保管費用、有価証券貸付に関する費用などがファンド財産から支払われる場合があります。これらは運用状況で変わるため、総費用は事前に確定できません。
| 費用 | 料率または扱い | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 購入時手数料 | なし | 販売会社の取扱条件は別途確認 |
| 信託財産留保額 | なし | 換金時の税金や価格変動は別 |
| 運用管理費用 | 年0.462%、税込 | 日々ファンド財産から差し引かれる |
| その他の費用 | 事前に上限を示せない | 売買、監査、保管、貸付関連など |
| 税金 | 課税口座では原則20.315% | 普通分配金や譲渡益が対象、NISAは所定条件で非課税 |
残高が1年間変わらないと仮定し、年0.462%だけを掛けた概算は次の通りです。実際には残高が毎日変動し、信託報酬以外の費用もあり得るため、請求書のように固定された金額ではありません。
| 平均保有残高 | 信託報酬の年額概算 | 月平均の目安 |
|---|---|---|
| 10万円 | 462円 | 約39円 |
| 50万円 | 2,310円 | 約193円 |
| 100万円 | 4,620円 | 約385円 |
| 360万円 | 16,632円 | 約1,386円 |
| 1,000万円 | 46,200円 | 約3,850円 |
マザーファンド、ETF、先物を使う場合がある
楽天・テック12は、投資家から集めた資金を楽天・米国テクノロジー株式集中投資インデックス・マザーファンドへ投資するファミリーファンド方式です。実際の米国株売買は主にマザーファンドで行われます。複数のベビーファンドが同じマザーファンドを利用する場合、資金をまとめて運用できる一方、ほかのベビーファンドの大口資金移動に伴う売買が基準価額へ影響する可能性もあります。
連動性を保つため、マザーファンドは指数連動ETFや株価指数先物を利用する場合があります。設定直後で資金が流入している途中や、現物株をすぐに必要量そろえにくい場面では有用ですが、ETFや先物と対象指数の値動きが完全に一致するとは限りません。株式の約定価格、為替を換算する時刻、最低取引単位、信託報酬なども、指数とファンドの騰落率がずれる要因です。
| 運用手段 | 役割 | 注意点 |
|---|---|---|
| マザーファンド | 米国株の売買をまとめて行う | 資金流出入に伴う売買の影響を受ける場合がある |
| 現物株 | 対象指数の12銘柄を直接保有する | 売買単位と価格変動で比率差が生じる |
| 指数連動ETF | 一時的に市場への投資比率を保つ | ETF自体と対象指数の動きに差が出る場合がある |
| 株価指数先物 | 資金流入時などに効率的に投資する | 先物価格と現物指数の差が連動誤差になり得る |
| 有価証券貸付 | 貸付料の一部をファンド収益にする | 取引相手の契約不履行リスクがある |
設定後は基準価額の上昇率だけでなく、同じ期間の対象指数との差も確認したいところです。短期間の小さな差だけで運用の巧拙を決めず、資金流入が落ち着いた後も差が継続しているか、運用報告書で総経費率がどの程度になったかを組み合わせて見ます。
低コストの広範囲な米国株インデックスファンドと比べると、集中型指数の独自性に対して高めの費用を払う形です。費用だけで良し悪しは決まりませんが、同じ企業をS&P500やNASDAQ100連動商品ですでに保有している場合、重複を増やすために年0.462%を払う価値があるかを考える必要があります。
NISAでは成長投資枠の対象

公式資料は楽天・テック12をNISAの成長投資枠対象と案内しています。つみたて投資枠対象とは記載されていません。金融庁のNISA制度案内では、成長投資枠の年間投資上限は240万円で、つみたて投資枠との併用が可能です。
| NISA項目 | 楽天・テック12での扱い | 考え方 |
|---|---|---|
| 成長投資枠 | 対象 | 年間上限や生涯の非課税保有限度額の範囲で購入 |
| つみたて投資枠 | 対象の案内なし | つみたて投資枠専用資金では購入できない |
| 非課税対象 | 所定条件で分配金と譲渡益 | 損失が出ても他口座の利益と損益通算できない |
| 元本保証 | なし | NISAは税制であり、価格下落を防ぐ制度ではない |
| 保有期間 | 制度上は無期限 | 集中型ファンドを長期保有できるかは別に判断 |
NISAで買えることは、初心者向け、低リスク、長期保有に必ず適するという認定ではありません。NISA口座の配当受取や積立設定などは楽天証券のNISA必須設定も参考になります。
FANG+・メガ10・NASDAQ100・S&P500との違い
比較で最も大切なのは、過去のリターン順位だけを見ることではなく、何社へどのルールで配分するかを理解することです。ICEのFANG+公式ページ、ニッセイアセットマネジメントのメガ10説明、NASDAQ100の指数方法書、S&P500の公式ページを基に整理すると、設計思想は大きく異なります。
| 指数または商品 | 基本銘柄数 | 配分方法 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 楽天・テック12の対象指数 | 12 | 上位7社各12%、残り5社各3.2% | NASDAQ上場の米国大型テックへ強く集中 |
| NYSE FANG+ | 10 | 四半期見直し時に各10%の均等配分 | 取引活発なテック、メディア、一般消費財関連の成長株 |
| メガ10 | 原則10 | 均等配分 | 成長性を評価した米国超大型グロース株 |
| NASDAQ100 | 100社を基本 | 修正時価総額加重 | NASDAQ上場の大型非金融企業へ分散 |
| S&P500 | 500社 | 浮動株調整時価総額加重 | 米国大型株の主要業種を広くカバー |
FANG+の指数方法書では、10銘柄を四半期ごとに見直し、各10%へ戻します。FANG+も十分に集中型ですが、楽天・テック12は上位7社に各12%を置くため、上位グループの合計比率がさらに高い設計です。
2026年9月9日時点でICEが掲載するFANG+の10銘柄と、楽天投信投資顧問が6月30日時点で示したテック12を比べると、8社が重なります。重複は市場環境や次回の見直しで変わりますが、両方を持っても十分な分散にならないことが分かります。
| 比較区分 | 企業 |
|---|---|
| 両方に含まれる8社 | ブロードコム、アマゾン、アップル、エヌビディア、アルファベット、マイクロソフト、マイクロン、メタ |
| テック12だけの4社 | SpaceX、AMD、テスラ、シスコ |
| FANG+だけの2社 | ネットフリックス、パランティア |
より詳しい指数の違いはFANG+とNASDAQ100の比較でも確認できます。FANG+と楽天・テック12を両方買う場合は、ファンド名を2本に増やすことではなく、企業別の合計比率がどう変わるかを見るのがポイントです。
NASDAQ100との違い
NASDAQ100はNASDAQ上場の大型非金融企業100社を基本とし、修正時価総額加重で配分します。SpaceXも2026年7月7日に採用されましたが、1社12%を目標にする楽天・テック12とは影響度が異なります。NASDAQ100にも大型テックへの偏りはあるものの、ヘルスケア、一般消費財などを含む銘柄数はテック12より多くなります。
S&P500との違い
S&P500は米国大型株500社で構成され、主要業種を広くカバーします。S&P Dow Jones Indicesは、約80%の投資可能な米国株時価総額をカバーする指数と説明しています。大型テックの影響は大きいものの、金融、ヘルスケア、資本財、生活必需品、エネルギーなどにも投資します。
S&P500をすでに主力で持つ人が楽天・テック12を追加すると、分散先を増やすより、大型テックを意図的に上乗せする効果が中心になります。最高値付近での積立判断はS&P500は最高値でも買ってよいかも参考にしてください。
メガ10との違い
メガ10はSolactive US Growth Mega 10 Selectインデックスへの連動を目指し、主に米国上場のグロース株から原則10銘柄を選び、等金額で投資します。成長性を利益と売上高で評価し、3月、6月、9月、12月に見直す点が特徴です。テック12はテクノロジー関連に絞り、上位7社と下位5社で比率差を設けます。
| 選び方の質問 | 候補になりやすい指数 |
|---|---|
| 米国大型株を1本で広く持ちたい | S&P500 |
| NASDAQの大型非金融企業へ分散したい | NASDAQ100 |
| テック関連10社を均等に持ちたい | FANG+ |
| 成長性を評価した超大型株10社を均等に持ちたい | メガ10 |
| 上位7社を各12%にして大型テックを強く上乗せしたい | 楽天・テック12 |
楽天・テック12のメリット
米国の大型テックへ明確に集中できる
12銘柄だけなので、何に投資しているか把握しやすい商品です。AI向け半導体、クラウド、デジタル広告、端末、電気自動車、宇宙輸送、衛星通信など、成長期待の大きい領域をまとめて保有できます。個別株を12社売買して比率を戻す手間もありません。
最大企業1社への偏りを一定程度抑える
上位7社を同じ12%にするため、時価総額が最も大きい1社だけが指数を支配する構造ではありません。時価総額順位が近い大型企業の成長を、上位グループ内で均等に近く取り込む設計です。ただし、上位7社合計84%という別の意味での集中は残ります。
大型IPOを機動的に取り込む仕組みがある
SpaceXの事例のように、大型新規公開株式が一定条件を満たした場合、四半期の定期見直し以外にも入替とリバランスを行う場合があります。市場の顔ぶれが急変したときに、旧来の構成を長く引きずりにくい点は独自性です。
デメリットと主なリスク
| リスク | 起こり得ること | 確認したい対策 |
|---|---|---|
| 銘柄集中 | 上位1社の悪材料が全体へ大きく波及 | 資産全体に占めるテック12の比率を抑える |
| テーマ集中 | テック株全体の評価低下で同時に下落 | 他業種、債券、現金との配分を確認 |
| 為替変動 | 円高になると円換算の基準価額が下がる要因 | 円資産とのバランスを見る |
| IPO銘柄 | 上場後の短い履歴と需給で値動きが大きくなる | 過去シミュレーションを将来予測に使わない |
| 指数連動差 | 費用、売買、先物、ETF利用などで指数とずれる | 設定後の月次レポートで乖離を確認 |
| 流動性 | 市場混乱時に不利な価格で売買する可能性 | 短期で必要な資金を投資しない |
| 信用 | 発行企業の財務悪化で株価が下落 | 企業名ではなく業績と開示を継続確認 |
| 繰上償還 | 一定条件で信託が予定より早く終了 | 純資産総額や運用継続のお知らせを見る |
1銘柄の下落がどれくらい響くか
見直し直後の目標比率を使い、ほかの銘柄と為替が動かないと仮定すると、上位1銘柄が20%下落した場合の指数への単純影響は約マイナス2.4%です。下位1銘柄なら約マイナス0.64%です。実際の市場では複数銘柄と為替が同時に動くため、この試算より大きくなる場合も小さくなる場合もあります。
| 仮定 | 単純計算による指数への影響 |
|---|---|
| 目標比率12%の1銘柄だけが20%下落 | 約マイナス2.4% |
| 目標比率3.2%の1銘柄だけが20%下落 | 約マイナス0.64% |
| 上位7銘柄、合計84%がそろって20%下落 | 約マイナス16.8% |
大型テックはAI投資、半導体需要、広告市場、金利、規制など共通の材料で同時に動くことがあります。12社という数だけで分散を判断せず、値動きの源泉が重なっていることを意識する必要があります。半導体への集中度を比べたい場合はNISAでSOXインデックスファンドを買う際の注意点も役立ちます。
為替ヘッジなしなので円高の影響を受ける
対象指数は配当込みの米ドルベース指数を日々の為替レートで円換算し、ファンドも外貨建資産の為替ヘッジを原則行いません。米国株が上がっても、それ以上に円高が進めば円ベースの基準価額が下がる場合があります。為替の仕組みと対応は円高がNISAへ与える影響で詳しく解説しています。
どんな人に向いているか
| 向きやすい人 | 慎重に考えたい人 |
|---|---|
| 米国大型テックの成長へ強く投資したい | 1本で米国市場全体へ分散したい |
| すでに広範囲なコア資産を持っている | 投資資金を数年以内に使う予定がある |
| 大幅下落でも保有を続けられる | 10%程度の下落でも不安で売却しやすい |
| 構成銘柄と比率を定期確認できる | 商品名だけで自動的な分散を期待する |
| 資産の一部を成長枠として管理する | NISA成長投資枠の大半を1本へ集中したい |
コア・サテライトで考えるなら、S&P500や全世界株式など広く分散した資産を中心にし、楽天・テック12を補助的に置く方法があります。ただし、S&P500にもアップル、マイクロソフト、エヌビディアなどが含まれるため、サテライトを足した後の企業別比率は見た目以上に高くなります。
購入前に確認したい7項目
| 確認項目 | 判断の目安 |
|---|---|
| 目的 | 広い分散ではなく大型テックの上乗せが目的か |
| 保有中の商品 | S&P500、NASDAQ100、FANG+、個別株との重複を確認したか |
| 配分 | 資産全体の何%までなら半値近い下落にも耐えられるか |
| 期間 | 生活費や数年以内に使う資金を除外できているか |
| 費用 | 年0.462%とそのほかの変動費用を理解したか |
| 為替 | 円高で基準価額が下がる可能性を受け入れられるか |
| 設定後の確認 | 実際の組入比率、純資産、指数との乖離を月次資料で見る予定か |
設定直後に一括購入するか、複数回に分けるかは将来の値動きを当てる問題ではなく、損失時に計画を続けられるかの問題です。購入後に10%、20%と下落した場面を想像し、それでも生活に影響せず保有できる金額へ抑えるほうが、話題性だけで金額を決めるより現実的です。
設定後に見るべき情報
新しいファンドは、設定されたら終わりではありません。運用会社の基準価額ページ、月次レポート、臨時のお知らせで次の項目を追うと、当初の設計どおりに運用されているか判断しやすくなります。
| 確認時期 | 見る項目 | 理由 |
|---|---|---|
| 設定直後 | 実際の組入銘柄、現金、ETF、先物の比率 | 指数構成例とファンドの保有内容は同一とは限らない |
| 毎月 | 基準価額、純資産総額、上位銘柄 | 資金流入と比率変化を確認できる |
| 四半期見直し後 | 採用、除外、目標比率への調整 | テック企業の順位変化を把握できる |
| 大型IPO発生時 | 臨時入替のお知らせ | 通常日程以外の売買があり得る |
| 決算後 | 運用報告書と総経費率 | 信託報酬以外を含む費用の把握に役立つ |
楽天・テック12の評価まとめ
楽天・テック12は、SpaceXを含む米国超大型テックへ強く集中したい人には分かりやすい選択肢です。上位7銘柄へ各12%、合計84%を置く設計は、NASDAQ100やS&P500より大型テックの値動きを強く受けます。大型IPOへ臨時対応できる点も特徴です。
一方、12銘柄だから十分に分散されているとはいえません。FANG+、メガ10、NASDAQ100、S&P500との重複も多く、複数ファンドを持っても実質的には同じ企業への集中が深まる場合があります。年0.462%の信託報酬、為替ヘッジなし、上場直後のSpaceXを高い比率で持つ可能性も含めて判断が必要です。
2026年9月9日現在は設定前です。まずは9月25日以降に公表される実際の組入内容と純資産総額を確認し、指数の過去シミュレーションではなく、ファンド自身の運用データが積み上がる過程を見るのが堅実です。
よくある質問

楽天・テック12はいつから買えますか
楽天証券では2026年9月10日から当初申込みを受け付ける予定です。当初申込期間は9月24日までで、ファンドの設定日は9月25日です。販売会社の画面に反映される時刻や申込単位は、楽天証券の最新案内で確認してください。
正式名称は何ですか
正式名称は楽天・米国テクノロジー株式集中投資インデックス・ファンドです。楽天・テック12は愛称です。日経新聞の基準価額欄では「テック12」と掲載される予定です。
SpaceXの比率は12%で固定ですか
固定ではありません。2026年6月30日時点の構成例でSpaceXは上位7銘柄に含まれ、指数見直し時の目標比率が12%です。その後は株価変動で比率が動き、次のリバランスや銘柄入替でも変わります。
本当に12銘柄だけですか
対象指数は12銘柄を基本とします。ただし、企業の分割、合併、上場廃止などにより、一時的に12銘柄にならない場合があります。ファンドは連動性を保つため、ETFや株価指数先物を利用する場合もあります。
楽天・テック12の信託報酬はいくらですか
年0.462%、税込です。100万円を1年間保有し残高が変わらないと仮定した概算は4,620円です。このほかに売買、監査、保管などの費用がファンド財産から差し引かれる場合があります。
購入時手数料や解約手数料はありますか
公式資料では購入時手数料と信託財産留保額はありません。換金時の基準価額変動、課税口座での税金、そのほかの間接費用は別です。
NISAのつみたて投資枠で買えますか
公式資料が対象としているのは成長投資枠です。つみたて投資枠の対象とは案内されていません。成長投資枠で購入する場合も、年間上限と生涯の非課税保有限度額を確認してください。
積立購入はできますか
投資信託として積立設定できる可能性はありますが、2026年9月9日時点では楽天証券での取扱開始前です。積立可能日、最低金額、決済方法は9月10日以降の商品画面で確認する必要があります。
SpaceXへ投資できる唯一の投資信託ですか
唯一とはいえません。SpaceXは2026年7月7日にNASDAQ100へ採用されたため、NASDAQ100連動商品でも間接的に保有できます。商品ごとにSpaceXの比率、費用、ほかの銘柄、指数との連動方法が異なります。
FANG+より分散されていますか
銘柄数だけなら12社で、FANG+の10社より2社多くなります。しかしテック12は上位7社に84%を配分するため、単純に分散性が高いとはいえません。両指数の重複企業も多く、値動きの要因も似ています。
メガ10との最大の違いは何ですか
メガ10は成長性を評価した米国の超大型グロース株を原則10社選び、均等配分します。テック12はテクノロジー関連12社を選び、上位7社各12%、残り5社各3.2%と差を付けます。
S&P500と一緒に持つ意味はありますか
大型テックを意図的に上乗せする目的なら意味があります。ただし、S&P500にも多くの同じ企業が含まれるため、ファンド数が増えても業種や企業の分散が進むとは限りません。追加後の企業別比率で判断してください。
円高になるとどうなりますか
為替ヘッジを原則行わないため、円高は円換算の基準価額を押し下げる要因です。米国株が上昇しても円高の影響で利益が小さくなったり、基準価額が下落したりする場合があります。
分配金は毎年もらえますか
決算日は原則毎年10月15日ですが、分配は保証されていません。初回決算日は2027年10月15日の予定です。分配金が出れば、その金額相当分はファンド財産から支払われるため基準価額に影響します。
設定直後に買うべきですか
設定直後が有利とは限りません。設定前にはファンド固有の実績、実質コスト、指数との乖離を確認できないためです。投資目的、既存資産との重複、下落への耐性を優先し、急ぐ必要がなければ月次資料を待つ選択もあります。
どこで最新の構成銘柄を確認できますか
設定前は楽天投信投資顧問の特設ページと新規設定資料、設定後はファンドの基準価額ページと月次レポートを確認します。構成例の基準日、指数の見直し日、ファンドの組入比率の基準日が同じかも見てください。
自身で確認するのはハードルが高い方は、FPに相談するのもおすすめです。
しかも今ならAmazonギフト券と仙台牛がもらえちゃう「投資のコンシェルジュ」がおすすめです。
投資が学べるのにアマギフももらえる!最高ですね。
投資について詳しい方も詳しくない初心者さんでも新たな発見や学びがあるはずです。
もちろん無料なので一度検討してみてはいかがでしょうか。
\ Amazonギフト券最大6万円もらう/
公式情報
- 楽天投信投資顧問 楽天・テック12特設ページ
- 楽天投信投資顧問 新規設定ファンドに関するお知らせ
- 米国SEC SpaceX登録届出書
- Nasdaq SpaceX上場資料
- Nasdaq SpaceXのNASDAQ100採用発表
- ICE NYSE FANG+指数方法書
- ニッセイアセットマネジメント メガ10商品説明
- Nasdaq NASDAQ100指数方法書
- S&P Dow Jones Indices 米国株指数方法書
- 金融庁 NISA特設ウェブサイト
掲載内容は2026年9月9日時点の公表情報に基づきます。投資信託は預貯金と異なり、元本保証はありません。購入時は販売会社の商品画面と最新の交付目論見書で、費用、リスク、申込条件を確認してください。





