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2023年までの「一般NISA」「つみたてNISA」で買った投資信託や株は、2024年からの新しいNISAとは別に管理され、それぞれの非課税期間が終わるまで非課税で持てます。2026年に確認したいのは次の3点です。
- 2022年に一般NISAで買った分は、2026年12月末で非課税期間が終わる
- 期間が終わると、新しいNISAへは移せず(ロールオーバー不可)、特定口座などの課税口座に自動で移る
- 課税口座に移るときは、その時点の時価が新しい取得価額になる。値下がりしていると、その損は税金の計算上なかったことになる
この記事は、金融庁のNISA特設ウェブサイト(「NISAを知る」「2023年までのNISA」)と国税庁のタックスアンサーを2026年9月29日時点で確認して書いています。新しいNISAの使い方は新NISAの証券会社の選び方、売り方の考え方は新NISAの出口戦略で解説しています。

旧NISAの非課税期間はいつ終わる?
| 制度 | 買付できた年 | 年間の上限 | 非課税期間 | 非課税期間が終わる時期 |
|---|---|---|---|---|
| 一般NISA | 2014〜2023年 | 120万円(2014・2015年は100万円) | 5年 | 買付した年から5年目の年末 |
| つみたてNISA | 2018〜2023年 | 40万円 | 20年 | 買付した年から20年目の年末 |
| ジュニアNISA | 2016〜2023年 | 80万円 | 5年(その後18歳まで継続管理) | 2024年以降は年齢にかかわらず払い出せる |
一般NISAの買付年ごとの終了時期は次のとおりです。
| 一般NISAで買った年 | 非課税期間が終わる時期 |
|---|---|
| 2019年 | 2023年12月末(終了済み) |
| 2020年 | 2024年12月末(終了済み) |
| 2021年 | 2025年12月末(終了済み) |
| 2022年 | 2026年12月末 |
| 2023年 | 2027年12月末 |
つみたてNISAは非課税期間が20年と長く、最も早い2018年の買付分でも2037年12月末まで非課税です。急いで何かをする必要はありません。
非課税期間が終わるとどうなる?
2023年までは、一般NISAの非課税期間が終わるときに、翌年の一般NISAの枠へ移す「ロールオーバー」ができました。2024年からの新しいNISAへはロールオーバーできません。期間が終わった商品は、次のように扱われます。
| 扱い | 内容 |
|---|---|
| 移る先 | 同じ金融機関の特定口座(なければ一般口座)に自動で移る |
| 新しい取得価額 | 課税口座に移した日の終値に相当する金額(時価) |
| 移ったあとの税金 | 売ったときの利益や配当に約20%の税金がかかる |
| 新しいNISAへの直接の移管 | できない |
取得価額が「移管時の時価」になる影響
例として、2022年に一般NISAで100万円分買った投資信託の例で考えます。
| 2026年12月末の時価 | 課税口座での取得価額 | その後に売ったときの税金 |
|---|---|---|
| 150万円(値上がり) | 150万円 | 150万円からの値上がり分だけに課税。それまでの50万円の利益は非課税のまま |
| 80万円(値下がり) | 80万円 | 80万円からの値上がり分に課税。元の100万円に戻っても、80万円からの20万円の利益に約4万円の税金がかかる |
国税庁のタックスアンサーNo.1464では、NISA口座から特定口座や一般口座に移した株式等の取得費は、移した日の終値に相当する金額とされています。値上がりしているときは、非課税の利益をそのまま持ち越せます。一方、値下がりしているときに課税口座へ移すと、元の買値まで戻る途中の利益にも税金がかかるので注意が必要です。

2026年12月末に向けた3つの選択肢
2022年に一般NISAで買った分がある人は、12月末までに次のどれにするかを決めておきます。
| 選択肢 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|
| 期間内に売る | 利益が出ていて、使う予定がある。新しいNISAで買い直したい | 売った代金で新しいNISAの枠を使う(年間360万円の枠の範囲) |
| そのまま課税口座に移す | 値上がりしていて、今後も持ち続けたい | 以後の利益には税金がかかる |
| 売って新しいNISAで買い直す | 値下がりしていても、今後は非課税で持ちたい | 売買のタイミングで価格が変わる。新しいNISAの枠を使う |
新しいNISAの年間の枠は、つみたて投資枠120万円と成長投資枠240万円です。旧NISAで持っている分は新しいNISAの生涯上限(1,800万円)とは別枠なので、旧NISAを持っていても新しいNISAの枠は減りません。ほかの人が1年にいくら使っているかは新NISAの平均投資額で紹介しています。
株の場合は、12月末の最終売買日に注意してください。受渡日が年をまたぐと、非課税期間内の売却にならないことがあります。売る場合は、金融機関が案内する期限までに注文します。

売って新しいNISAで買い直す流れ
- 金融機関のマイページで、旧NISAの商品ごとの買付年と非課税期間の終了日を確認する
- 利益・損失の状況を見て、売る・移す・買い直すを決める
- 売る場合は、金融機関の期限までに旧NISA口座で売却する(利益は非課税)
- 翌年以降の新しいNISAの枠で、同じ商品や別の商品を買い直す
- 課税口座に移した場合は、取得価額(移管時の時価)を取引報告書で確認しておく
投資信託は売却の注文から受渡しまで数日かかります。金融機関によって、非課税期間内に売却するための注文期限が違うので、早めに確認してください。
つみたてNISA・ジュニアNISAを持っている人
- つみたてNISAは、非課税期間が20年あるので、多くの人は今すぐ何かをする必要はありません。新しいNISAのつみたて投資枠と並行して持ち続けられます
- ジュニアNISAは、2024年以降、年齢や理由にかかわらず非課税で払い出せます。子どもが18歳になる前でも引き出せるようになりました
- 子ども向けの新しい制度として、こどもNISAが2027年1月に始まります(0〜17歳、年60万円まで)。詳しくはこどもNISAの口座開設申し込み受付はいつ?にまとめています

NISAで米国株も買いたい人へ
旧NISAの分を売って新しいNISAで買い直すなら、NISA口座での取引手数料が無料の証券会社を選ぶと、手数料で利益が削られにくくなります。moomoo証券は、公式ヘルプで「NISA口座での取引手数料は無料」と案内しています(外国株の取引では為替手数料が別にかかります)。
よくある質問
2022年に一般NISAで買った株はいつまで非課税ですか
2026年12月末までです。一般NISAの非課税期間は5年で、2022年に買った分は2026年が5年目にあたります。
旧NISAから新しいNISAに移すことはできますか
直接は移せません。旧NISAで売却し、その代金で新しいNISAの枠を使って買い直すことはできます。
非課税期間が終わると自動で売られますか
売られません。同じ金融機関の特定口座(または一般口座)に自動で移り、以後は課税口座で持ち続けることになります。
課税口座に移ったときの取得価額はいくらになりますか
移したときの時価です。元の買値ではないため、値下がりした状態で移すと、元の買値まで戻る途中の利益にも税金がかかります。
旧NISAを持っていると新しいNISAの枠は減りますか
減りません。2023年までのNISAで持っている分は、新しいNISAの生涯上限1,800万円とは別枠で管理されます。
つみたてNISAはいつまで非課税ですか
買付した年から20年間です。2018年に買った分は2037年12月末まで、2023年に買った分は2042年12月末まで非課税です。
ジュニアNISAのお金はいつ引き出せますか
2024年以降は、子どもの年齢や理由にかかわらず非課税で払い出せます。ただし一部だけの払出しはできず、全額を払い出したうえで口座は廃止されます。
まとめ
- 2022年に一般NISAで買った分は、2026年12月末で非課税期間が終わる
- 終わると課税口座に自動で移り、移すときの時価が新しい取得価額になる
- 新しいNISAへは直接移せない。売って新しいNISAの枠で買い直すことはできる
- 旧NISAの保有分は新しいNISAの1,800万円とは別枠
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