この記事は、2025年3月1日に公開した「2025年の値上げ一覧」の記録です。公開当時は年の途中の予定をまとめていましたが、今は年間の集計が出ているため、帝国データバンクの確定した数字で書き直しました。
今の値上げの情報は、2026年10月の値上げ一覧と2026年10月から値上がりする商品一覧にまとめています。
2026年10月1日時点で確認できる、2025年の値上げの結果は次のとおりです。
- 帝国データバンクの調査では、2025年の飲食料品の値上げは合計2万609品目。前年(1万2,520品目)から64.6%増えた
- 4月は月間4千品目を超え、2023年10月以来の規模になった
- 値上げの理由は9割超が原材料高。物流費(78.6%)と人件費(50.3%)の割合は、集計できる2023年以降で最高
- 2026年は、4月までの判明分で3,593品目(2025年12月時点の集計)
2025年の月別の動き
帝国データバンクの「食品主要195社 価格改定動向調査」(2025年12月26日公表)が挙げている、月ごとの主な動きです。
| 月 | 品目数 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 1月 | 1,419品目 | 食パンや菓子パンが約2年ぶりに一斉値上げ |
| 3月 | 2,529品目 | 冷凍食品、ラーメンなどのチルド麺、バターやチーズなどの乳製品 |
| 4月 | 4千品目超 | ドレッシングや味噌などの調味料、ビールや酎ハイなどの酒類、パックご飯 |
| 7月 | 2,105品目 | カレールーなどの香辛料 |
| 10月 | 3,161品目 | 焼酎や日本酒などのアルコール飲料 |
調査は、主要な食品メーカー195社の家庭用を中心とした商品が対象です。年内に複数回値上げした品目は、それぞれ別の品目として数えられています。内容量を減らす「実質値上げ」も含まれます。
当時の記事で伝えていたこと
2025年3月の時点では、1月から4月までの予定を月ごとにまとめていました。
- 1月 パン類の値上げ
- 2月 冷凍食品、調味料の値上げ
- 3月 冷凍食品、加工食品の値上げ
- 4月 ビールやチューハイ、清涼飲料水の値上げ
当時の記事にあった、メーカーごとの値上げ率や、要因の割合の数字は、公開後に更新された集計と合わなくなったため、この記録では年間の確定した数字に置き換えました。
値上げが続いた理由
帝国データバンクは、2025年の値上げの要因を次のように整理しています。
| 要因 | 値上げ品目に占める割合 |
|---|---|
| 原材料高 | 9割超 |
| 物流費 | 78.6% |
| 人件費 | 50.3% |
チョコレート、コーヒー、果汁飲料、パックご飯、米菓などは、天候不順による不作で原材料が不足し、短い期間で何度も価格が改定された製品もありました。人件費を理由にした値上げの割合は、前年からほぼ倍になっています。
同社は、1回に8千品目近くが上がるような大きな値上げの波はなかったものの、月に1千品目を超える値上げが続く状態が当たり前になった1年だったとまとめています。
その後の動き
- 2025年12月の時点で、2026年1月から4月までに値上げが決まっていた飲食料品は3,593品目。前年の同じ時期に集計した2025年分(6,121品目)より約4割少なかった
- 2026年の値上げでは、物流費や人件費など、サービスの価格の上昇を理由にしたものの割合が高まっている
- 2026年10月の値上げは、通信料金、宅配の送料、酒税の変更など、食品以外にも広がっている
2026年10月の内容は、冒頭で紹介した2本の記事をご覧ください。
家計でできること
- 固定費を先に見直す 通信費、保険、サブスクリプションは、一度見直すと効果が続く
- 値上げの前に買いだめしすぎない 使い切れない量を買うと、かえって無駄になる
- 支払い方法をまとめる ポイントの付く支払い方法を1つか2つに決める
支払い方法はクレジットカードの選び方とスマホ決済の選び方、ポイントのまとめ方は楽天経済圏の始め方で解説しています。
ずんのYouTubeチャンネルでも、お金と投資に関する動画を公開しています。
よくある質問
2025年の値上げは何品目でしたか
帝国データバンクの調査では、飲食料品の値上げは合計2万609品目でした。2023年(3万2,396品目)以来、2年ぶりに2万品目を超えました。
いちばん値上げが多かった月はいつですか
4月です。月間4千品目を超え、2023年10月以来の規模になりました。
値上げの理由は何でしたか
9割超が原材料高です。物流費と人件費を理由にした値上げの割合も、2023年以降で最高になりました。
まとめ
- 2025年の飲食料品の値上げは、合計2万609品目(帝国データバンク)
- 4月に4千品目を超える値上げがあり、月に1千品目を超える状態が続いた
- 理由は原材料高が中心で、物流費と人件費の割合が上がった
- 今の値上げの情報は、2026年10月の記事で確認できる




