AI副業で月10万円を目指すなら、SNSで集客して自分の商品を売る方法よりも、すでに需要がある仕事を受ける方法のほうが始めやすいです。この記事では、文章の仕事とSNS運用代行を組み合わせる進め方と、契約や税金で確認しておくことをまとめました。以前の記事にあった市場規模の数字や、月ごとの収入の見込みは、出典を示せないため削除しています。2026年10月1日時点で押さえたいのは次の点です。
- 最初の目標は、依頼がある仕事を1つ受けて、最後まで納品すること
- 分野を1つに絞る。同時にいくつも始めると続かない
- 仕事を受けるときは、内容・報酬・支払期日を文章で確認する(フリーランス法は、発注する事業者に取引条件の明示を義務づけている)
- 給与を1か所から受けている人は、給与以外の所得が年20万円を超えると確定申告が必要(国税庁)
- 月10万円に届く時期は人によって違い、約束はできない
AI副業の全体像を先に知りたい人はAI副業のトレンドと現実的な始め方を、うまくいかない理由を知りたい人はAI副業は本当に稼げない?をご覧ください。
「AI副業は稼げない」と言われる理由
| 理由 | 起きていること | 対策 |
|---|---|---|
| 情報が多すぎる | 実績を確かめられない発信が増えている | 公式の情報と、自分で試した結果で判断する |
| SNSの集客に頼る | フォロワーが増えるまで収入がない | 先に、依頼がある仕事を受ける |
| 受ける仕事を避ける | 手間がかかる仕事を避け、楽な方法を探し続ける | 小さな仕事を1つ受けて、納品まで経験する |
国民生活センターは2026年9月16日、AI講座やSNS運用講座などのビジネス講座の相談が増えていると発表しました。2025年度の相談は3,551件で、Web会議で勧誘を受けて契約した場合の平均契約金額は、2024年度で99万円でした。学ぶためにお金を払う前に、解約条件と返金の可否を確認してください。
始めやすい4つの仕事
| 仕事 | 内容 | AIを使う場面 |
|---|---|---|
| 文章の仕事 | 記事の作成、メールや商品説明の文章、SNSの投稿文 | 構成案と下書き。内容の確認と仕上げは自分で行う |
| SNS運用代行 | 投稿の企画、画像や動画の作成、数値の報告 | 投稿案、台本、画像の作成、数値の整理 |
| AIの導入の手伝い | 小さな会社や店舗に、AIの使い方を教える、手順を作る | 自分の業務で使った経験がそのまま教材になる |
| テンプレートや教材の販売 | 作業で使った型を商品にする | 受けた仕事で役に立ったものをまとめる |
上の2つは、依頼がすでにある仕事です。下の2つは、上の2つの経験が積み上がってから始めると、内容に根拠を持たせられます。
月10万円までの進め方
1 文章の仕事を1つ受ける
- 見本の文章を3本作る(題材は自分で決める)
- 仕事を探せるサービスに登録し、プロフィールに「できること」「納期」「連絡できる時間」を書く
- 小さな仕事に応募し、納期を守って納品する
- かかった時間を記録し、時間あたりの金額を出す
2 SNS運用代行を加える
- 自分のアカウントを運用し、投稿の数値を見せられるようにする
- 受ける範囲を決める(投稿の本数、画像の作成、返信、報告)
- 知り合いの店舗や、文章の仕事の依頼主に提案する
Instagramの運用代行はインスタで稼ぐ!主婦におすすめのマネタイズ方法でも紹介しています。
3 単価を見直す
- 同じ依頼主から続けて受ける仕事を増やす
- 作業の時間が短くなった分、受ける範囲を広げる(企画、分析、改善の提案)
- 時間あたりの金額が低い仕事は、条件を相談するか、受ける数を減らす
4 教える側、作る側に広げる
受けた仕事で使った手順やテンプレートを、教材や商品にまとめます。noteでの販売はnoteの始め方と有料記事の作り方で解説しています。
契約で確認すること
2024年11月1日に、フリーランスの取引に関する法律(フリーランス・事業者間取引適正化等法)が施行されました。厚生労働省は、会社員が副業で事業者として業務委託を受ける場合も、この法律の対象になると説明しています。
- 発注する事業者は、業務を委託したら、取引条件を書面やメールなどで直ちに明示する義務がある(口頭は不可)
- 明示する事項は、仕事の内容、報酬の額、支払期日など9つ
- 報酬の支払期日は、納品を受けた日から60日以内のできるだけ短い期間で定める
- 1か月以上の業務委託では、受領の拒否、報酬の減額、返品など7つの行為が禁止されている
条件を文章で残してくれない相手とは、取引を始めないほうが安全です。
税金と勤め先のルール
- 国税庁によると、給与を1か所から受けていて、給与所得と退職所得を除く所得の合計が20万円を超える人は、確定申告が必要
- 副業の所得は、原稿料などの例のように雑所得になる場合がある
- 厚生労働省は副業・兼業の促進に関するガイドラインを公表している。副業が認められるかどうかは、勤め先の就業規則で確認する
税金のくわしい内容は副業収入の課税ルールをご覧ください。
つまずきやすい点
- いくつも同時に始める 1つの仕事で納品まで終えてから、次を加える
- 安い価格で数を受ける 時間あたりの金額を記録し、下がってきたら条件を見直す
- 1回きりで終わる 納品のあとに、次に手伝えることを提案する
- AIの出力を確かめない 事実の誤りや、ほかの人の文章に似ていないかを確認する
- 依頼主の情報をAIに入力する 入力してよい情報かを先に確認する。設定はChatGPTのセキュリティ設定を参照
よくある質問
月10万円までどのくらいかかりますか
人によって違います。使える時間、これまでの経験、受ける仕事の単価で変わるため、期間は約束できません。
スキルがなくても始められますか
始められますが、見本を作って見せることは必要です。AIで下書きを作り、自分で直した文章や投稿を見本にしてください。
AIを使っていることは依頼主に伝えるべきですか
伝えてください。AIの使用を認めていない依頼もあります。受ける前に確認すると、あとのトラブルを防げます。
高額な講座を受けたほうが早いですか
講座が必要かどうかは人によります。契約する前に、内容、解約条件、返金の可否を確認してください。「必ず稼げる」という説明には注意が必要です。
確定申告はいつから必要ですか
給与を1か所から受けている会社員の場合、給与以外の所得の合計が年20万円を超えると必要です。所得は、収入から必要経費を引いた金額です。
まとめ
- 月10万円を目指すなら、依頼がある仕事を受けるところから始める
- 文章の仕事で納品を経験し、SNS運用代行を加える
- 取引条件は文章で確認する。支払期日は納品から60日以内が原則
- 給与以外の所得が年20万円を超えたら確定申告が必要
出典は国民生活センター ビジネス講座のトラブルにご注意、厚生労働省 フリーランスとして業務を行う方・フリーランスの方に業務を委託する事業者の方等へ、公正取引委員会 フリーランス法特設サイト、厚生労働省 副業・兼業、国税庁 No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人、国税庁 No.1500 雑所得です。