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AB&Company(9251)は2026年10月22日、株主優待の割引券・優待券を増額すると発表しました。100株以上200株未満は7,000円相当から8,000円相当になります。ただし、利用に必要な購入額も1万円以上から1万1,000円以上へ上がるため、条件の下限額で購入した場合の自己負担は3,000円のままです。
今回の変更は2026年10月31日を基準日とする優待から適用されます。「8,000円分の商品が無料でもらえる」と理解せず、100株の割引券と200株以上の優待券を分けて確認しましょう。
100株か200株かで迷っているなら、最初に「普段買う商品」と「優待を使った後に払う金額」を比べてみてください。額面の差よりも、この2点が使いやすさを左右します。以下で、変更内容から買い増しの考え方まで順に整理します。
何が変わった?100株・200株・500株・600株の比較

| 保有株数 | 変更前 | 変更後・2026年10月基準分から |
|---|---|---|
| 100〜199株 | 7,000円の割引券。1万円以上の購入が条件 | 8,000円の割引券。1万1,000円以上の購入が条件 |
| 200〜499株 | 10,000円相当の優待券 | 11,000円相当の優待券 |
| 500〜599株 | 20,000円相当の優待券 | 22,000円相当の優待券 |
| 600株以上 | 20,000円相当の優待券、または26,000円相当と記載されたドライヤー | 22,000円相当の優待券、またはオリジナルドライヤー |
会社はオンラインストアの商品価格改定を受け、従来どおり優待を提供するため額面を増やすと説明しています。金額の増加率だけで、購入できる商品の量や実質的な価値が同じ割合で増えたとは判断できません。
変更後のドライヤーの評価額は開示に記載されていません。過去の26,000円という額を、そのまま現在の金額として使わないようにしてください。
出典 会社の変更通知
100株なら自己負担はいくら?下限額で買うと3,000円
額面は増えても、条件の下限での負担は変わらない
変更前は10,000円−7,000円=3,000円、変更後は11,000円−8,000円=3,000円です。購入条件の下限ちょうどで商品を選べたと仮定した計算であり、実際の商品セットがその金額になるとは限りません。
たとえば変更後に12,000円の商品を選ぶ場合は、12,000円−8,000円=4,000円の負担になります。商品の組み合わせと最終的な支払額を確認することが重要です。
「改悪か改善か」は買う予定の商品で比べる
2025年の制度変更を説明する記事には、100株で7,000円の割引券と書かれたものがあります。今回の2026年10月22日の発表では8,000円へ変更されました。別の年の情報を混ぜて判断しないでください。
額面だけを比べれば増額ですが、商品の価格改定もあるため、同じ商品を同じ量買う場合の支払額で比較する方が家計への影響を把握できます。これは発表内容を踏まえた比較方法の提案です。
ほかの美容品優待と比べたい人は、シャンプー・コスメなど実際に使う商品から候補を探すと、優待を余らせにくくなります。
いつまでに買えばよい?基準日と権利付最終日を区別
会社が示す基準日は10月31日です。一方、2026年10月末の国内株式の権利付最終日は10月28日(水)、権利落ち日は29日(木)です。通常の取引所取引では、28日の大引け時点で保有する必要があります。
注文を出すだけではなく、必要株数の買付けが成立していることが前提です。PTS等の取扱いは証券会社の案内で確認してください。月末の31日に買えば間に合う、という意味ではありません。
出典 AB&Companyの基準日、マネックス証券・2026年10月の権利日程
長期保有や抽選の条件はある?
10月22日の会社開示と株主還元ページには、1年以上などの継続保有条件や抽選条件は記載されていません。対象は基準日時点の株主名簿に記載・記録された100株以上の株主です。将来も条件が変わらないという保証ではありません。
優待はいつ届く?使える店・送料・利用期限

利用先は、シャンプーなどの自社商品を販売する公式オンラインストアです。美容室での施術代や、一般の買い物に使える現金とは異なります。公式の株主還元ページは、優待はすべて送料無料と案内しています。
割引券・優待券は、毎年1月末頃開催予定の定時株主総会の終了後に発送し、申込受付期間は6か月間、毎年7月末までとされています。2026年10月基準分の具体的な到着日や操作は、届く案内で確認してください。
額面未満の買い物について釣銭の支払い・差額の繰越はありません。券が届くことと、商品を選んで申し込むことは別なので、案内を保管し期限を確認しましょう。
増額の価値は「もともと買う商品があるか」で変わる
普段から対象商品を買う人は、同じ買い物で比較する
対象のシャンプーやトリートメントを継続して購入している人なら、優待を使うことで通常の買い物の支払いがいくら減るかを確認できます。比べるのは券の額面ではなく、「同じ商品・同じ量を優待なしで買う場合」と「優待ありで買う場合」の支払額です。
ただし、会社は商品の価格改定も実施しています。以前買っていたセットが今も同じ価格・容量とは限らないため、旧価格と新しい券の額面を組み合わせて節約額を出すのは適切ではありません。現在の商品と発送時の優待対象を照合しましょう。
初めて使う人は「割引のために支出を増やさないか」を見る
これまで対象商品を買う予定がなかった人にとって、最低3,000円の持ち出しは新たな支出です。8,000円の券を受け取ったから家計が8,000円増えるわけではありません。
普段は別の商品に年間2,000円を使っている人が、仮に優待を使うために3,000円払うなら、代替できる商品と量によっては支出が増えます。逆に、同等の商品を継続して使い、普段の支出を置き換えられるなら価値を感じやすくなります。これは家計での評価方法の例で、商品の品質や効果の比較ではありません。
「3,000円から」を「必ず3,000円」と読まない
選んだ商品の合計が1万1,000円ちょうどになるとは限りません。買いたい商品の組み合わせが1万3,200円なら、8,000円を引いた負担は5,200円です。実在するセットの販売価格ではなく、計算方法を示す仮定例です。
公式ストアには通常購入向けの配送案内もありますが、株主優待の送料無料条件は会社の株主還元ページで別途確認できます。注文時は優待の案内と最終確認画面を優先し、一般向けのキャンペーンやクーポンとの併用を未確認のまま見込まないようにします。
100株と200株はどちらがよい?必要資金と利用価値で考える
100株と200株では「割引券」と「優待券」の条件が異なります。ただし、200株に増やすためには追加の株式購入資金が必要です。優待券の金額だけで追加購入を決めるのではなく、追加資金、株価の変動、実際に使う商品の金額を比較します。
必要資金は確認時点の株価×株数に費用を加えて計算します。利回りを比べる際は、購入時の株価を使って計算してください。特に100株の割引券8,000円を現金8,000円と同じ価値として利回り計算すると、自己負担条件を見落とします。
買い増しは「増える優待」だけを切り出して比べる
| 比較 | 増える優待の額面 | 追加で必要な株数 | 比較の注意点 |
|---|---|---|---|
| 100株→200株 | 8,000円の割引券から11,000円の優待券へ | 100株 | 利用条件が違うため、差額3,000円を現金の増加とみなさない |
| 200株→500株 | 11,000円→22,000円 | 300株 | 買い増しした資金の値下がりリスクも負う |
| 500株→600株 | 優待券なら22,000円で同額 | 100株 | 増えるのはドライヤーを選ぶ選択肢。券の額面は増えない |
たとえば200株から500株に買い増す場合、優待券は11,000円分増えます。一方、追加の300株が購入時より1株40円下がると、追加部分だけで40円×300株=12,000円の値下がりです。優待の増額分より大きくなる計算であり、実際の株価予測ではありません。取引費用や税金も別に生じる場合があります。
権利落ち後に売れば安全、とは限らない
権利を取得した後も株価は動きます。特に権利落ちの前後は、優待や配当の権利がなくなることも価格形成に影響します。「権利を取ってすぐ売る」という予定でも、希望する値段で売れる保証はありません。優待の利用価値と株式投資の損益は別に考えてください。
信用取引を組み合わせる方法もありますが、売建ての可否、在庫、費用を確認せずに今回の銘柄でも使えるとはいえません。本記事ではクロス取引で一定の利益を得られるとは試算していません。
株主優待を調べる口座・ツールも比較しておく
複数銘柄を検討するなら、必要株数や権利月を調べやすいか、費用や取引条件が自分に合うかも比較しましょう。すでに使いやすい口座があれば、新しく作る必要はありません。
証券会社を広く比較してから決めたい人は、主要6社の手数料・積立条件の比較も参考になります。各銘柄の優待条件は企業の最新IRで確かめてください。
自分に合うかを確認する3つの質問
- 対象商品を自分や家族が使う予定があり、普段の買い物を置き換えられるか。
- 100株なら、対象商品の合計額と券を使った後の支払額を把握しているか。
- 優待を使い切れない場合や株価が下がった場合でも、その投資を続けたいと思えるか。
対象商品を使う予定がある既存株主なら、最新の案内を確認して利用条件を整理する意味があります。商品を使う予定がなく、優待額の大きさだけに興味があるなら、まず購入を急がず、必要資金と使い道から考える方が判断しやすくなります。
よくある質問

100株なら8,000円分を無料で買えますか?
いいえ。1万1,000円分以上の購入で8,000円を値引きする条件です。条件の下限ちょうどで買えた場合でも、自己負担は3,000円です。
100株の条件は200株以上にも適用されますか?
1万1,000円以上という購入条件は、今回の開示では100〜199株の割引券に記載されています。200株以上の優待券へ同じ条件を勝手に当てはめず、発送時の案内で使い方を確認してください。
美容室で使えますか?
今回案内されているのは公式オンラインストアで使う券等です。美容室の施術代に使えると考えないでください。
余った金額を翌年に回せますか?
会社は額面に満たない場合の釣銭支払いと、次回利用への繰越ができないと説明しています。
ドライヤーは今も26,000円相当ですか?
変更後の表に金額はありません。過去の記載を現在の評価額と断定できません。
迷ったら、商品の使い道から次の候補を絞る

100株の優待は、1万1,000円以上の購入に使う8,000円の割引券です。最低条件での自己負担は3,000円。200株以上の優待券とは使い方が違い、500株から600株へ増やしても、優待券を選ぶ場合の額面は変わりません。
まずは欲しい商品の合計と支払額を確認し、そのうえで株数を考える順番がおすすめです。AB&Company以外も検討するなら、次は「商品を使う優待」と「電子ギフトの優待」を比べると、自分が使い切りやすい条件を整理できます。
口座を決めてから取引を始めたい人は、手数料だけでなく取扱商品や使いやすさも確認してください。
出典
株式の価格は変動し、優待の変更や廃止が行われる場合もあります。購入前には会社の公式案内と利用する証券会社の取引条件を確認してください。




