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船井総研ホールディングス(9757)の株主優待は、2026年12月末基準分からQUOカードではなくポイント制に変わります。最低株数は100株から400株へ引き上げられ、100〜399株の株主は新制度の対象外です。
ポイントが増える区分もあるため、全員に同じ影響が出る変更ではありません。まず自分の株数で何が変わるかを確認し、その後に受取方法や繰越条件を見ていきましょう。
何が変わる?QUOカード廃止とポイント制への移行

| 項目 | 変更前 | 新制度 |
|---|---|---|
| 最低保有株数 | 100株 | 400株 |
| 優待の種類 | QUOカード | プレミアム優待倶楽部のポイント |
| 基準日と回数 | 6月末・12月末の年2回 | 12月末の年1回 |
| 新制度の適用 | 対象外 | 2026年12月末基準分から |
| 使い方 | カードの取扱店で利用 | 登録後、ポイント数に応じて商品等と交換 |
会社は投資魅力の向上と株主との対話強化を変更の目的に挙げています。ただし、会社の目的と個々の株主が受けるメリットは別です。100〜399株の株主にとっては、従来あった優待が受け取れなくなる変更になります。
100株の優待はいつ終了する?
100〜399株への進呈は2026年6月末基準分をもって終了します。2026年12月も100株を保有すれば従来のQUOカードが届く、という扱いではありません。
一方、400株以上の区分は12月末基準の新制度の対象です。「旧制度の廃止」だけを見て、船井総研HDの株主優待がすべてなくなると解釈するのも誤りです。
400株・600株・800株でもらえるポイントを確認
| 保有株数 | 新制度の年間進呈ポイント |
|---|---|
| 400〜599株 | 2,000ポイント |
| 600〜799株 | 3,000ポイント |
| 800〜1,499株 | 5,000ポイント |
| 1,500〜2,499株 | 15,000ポイント |
| 2,500株以上 | 30,000ポイント |
1ポイント≒1円相当と案内されていますが、同額の現金が銀行口座へ入る制度ではありません。交換できる商品や必要ポイント、使い切れるかどうかも含めて価値を考えます。
会社の案内ではグルメ・電化製品・体験ギフトなどを選べるほか、共通株主優待コインWILLsCoinへの交換も可能です。商品数や在庫は変わることがあるため、必ず希望する品を受け取れると考えないようにしましょう。
改悪か拡充かは、年間の回数と自分の株数で比べる
旧制度の「1回分」と新制度の「年間分」を混ぜない
会社が示す旧制度のQUOカードは、100〜999株が1回500円分、1,000〜4,999株が1回1,000円分、5,000〜9,999株が1回5,000円分、10,000株以上が1回10,000円分でした。年2回を受け取る前提で年間換算し、新制度の年1回と比較する必要があります。
| 保有株数の例 | 旧制度を年2回受けた場合 | 新制度の年間分 |
|---|---|---|
| 100株 | QUOカード年1,000円分 | 対象外 |
| 400株 | QUOカード年1,000円分 | 2,000ポイント |
| 800株 | QUOカード年1,000円分 | 5,000ポイント |
| 1,000株 | QUOカード年2,000円分 | 5,000ポイント |
| 2,500株 | QUOカード年2,000円分 | 30,000ポイント |
これは制度がそれぞれ1年間適用された場合の比較です。現金と同じ使い勝手を表すものでも、変更年の2026年に実際にもらう合計を表すものでもありません。
2026年は6月分が旧制度、12月分が新制度という移行になります。たとえば400株の対象条件を各基準日に満たす場合、6月分のQUOカードと12月分のポイントを分けて把握します。異なる形式の特典を足して「現金で何円増える」とは説明できません。
初回にも長期保有が必要?進呈条件と繰越条件は別

初回の条件は12月末の400株以上
新制度の進呈条件は、毎年12月末の株主名簿に記載・記録された400株以上の株主であることです。公式説明では、初回進呈の条件として「1年以上保有」は設けられていません。抽選で受取人を決める制度とも案内されていません。
翌年へ繰り越す場合は同じ株主番号等の条件がある
繰越には、2026年12月末以降の毎年12月末の名簿に同一株主番号で連続2回以上記録され、400株以上を継続保有する等の条件があります。最大2回分をまとめて交換できると説明されています。
全株売却、貸株サービスの利用、名義変更・相続等により株主番号が変わった場合には、ポイントが失効して繰り越せなくなる旨の注意があります。初回に受け取れるかという話と、残ポイントを次回へ持ち越せるかという話を分けて読んでください。
出典 会社公式の進呈・繰越条件
案内はいつ届く?初回は2027年2月中旬予定
会社は、登録方法等を記載した案内を翌年2月中旬頃に発送予定としています。初回は2027年2月中旬の予定です。案内に従って特設Webサイトへ登録し、ポイントに応じた優待を受け取る流れです。
インターネットで登録できない場合は電話申込みも可能ですが、選べる商品には制限があります。到着予定日と実際の到着日、商品発送までの期間を同じだと考えないようにしましょう。
100株から400株へ買い増す前に、必要資金と損益を分けて考える
100株の株主が新制度の最低区分に届くには、追加で300株が必要です。追加資金は購入時の株価×300株に費用を加えて計算します。新たにもらえる2,000ポイントだけで、追加投資全体が得になるかは決まりません。
計算例として、追加の300株が購入時より1株10円下がると、300株×10円=3,000円の値下がりです。新制度の最低区分の2,000ポイントを上回る規模になります。将来の株価予測ではなく、追加資金が価格変動を受けることを示す仮定例です。
優待がなくてもその会社へ投資したいか、交換商品を使い切れるか、追加資金が生活費や近い将来の支払いに必要ではないかを順に確認しましょう。
よくある質問

100株のままでも12月分のQUOカードは届きますか?
2026年12月末基準分から新制度です。100〜399株は対象外で、従来のQUOカードの進呈もありません。
400株を1年以上持っていないと初回は対象外ですか?
会社が示す初回進呈条件に1年以上という要件はありません。同一株主番号で連続記録等を要するのは、ポイントの繰越条件です。
ポイントは現金として引き出せますか?
公式説明は商品等との交換や共通コインへの交換です。1ポイント≒1円という表示から、現金を引き出せると解釈しないでください。
旧制度より必ず得になりますか?
100〜399株は対象外となり、400株以上も交換対象・利用手続きが変わります。額面だけでなく、実際に使えるかまで含めて判断します。
次は、ほかの優待と「使い切れる条件」を比べる

優待の条件は金額だけでなく、必要株数、長期保有、ポイントの使い道で違います。まずは今の株数と12月分の対象条件を確認し、そのうえで他の優待とも比較してみてください。
日用品や美容品など、使う予定のある商品から選びたい人はこちらも参考になります。
証券口座を新しく作る必要がある場合は、手数料・取扱商品・操作性を比較してから選べます。
出典
制度は変更される場合があります。購入前は企業の公式案内と利用する証券会社の取引条件を確認してください。




