
「アルカディアの防災メールはいつ復旧する?」「学校からの連絡が来ないのも同じ原因?」。SpeeCAN RAIDENへの不正アクセスに伴い、一部の防災・学校向け配信サービスが停止しています。通知を待つだけでは、必要な情報を見逃すおそれがあります。
アルカディアの公式案内では、停止対象となったSpeeCAN RAIDENの一部環境とライデン・スクールの復旧日時は未定です。停止は2026年10月13日11時から。すべてのアルカディア製品が停止しているわけではなく、利用するサービスと登録先の自治体・学校の案内を分けて確認する必要があります。
この記事では、復旧情報を確認する公式ページ、停止対象、メールが届かない間の代替手段を整理します。10月14日に追加されたNET119・119RAIDENの情報も踏まえ、情報漏洩の対象とサービス停止の対象がどう違うのかまで解説します。
復旧を待つ前に確認したいこと
- 停止対象はraiden3.ktaiwork.jpとs2.ktaiwork.jpの利用環境。復旧日時は未定と案内。
- 登録先の自治体・学校の公式サイトで、影響と代替連絡手段を確認する。
- 侵入経路の遮断は、サービス復旧や調査完了と同じ意味ではない。
- 防災メールが来なくても、自治体の避難情報や気象庁の防災情報を確認する。
- 不審なメール・SMSのリンクや添付を開かず、個人情報を入力しない。
アルカディアの復旧はいつ?公式案内は「復旧日時未定」

アルカディアは「不正アクセスに伴う一部サービスの緊急停止について」で、10月13日11時から一部サービスを停止し、復旧日時は未定と案内しています。続報は同ページで随時案内するとしており、復旧日を推測して待つより、公式の再開発表を確認することが大切です。
| 知りたいこと | 公式情報の読み方 |
|---|---|
| 停止開始 | 2026年10月13日11時から |
| 停止対象 | SpeeCAN RAIDENのraiden3.ktaiwork.jp、ライデン・スクールのs2.ktaiwork.jp |
| 復旧予定 | 具体的な日時は未定と案内 |
| 復旧情報の掲載先 | SpeeCAN RAIDEN公式ブログの緊急停止案内 |
| 利用者向けの運用 | 登録先の自治体・学校が案内する代替手段や再開情報を確認 |
「侵入経路を遮断済み」でも復旧したとは限らない
不正アクセスの侵入経路を塞ぐこと、サーバーの調査をすること、配信サービスを再開することは、それぞれ異なる段階です。会社は侵入経路の遮断や影響範囲の調査を説明していますが、それだけで停止中の配信が再開したとは判断できません。
また、過去の別の障害について「復旧済み」と表示されることがあります。公式ブログには9月の障害の記事もあるため、検索結果の見出しだけで判断せず、今回の不正アクセスに伴う停止案内かどうかを確かめましょう。
復旧状況はどこで確認する?公式ブログと登録先の案内

| 確認先 | わかること | 使い分け |
|---|---|---|
| 公式ブログ:緊急停止案内 | 停止対象と復旧に関する続報 | システム側の状況を確認 |
| 公式ブログ:不正アクセス詳細 | 影響範囲、漏洩の可能性、調査の続報 | 自分が使う環境の情報を確認 |
| 株式会社アルカディアのお知らせ | 運営会社の発表と公式ブログへの案内 | 公式な情報源を確かめる |
| 登録先の自治体・学校の公式サイト | 地域・学校ごとの配信停止、代替手段、再開案内 | 普段必要な連絡をどこで受けるか確認 |
会社のシステムが再開しても、自治体・学校の運用や連絡手段は登録先の案内に従ってください。自治体の名称が違っても同じ配信基盤を使う場合がありますが、ほかの自治体の復旧情報を自分の地域へそのまま当てはめることはできません。
検索するときは「自治体名+防災メール+停止」で絞る
自分の市区町村名と、普段受け取っているメールの名称を組み合わせると、登録先の案内を探しやすくなります。学校からの連絡なら、学校の公式サイトや事前に指定された連絡手段を確認します。URLは自治体や学校の公式ページからたどり、不審なメールに届いた「再登録はこちら」をそのまま使わないようにしましょう。
停止しているのはどのサービス?漏洩対象とは別に確認

サービス停止の対象と、個人情報漏洩の可能性がある対象は一致していません。停止していない環境でも漏洩の可能性が公表されているため、「メールが届くから情報への影響もない」とは判断できません。
| 区分 | 公式案内の対象 | 状況 |
|---|---|---|
| 緊急停止 | SpeeCAN RAIDEN:raiden3.ktaiwork.jp | 復旧日時未定と案内 |
| 緊急停止 | ライデン・スクール:s2.ktaiwork.jp | 復旧日時未定と案内 |
| 漏洩の可能性の調査対象 | raiden.ktaiwork.jp、raiden2.ktaiwork.jp、raiden3.ktaiwork.jp、raiden2.speecan.jp、s.ktaiwork.jp、s2.ktaiwork.jp | 停止対象以外の環境も含む |
| 10月14日に追加された調査対象 | NET119:net119.speecan.jp/119RAIDEN:fs119.ktaiwork.jp | 会社は追加発表の両サービスを通常どおり利用可能と説明 |
出典は緊急停止案内と不正アクセスに関する公式ブログです。上のドメインは対象環境を見分けるための表記であり、利用者にログインや登録を勧めるリンクではありません。登録先の案内で、自分がどの環境を利用しているかを確認してください。
NET119・119RAIDENの追加情報を、全面停止と混同しない
10月14日の続報で、NET119と119RAIDENにも不正アクセスの形跡と個人情報漏洩の可能性が公表されました。会社はこの追加発表のサービスについて、通常どおり利用可能で、停止の検討はないと説明しています。この説明を、すでに停止しているraiden3.ktaiwork.jp・s2.ktaiwork.jpが復旧したという意味で読むことはできません。
同日の訂正では、119RAIDENのfs119.speecan.jpと119r.speecan.jpは漏洩の可能性の対象外とされ、対象URLはfs119.ktaiwork.jpとされています。古い情報の対象一覧をそのまま使わず、公式ブログの訂正を含む案内を優先してください。
防災メールが届かない間はどうする?代替の情報源

メールの停止を、災害や避難情報が出ていない証拠として扱わないことが大切です。まず自治体の公式サイトで地域の避難情報・避難所情報を確認し、気象や地震・津波の情報は気象庁などの公式情報と組み合わせます。すでに危険が迫っている場合は、メールの復旧を待たず、安全確保を優先してください。
| 知りたい情報 | 主な確認先 | 注意点 |
|---|---|---|
| 地域の避難情報・避難所 | 自治体の公式サイト・自治体が案内する公式SNS等 | 地域ごとの情報と発信時刻を見る |
| 気象警報・雨雲・台風・地震・津波 | 気象庁の防災情報 | 自治体独自の連絡がすべて載るわけではない |
| 大雨時の危険度 | 気象庁のキキクル | 地域の避難情報と併せて判断する |
| スマホへの防災通知 | Yahoo!防災速報等の公式アプリ | 対象地域・通知許可・端末の設定を確認 |
| 学校・施設からの連絡 | 登録先が指定する代替連絡手段 | 防災アプリで学校の連絡を代替できるとは限らない |
気象庁の防災情報ページでは、警報や雨雲、台風、地震・津波などを確認できます。キキクルは、雨による災害の危険度を地図で把握するための情報です。
防災アプリを入れたら、地域と通知設定まで確認する
Yahoo!防災速報の公式ページでは、現在地と国内3地点までを設定でき、さまざまな防災情報を通知する機能が案内されています。自宅だけでなく、勤務先や離れて暮らす家族の地域を設定したいときの選択肢になります。
ただし、アプリを入れるだけで自治体の防災メールのすべてが届くわけではありません。どの情報を通知するか、地域が正しく設定されているか、スマホ側で通知を許可しているかを確認しましょう。災害時は通信や電源にも影響が出る可能性があるため、自治体が案内する複数の情報源を把握しておくと役立ちます。
自治体ではどんな影響が出ている?公表例を比較

| 自治体 | 公表された影響・対応 | 公式案内 |
|---|---|---|
| 黒部市 | 緊急情報メールや災害情報ポータルの配信停止。防災・気象情報は手動配信を継続するがメール配信は行えないと案内 | 黒部市の停止案内 |
| 敦賀市 | トンボメールの配信と新規登録を停止。復旧後は同ページで報告すると案内 | 敦賀市の停止案内 |
| 出水市 | 防災メールによる市からのお知らせ配信が停止。復旧日時は未定と案内 | 出水市の停止案内 |
表は、各自治体が公表した影響を示す例です。全国すべての自治体の一覧ではありません。また、同じサービスを使っていても、停止する配信や代替運用は地域で異なります。自分の地域の案内を優先してください。
学校の配信停止も、休校や授業の中止を意味するわけではありません。学校からどこへ連絡が切り替わったかを確認し、家庭内で同じ確認先を共有しましょう。
個人情報は何が漏れた可能性がある?件数の読み方

アルカディアの公式ブログでは、SpeeCAN RAIDENの連絡先情報、担当者・契約情報、履歴に残る本文の内容について漏洩の可能性が示されています。メールアドレスは最大約313万6,000件、電話番号は約10万5,000件、FAX番号は約1万5,000件とされていますが、会社は推定値として調査を続けています。
「最大件数」は、全件の流出が確定したことや、同じ数の人が被害を受けたことを意味しません。同じ人の複数の連絡先や登録が含まれる可能性もあるため、件数をそのまま人数へ言い換えないようにしましょう。SpeeCAN RAIDENではクレジットカードなどの決済情報を取り扱っておらず、その情報は漏洩対象ではないとも説明されています。
NET119と119RAIDENは、対象項目と件数が異なる
10月14日の続報では、NET119は名前・生年月日・住所・連絡先など最大約1万3,000件、119RAIDENは連絡先・担当者・契約情報や保存された本文などが対象として示されました。119RAIDENの連絡先別の最大件数はメールアドレス約9万7,000件、電話番号約1万7,000件、FAX番号約400件です。これらも、すべての項目の流出が確定したという発表ではありません。
対象項目と訂正の出典はアルカディアの不正アクセスに関する続報です。利用していないサービスまで一律に自分の対象として考えず、登録先の案内と合わせて確認してください。
ほかの漏洩事案と比較する際のポイントは、企業の情報漏洩事例と対象情報・対策のまとめでも解説しています。「漏洩の可能性」「外部送信の確認」など、発表の言葉を分けて読むと、必要な対応を判断しやすくなります。
登録者が今できる対策|不審な連絡と再登録の案内に注意

- 不審なメールやSMSのURL・添付ファイルを開かない。
- 自治体・学校・運営会社を名乗る連絡でも、パスワードや口座情報を入力しない。
- 再登録・本人確認・復旧手続きの案内は、登録先の公式サイトから確かめる。
- 何か入力してしまった場合は、入力したサービスの公式窓口で対応を確認する。
- 家族にも停止と代替連絡先を共有し、不審な案内を見分けられるようにする。
これは会社の注意喚起を踏まえた利用者向けの整理です。今回の漏洩の可能性がある情報に、すべての外部サービスのパスワードが含まれると発表されたわけではありません。身に覚えのない通知に慌てて情報を入力することを避け、普段使う公式の経路で確認しましょう。
メールなどのアカウントを守る認証設定は、多要素認証とパスキーの設定手順で整理しています。今回の配信停止を利用者が解消する手段ではありませんが、別のアカウントへの不正ログインを防ぐ備えとして確認できます。
登録解除やメールアドレス変更は必要?
全利用者に一律の登録解除やアドレス変更が必要だという案内は、ここで参照している公式発表にはありません。停止中の環境では手続き自体ができない場合もあるため、登録先が案内する方法に従ってください。メールを変更する場合は、防災情報や学校からの連絡を受ける手段が途切れないよう、ほかの登録先も整理することが大切です。
同時期の他社の事案まで影響しているか気になる人は、ドコモ・JRの情報漏洩と対象情報の整理も参照できます。今回のアルカディアの不正アクセスと同じ原因・同じ対象者だと結び付けず、各社の発表で分けて確認しましょう。
復旧後に確認すること|配信再開と登録状態を点検

公式の復旧発表が出たら、登録先の自治体・学校で再開案内や追加手続きの有無を確認しましょう。システムが動き始めたことと、登録者への通常配信が再開したことは分けて見る必要があります。
- 自分が使う配信環境の再開が案内されているか。
- 登録先で配信再開やテスト配信、手続きの指示が出ているか。
- メールの迷惑メール設定や受信許可に問題がないか。
- 停止中の連絡がどこへ掲載されていたか、確認できているか。
- 代替として用意した防災情報の確認先を家族も使えるか。
停止中のメールがすべて後から届くことや、登録情報が一切変わっていないことは、再開案内がない段階で断定できません。通知が来るのを待つだけでなく、停止中に掲載された自治体・学校の連絡も確認してください。
個人情報に関する問い合わせ先はアルカディアの個人情報相談窓口です。公式案内には電話050-5830-0750、メールinfo@arcadia.co.jp、受付は平日9時~17時(土日祝・年末年始を除く)と記載されています。地域の配信内容や学校の連絡方法については、登録先の窓口を利用してください。
ネット上の連絡を確認する習慣を整えたい人は、公式のアクセス経路・認証・通知を確認する方法も参考になります。こちらは証券口座向けの記事なので、アルカディアの管理画面の手順として読み替えず、公式経路を確かめる考え方を参考にしてください。
アルカディアの復旧に関するよくある質問

アルカディアの復旧予定はいつ?
一部サービスの緊急停止案内では、復旧日時は未定です。具体的な再開時刻を推測せず、公式ブログと登録先の自治体・学校の案内を確認してください。
アルカディアの全サービスが止まっている?
緊急停止の対象として案内されているのは、SpeeCAN RAIDENのraiden3.ktaiwork.jpとライデン・スクールのs2.ktaiwork.jpです。全製品・全環境の停止という発表ではありません。
NET119と119RAIDENも停止している?
10月14日の続報では、この両サービスへの不正アクセスの形跡と漏洩の可能性が公表されましたが、会社は通常どおり利用可能で停止の検討はないと説明しています。登録先から個別案内がある場合はその内容も確認してください。
侵入経路を遮断したなら復旧済み?
侵入経路の遮断と、停止サービスの再開は異なります。再開については、緊急停止案内や登録先の公式発表で確認する必要があります。
防災メールが来ない間は何を見る?
自治体の公式サイトで避難・避難所情報を確認し、気象庁の防災情報やキキクル、公式の防災アプリを併用します。学校の連絡は学校が指定する代替手段を確認してください。
メールアドレス313万6,000件の流出は確定?
会社が示しているのは、漏洩の可能性がある情報の最大件数の推定値です。全件の流出が確定したという発表ではなく、件数と人数も同じとは限りません。
自分で再登録すれば復旧する?
利用者の再登録で運営会社の停止を解消できるわけではありません。再登録や情報変更の必要性は登録先の公式案内を確認し、不審なメールから手続きしないでください。
個人情報についてどこへ問い合わせる?
アルカディアの個人情報相談窓口は050-5830-0750、info@arcadia.co.jpで、受付は平日9時~17時です。自治体の配信や学校の連絡内容は、それぞれの登録先へ確認してください。
まとめ|復旧を待つ間も、情報の受け取り先を確保する

アルカディアの一部配信サービスは、不正アクセスに伴い緊急停止され、公式案内の復旧日時は未定です。停止対象と漏洩の可能性がある対象は異なり、NET119・119RAIDENの追加情報も含めて、利用する環境ごとの案内を確認する必要があります。
まず登録先の自治体・学校の公式ページを開き、停止中の情報と代替連絡手段を確認しましょう。そのうえで、メールや各アカウントの認証設定も点検しておくと、便乗した不審な連絡への備えにつながります。








