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お金を増やしたいと思ったとき、いきなり投資から始めるより、順番を決めてから動くほうが失敗しにくくなります。金融庁が示す資産形成の基本と公式統計をもとに、最初に決めておきたい3つの目標をまとめました。2026年9月30日時点で押さえたいのは次の点です。
- 目標1は家計を黒字にして、もしもの備え(生活防衛資金)を作ること
- 目標2は公的な保障を知って、保険を必要な分だけにすること
- 目標3はNISAで長期・積立・分散の投資を始めること。NISAは年360万円、生涯1,800万円まで非課税で投資できる
- 3つと並行して、簿記などでお金の知識を身につけると判断がぶれにくくなる
お金を増やす3つの目標と順番
| 順番 | 目標 | 具体的にやること |
|---|---|---|
| 1 | 家計を黒字にし、もしもの備えを作る | 支出を把握し、先取り貯蓄で生活費の数か月分を貯める |
| 2 | 公的な保障を知り、保険を必要な分だけにする | 高額療養費制度や遺族年金などを確認し、民間の保険を見直す |
| 3 | NISAで長期・積立・分散の投資を始める | 10年以上使わないお金を、毎月少しずつ積み立てる |
金融庁も、資産形成の基本として「家計の把握と黒字化」「先取り貯蓄」「長期・積立・分散」の投資をあげ、投資には元本割れのおそれがあることも示しています。出典は金融庁 NISAではじめる資産形成です。
目標1 家計を黒字にし、もしもの備えを作る
まずは毎月の手取りと支出を把握し、黒字にします。2025年の家計調査では、会社員の世帯(二人以上)は手取りが月平均53万2,408円、消費支出が34万6,297円で、差額(黒字)は18万6,111円でした。自分の家計の黒字がいくらかを知ることが出発点です。出典は総務省統計局 家計調査報告 2025年平均結果の概要です。
黒字になったら、給料日に先に貯金する「先取り貯蓄」で、病気や失業に備えるお金(生活費の数か月分)を貯めます。貯金の仕組みは貯金できる人の習慣、支出の見直しは固定費から見直す節約術で解説しています。
目標2 公的な保障を知り、保険を必要な分だけにする
会社員や自営業者は、健康保険や年金を通じて公的な保障を受けられます。たとえば医療費が高額になったときは、高額療養費制度で1か月の自己負担に上限があります。こうした公的な保障で足りない部分だけを民間の保険で備えると、保険料を払いすぎずに済みます。出典は厚生労働省 高額療養費制度です。
目標3 NISAで長期・積立・分散の投資を始める
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年間の投資枠 | つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円(合計360万円) |
| 生涯の非課税保有限度額 | 1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円) |
| 非課税になるもの | 売却益、配当・分配金 |
NISAでは、投資で得た利益に税金がかかりません。ただし元本割れのおそれがあるため、目標1のもしもの備えができてから、10年以上使わないお金で始めるのが基本です。出典は金融庁 NISAを知るです。証券会社の選び方は新NISAの証券会社の選び方にまとめています。
3つと並行して、お金の知識を身につける
お金の知識があると、保険や投資の勧誘を受けたときに自分で判断しやすくなります。たとえば日商簿記3級では、お金の流れを記録する基本を学べます。日本商工会議所の簿記検定は、ネット試験のほか、統一試験(第174回は2026年11月15日)があります。出典は日本商工会議所 簿記検定です。
動画でお金の勉強をしたい人は、バフェッサのような講座も使えます。
よくある質問
投資と貯金はどちらを先にすべきですか
先にもしもの備えとして生活費の数か月分を貯め、そのあとで10年以上使わないお金から投資を始めるのが基本の順番です。
保険はすべて見直したほうがよいですか
まず公的な保障で何が守られているかを確認し、足りない部分だけを民間の保険で備えます。解約するときは、新しい保険に入ってから古い保険を解約すると保障が途切れません。
NISAは毎月いくらから始められますか
証券会社によっては月100円や1,000円から積み立てられます。無理なく続けられる金額から始めて、家計に余裕ができたら増やします。
簿記はお金を増やすのに役立ちますか
簿記そのものでお金が増えるわけではありませんが、収入と支出、資産と負債の考え方が身につき、家計や投資の判断に役立ちます。
3つの目標を同時に進めてもよいですか
家計の黒字化ともしもの備えが先です。備えができたら、保険の見直しとNISAの積立を並行して進めて構いません。
まとめ
- 目標1は家計の黒字化ともしもの備え、目標2は保険を必要な分だけに、目標3はNISAでの長期・積立・分散
- NISAは年360万円、生涯1,800万円まで非課税。ただし元本割れのおそれがある
- 簿記などでお金の知識を身につけると判断がぶれにくい
0から1,000万円を目指す流れはお金の増やし方ロードマップ、家にある現金の扱いはタンス預金のリスクと置き場所、株主優待の管理には株主優待の管理アプリも参考にしてください。




