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この記事は、TikTokとManyChat(メニーチャット)の使い方を3回に分けて解説するシリーズの第1回(基本編)です。ManyChatをTikTokにつなぐ条件、自動化できることとできないこと、料金を、ManyChatとTikTokの公式ページで確認してまとめました。以前の記事では「コメントをきっかけに自動でDMを送る」ことを中心に説明していましたが、ManyChatのヘルプを確認したところ、TikTokでは、コメントをきっかけにする機能は「今後の予定」とされていました。このため、DMをきっかけにする使い方に書き直しています。2026年10月2日時点で押さえたいのは次の点です。
- つなげるのは、TikTokのビジネスアカウントだけ。クリエイターアカウントや個人のアカウントはつなげない
- 自動化のきっかけは3つ。DMが届いたとき、専用のリンクを押したとき、QRコードを読み取ったとき
- 自動のメッセージは、相手の最後のやり取りから48時間以内に最大10通まで
- DMにリンクは入れられるが、TikTokのDMの中では押せない
- TikTokのガイドラインは、自動化ツールやスクリプトで仕組みを回避すること、人為的に反応を増やすことを禁止している
このシリーズの記事
- 基本編(この記事) つなぐ条件、できること・できないこと、料金
- 呼びかけ編 DMへ案内する言葉の作り方とガイドラインの禁止事項
- 運用編 始める6ステップとDMの文例
ManyChatとは
ManyChatは、SNSのDMなどへの返信を、プログラムを書かずに自動化できるサービスです。対応しているチャンネルは、Instagram、TikTok、WhatsApp、Facebook Messenger、Telegram、SMS、メールの7つです。
TikTokについて、ManyChatの公式ページは「TikTokとはパートナーの関係にある」と説明しています。挙げられている用途は、よくある質問への自動返信、見込み客の情報の収集、会話から販売への案内、コメントへの返信です。
Instagramでの使い方はManyChat×Instagramの基本編で解説しています。
つなぐための条件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アカウントの種類 | TikTokのビジネスアカウント。クリエイターアカウントと個人のアカウントは不可 |
| 地域 | EUと英国のユーザーは、今はつなげない |
| つなげる数 | ManyChatの1つのアカウントにつき、TikTokのアカウントは1つ |
| 追加の料金 | TikTokを使うための追加の料金はない。ManyChatのプランの料金がかかる |
| 設定する場所 | パソコンのブラウザがすすめられている。スマホのアプリは機能が限られる |
ビジネスアカウントに切り替えると、TikTokで使える機能が変わることがあります。切り替える前に、TikTokの案内を確認してください。
自動化できること
きっかけ(トリガー)は3つ
ManyChatのヘルプ(2026年8月28日更新)によると、TikTokの自動化を始めるきっかけは、次の3つです。
| きっかけ | 内容 |
|---|---|
| DMが届いたとき | だれかが自分のTikTokのアカウントにDMを送ると、自動化が始まる |
| 専用のリンクを押したとき | ManyChatが作るリンクを押すと、TikTokのメッセージの自動化が開く |
| QRコードを読み取ったとき | ManyChatが作るQRコードを読み取ると、自動化が始まる |
会話を始めやすくする設定
- ウェルカムメッセージ 初めてチャットを開いた人に、最初のメッセージを送る前に表示される文章。「◯◯と送ってください」と案内できる
- おすすめの質問 よくある質問を、最大3つまで表示できる
- デフォルトの返信 決めた言葉に当てはまらないメッセージに返す文章
公式が挙げている使い方
- よくある質問に、自動で答える
- 肌の悩みなど、相手の状況を聞いて、合う内容を案内する
- メールアドレスや電話番号を、DMの中で聞く
- クーポンや資料を、DMで渡す
- フォローしているかどうかを確認して、フォローしている人に資料を送る
- 人が対応したほうがよい相談を、担当者に引き継ぐ
できないこと、制限
ManyChatのヘルプは、TikTokとの連携はまだ広がっている途中で、ほかのチャンネルと動きが違うところがあると説明しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| コメントをきっかけにしたDM | 「今後の予定」とされている(ヘルプの2026年2月18日更新のページ)。きっかけの一覧には入っていない |
| 送れる期間と数 | 相手の最後のやり取りから48時間以内に、最大10通。48時間を過ぎると、相手が会話を再開したときだけ送れる |
| リンク | メッセージに入れられるが、TikTokのDMの中では押せない。別のメッセージとして送ると、コピーしやすい |
| ボタン | 通常のボタンは使える。サイトを開くボタンと、画像に付けるボタンは未対応 |
| 画像など | 画像と動画は送れる。GIF、スタンプ、音声は未対応 |
ManyChatの製品ページには「コメントへの返信」という項目もあります。コメントに関する機能が自分の画面で使えるかどうかは、ManyChatの管理画面で確認してください。
TikTokでの流れ
コメントではなく、DMを起点にすると、流れは次のようになります。
- 動画で内容を伝え、最後に「くわしい資料がほしい人は、DMで◯◯と送ってください」と案内する
- 見た人が、プロフィールからDMを開く
- ウェルカムメッセージとおすすめの質問が表示される
- 相手が言葉を送ると、ManyChatが決めておいた内容を返す
- 資料や案内を渡す。リンクは押せないので、コピーしやすいように別のメッセージで送る
呼びかける言葉の作り方は呼びかけ編、設定の手順とDMの文例は運用編で解説しています。
料金
ManyChatの料金ページ(年払いを選んだときの表示)は次のとおりです。
| プラン | 月あたりの料金 | 含まれるアクティブコンタクト | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| Free | 0ドル | 月25人 | チャンネル2つ、自動化は4つまで |
| Essential | 14ドル(年168ドル) | 月250人 | 自動化の数は無制限 |
| Pro | 29ドル(年348ドル) | 月2,500人 | チャンネル3つ、一斉配信、AI |
- アクティブコンタクトは、その月にやり取りがあった相手の人数
- EssentialとProは、14日間の無料体験がある
- 料金は税別。最終の金額は、支払いの前の画面で確認する
TikTokのガイドラインで確かめておくこと
TikTokのコミュニティガイドライン(2026年9月24日発効)は、「他者を欺く行為と偽のエンゲージメント」として、次のことを認めていません。
- プラットフォームを欺いたり、操ったりしようとすること
- 人為的に反応を増やしたり、おすすめの仕組みを欺いたりするサービスを取引すること
- スパム、なりすまし、偽のレビュー
- 自動化ツール、スクリプト、TikTokの仕組みを回避するように作られた手法を使うこと
違反すると、アカウントの永久停止や、「おすすめ」フィードへの表示の制限などの措置があります。
ManyChatは、TikTokとの連携として提供されているサービスです。ガイドラインが禁止しているのは、仕組みを回避する手法や、反応を水増しする行為です。ManyChatを使う場合も、同じ内容のメッセージを大量に送る、反応を増やすだけの呼びかけを繰り返す、といった使い方は避けてください。
向いている人、向いていない人
- 向いている人 TikTokのDMに同じ質問が何度も届いている人。渡す資料や、案内するページがすでにある人
- 向いていない人 ビジネスアカウントに切り替えたくない人。まだ動画が少なく、DMがほとんど来ていない人
フォロワーを増やす基本はTikTokで1000フォロワーを達成して収益化する方法にまとめています。
よくある質問
TikTokの個人のアカウントでも使えますか
使えません。ManyChatにつなげるのは、ビジネスアカウントだけです。
コメントした人に、自動でDMを送れますか
ManyChatのヘルプでは、コメントをきっかけにDMへ移す機能は、今後の予定とされています。今は、DMを送ってもらう形が基本です。
DMでリンクを送れますか
送れますが、TikTokのDMの中では押せません。相手がコピーして開く形になります。
何通まで送れますか
相手の最後のやり取りから48時間以内に、最大10通です。
無料で使えますか
無料プランがあります。月25人のアクティブコンタクトまで、自動化は4つまでです。
ManyChatを使うと、TikTokの規約違反になりますか
ManyChatは、TikTokとパートナーの関係にあると説明しています。ただ、スパムや、反応を人為的に増やす使い方は、ガイドラインで禁止されています。
まとめ
- TikTokでManyChatを使うには、ビジネスアカウントが必要
- きっかけは、DM、専用のリンク、QRコードの3つ。コメントをきっかけにする機能は今後の予定
- 自動のメッセージは、48時間以内に最大10通。リンクはDMの中では押せない
- スパムや、反応を水増しする使い方は、ガイドラインで禁止されている
次の記事では、DMへ案内する言葉の作り方を解説します。
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