Instagramのアルゴリズムを、Instagramの公式の説明だけで整理しました。もとにしたのは、Instagramの責任者アダム・モッセーリ氏による「Instagramのランキングを解説」と、Instagram for Creatorsのよくある質問、ヘルプセンターです。2026年10月1日時点で押さえたいのは次の点です。
- Instagramは「1つのアルゴリズム」で動いているわけではない。フィード、ストーリーズ、発見タブ、リールで、それぞれ別の仕組みが使われている
- リールで特に重視されるのは、再シェアする、最後まで見る、いいねする、音源ページに移動する可能性
- おすすめに出るかどうかは「1視聴者あたりのエンゲージメント」(再生時間、シェア、フォロー、いいね、コメント、プロフィールへのアクセスなど)が最も重視される
- 「最初の30分の反応で決まる」「リールは写真より優遇される」は、公式が否定している
場所ごとのランキングの仕組み
| 場所 | 表示されるもの | 特に重視される行動(公式の説明) |
|---|---|---|
| フィード | フォロー中のアカウントの投稿、おすすめの投稿、広告 | 数秒見る、コメントする、いいねする、シェアする、プロフィール写真をタップする |
| ストーリーズ | フォローしている人のストーリーズ、広告 | タップして見る、返信する、次のストーリーズに進む |
| 発見タブ | まだフォローしていないアカウントの写真や動画 | いいね、保存、シェア |
| リール | 多くはフォローしていないアカウントの動画 | 再シェアする、最後まで見る、いいねする、音源ページに移動する |
出典はInstagramのランキングを解説(2023年5月31日)です。
使われるシグナル(判断の材料)
フィード
- あなたのアクティビティ いいね、シェア、保存、コメントした投稿
- 投稿に関する情報 人気度(いいね・コメント・シェア・保存がどれだけ早くついたか)、投稿日時、位置情報
- 投稿者に関する情報 直近の数週間で、ほかの人がその投稿者と何回やり取りしたか
- やり取りの履歴 互いの投稿にコメントしているかなど
発見タブとリール
発見タブでは、投稿の人気度(いいね・コメント・シェア・保存の数と速さ)の重要度が、フィードやストーリーズより「はるかに高い」と説明されています。リールでは、投稿者の情報について「誰もがオーディエンスを見つけるチャンスを得られるように」フォロワー数やエンゲージメントなどを考慮するとしています。
おすすめに出るかどうかを決めるもの
公式のよくある質問では、次のように説明しています。
- 最も重視されるのは、そのコンテンツが得た1視聴者あたりのエンゲージメント(再生時間、シェア、フォロー、いいね、コメント、プロフィールへのアクセスなど)と、視聴者が今後アクションをする可能性
- おすすめの仕組みは場所ごとに違い、その場所で発生したエンゲージメントが最も重視される
- 興味を示しそうな人に届けるための「オーディエンスマッチング」も使われる。同じ分野の投稿が特定の人たちに届いた実績があると、似たテーマの投稿も届きやすい
出典はInstagram for Creators よくある質問です。
公式が否定している説
| よく言われる説 | 公式の説明 |
|---|---|
| 最初の30分で反応が多いと上位に表示される | 事実ではない |
| フィードではリールが写真より優遇される | 優遇しない。その人にとって価値が高い形式を予測している |
| 時系列のフィードのほうが見てもらえる | ランク付けのフィードにしてから、平均的な投稿は50%多くのフォロワーに見られている |
| 広告を買わないとリーチが抑えられる | 広告の購入を促すために露出を抑えることはない |
| シャドウバンで理由なく非表示にされる | ランク付けで意図的に行うことはない。理由はアカウントステータスで確認できる |
おすすめに表示されにくくなるもの
- すでにInstagramに投稿されている動画の再投稿、ほかの人のコンテンツを集めて再シェアするアカウント
- 透かし(ほかのアプリのロゴなど)が入った動画
- 解像度が低い動画、ミュートの動画、枠線のある動画、文字がメインの動画
- 3分を超えるリール(フォロワー以外に向けた動画は3分以内がすすめられている)
- クリックベイトやエンゲージメントベイト、コンテストやプレゼント企画を宣伝するコンテンツ
- おすすめ対象のガイドラインに合わないコンテンツ(暴力の描写、規制対象の商品の使用を奨励するものなど)
おすすめ対象外のルールとシャドウバンの考え方はシャドウバンの見分け方と対処にまとめています。
2024年末からの主な変化
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2024年12月10日 | トライアルリール動画の提供開始。フォロワー以外に先に配信して反応を確かめられる |
| 2025年8月6日 | リポスト、Instagramマップ、リールの「友達」タブ |
| 2025年12月10日 | 「あなたのアルゴリズム」。リールのおすすめを左右するトピックを自分で確認・調整できる |
| 2026年4月15日 | 「あなたのアルゴリズム」が発見タブにも対応 |
「あなたのアルゴリズム」は、公式の発表では全世界で英語で提供されています。2025年の変化は2025年のInstagramの変化まとめに記録しています。出典はトライアルリール動画、New Instagram Features to Help You Connect、アルゴリズムを確認してコントロールするための新機能です。
アルゴリズムをふまえた運用のポイント
- オリジナルのコンテンツを作る
- 冒頭の3秒で関心を引く。公式もリールの冒頭3秒をあげている
- 最後まで見たくなる長さと構成にする。再生時間と「最後まで見る」が重視される
- シェアや保存をしたくなる内容にする
- コメントに返信する。公式は、最初の7日以内にコメントへ「いいね!」や返信をするとリーチが増えるとしている
- インサイトとアカウントステータスを確認する
リールの作り方はリールの視聴時間とシェアを伸ばす方法、フォロワー以外に届ける仕組みはInstagramアルゴリズム完全攻略で解説しています。
よくある質問
Instagramのアルゴリズムは1つですか
1つではありません。フィード、ストーリーズ、発見タブ、リール、検索で、それぞれ別のアルゴリズムが使われていると公式が説明しています。
保存とシェアはどちらが大事ですか
場所によって違います。発見タブでは「いいね、保存、シェア」、リールでは「再シェア、最後まで見る、いいね」が特に重視されると説明されています。
フォロワーが少ないと不利ですか
リールについて公式は、誰もがオーディエンスを見つけるチャンスを得られるようにしていると説明しています。おすすめで最も重視されるのは、1視聴者あたりのエンゲージメントです。
投稿する時間は関係ありますか
公式は、オーディエンスが最もアクティブな時間帯に投稿するよう勧めています。時間帯はインサイトで確認できます。
ハッシュタグは効果がありますか
内容に関連するハッシュタグは、その話題に関心のある人へのリーチを広げます。関係のないハッシュタグは、エンゲージメントと配信に悪い影響が出る可能性があります。
まとめ
- Instagramのアルゴリズムは場所ごとに違う
- おすすめで最も重視されるのは、1視聴者あたりのエンゲージメント
- 再投稿、透かし、3分を超えるリールなどは、おすすめに出にくい
- 「最初の30分」「リール優遇」などの説は、公式が否定している
Instagramの始め方の全体像はInstagramの始め方と伸ばし方にまとめています。




