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ManyChat(メニーチャット)は、InstagramなどのコメントやDMへの返信を自動にできるツールです。この記事は、ManyChatとInstagramの使い方を3回に分けて解説するシリーズの第1回(基本編)です。ManyChatで何ができるのか、料金はいくらか、Instagram・TikTok・Threadsでどう使い分けるのかを、ManyChatとInstagramの公式ページで確認してまとめました。以前の記事にあった「最強の導線」「異常に伸びる」といった表現と、根拠を確認できなかったアルゴリズムの説明は外しています。2026年10月2日時点で押さえたいのは次の点です。
- ManyChatが対応しているのは、Instagram、TikTok、WhatsApp、Facebook Messenger、Telegram、SMS、メールの7つ。ThreadsとLINEは入っていない
- 無料プランがある(月25人のアクティブコンタクト、自動化は4つまで)。有料は年払いで月あたり14ドルから
- Instagramにつなぐには、プロアカウント(ビジネスまたはクリエイター)が必要。個人用アカウントはつなげない
- 自動のメッセージを送れるのは、相手の最後のやり取りから24時間のあいだ。Metaのルールで決まっている
- Instagramの公式は、エンゲージメントベイトやプレゼント企画の宣伝を、配信が制限される要素に挙げている。コメントを集めるだけの投稿にはしない
このシリーズの記事
- 基本編(この記事) できること、料金、SNSごとの使い分け
- 設計編 DMの1通目・無料プレゼント・リールとAI機能の使い方
- 運用編 始める手順・LINEへの案内・24時間ルールと制限を避ける方法
ManyChatとは
ManyChatは、SNSのコメントやDMに自動で返信する仕組みを、プログラムを書かずに作れるサービスです。公式サイトは、自社を「Metaに承認された公式のパートナー」と説明しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応しているチャンネル | Instagram、TikTok、WhatsApp、Facebook Messenger、Telegram、SMS、メール |
| 対応していないもの | Threads、LINE(公式の一覧に入っていない) |
| 画面の言語 | 英語 |
| Instagramにつなぐ条件 | プロアカウント(ビジネスまたはクリエイター) |
| 料金 | 無料プランあり。有料は年払いで月あたり14ドルから(税別) |
Instagramでできること
ManyChatの公式ページは、Instagramでできることとして次のものを挙げています。
- コメントへの返信 投稿やリールに付いたコメントに、自動で返信する
- DMへの返信 届いたDMに、決めておいた内容で返信する
- リンクの送信 コメントやDMをくれた人に、DMでリンクを送る
- 新しいフォロワーへのDM フォローしてくれた人に、あいさつのDMを送る
- プレゼント企画 参加した人への案内を自動にする
- 資料の配布 チェックリストやPDFなどを、DMで渡す
コメントからDMまでの流れ
ManyChatの公式ページにある例を、日本語に直すと次のようになります。
- リールで「◯◯とコメントしてください」と呼びかける
- ManyChatが、その言葉の入ったコメントを見つける
- コメントした人に、DMで約束したもの(クーポンや資料)を自動で送る
- 必要なら、DMの中でメールアドレスなどを聞く
呼びかける言葉、DMの文章、分かれ道は、自分で決めます。作り方は設計編で解説しています。
料金
ManyChatの料金ページ(年払いを選んだときの表示)は次のとおりです。
| プラン | 月あたりの料金 | 含まれるアクティブコンタクト | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| Free | 0ドル | 月25人 | チャンネル2つ、自動化は4つまで、ManyChatの表示が付く |
| Essential | 14ドル(年168ドル) | 月250人 | 自動化の数は無制限、ManyChatの表示なし |
| Pro | 29ドル(年348ドル) | 月2,500人 | チャンネル3つ、一斉配信、AI |
| Business | 69ドル(年828ドル) | 月7,500人 | チャンネル無制限 |
| Advanced | 139ドル(年1,668ドル) | 月25,000人 | チャンネル無制限 |
- アクティブコンタクトは、その月にManyChatを通じてメッセージのやり取りがあった相手の人数。やり取りの回数は関係ない
- 含まれる人数を超えると、1人ごとに追加の料金がかかる。追加を認める上限は、自分で設定できる
- 無料プランは、クレジットカードの登録がいらない
- EssentialとProは、14日間の無料体験がある
- 料金は税別で、請求先の国によって決まる。最終の金額は、支払いの前の画面で確認する
AIの機能について、料金ページではPro以上の内容に「AI」と書かれています。一方、AIの紹介ページには「Proへの追加機能で、月29ドル」という説明があります。AIを使うときの金額は、申し込みの画面で確認してください。
Instagramの公式情報で確かめておくこと
ManyChatを使うと、コメントやDMが増えやすくなります。ただ、Instagramの公式の説明を読むと、コメントの数だけを追う使い方はすすめられません。
- Instagramのクリエイター向けのよくある質問は、配信が制限される要素として、クリックベイト、エンゲージメントベイト、コンテストやプレゼント企画の宣伝を挙げている
- おすすめの決め方で最も重視されるのは、1人の視聴者あたりの反応(再生時間、シェア、フォロー、いいね、コメント、プロフィールへのアクセスなど)と説明されている
- おすすめ対象のガイドラインは、反応を人為的に集める組織的なコメントを、質が低いコンテンツの例に入れている
「コメントしてくれたら送ります」という呼びかけが、エンゲージメントベイトに当たるかどうかは、公式のページに書かれていません。投稿そのものが役に立つ内容になっていて、コメントはその続きを受け取る手段になっている、という形にしておくのが安全です。
Instagramの伸ばし方の全体はInstagramの始め方と伸ばし方にまとめています。
TikTokでの使い方
ManyChatは、TikTokにも対応しています。公式ページが挙げているのは、よくある質問への自動返信、見込み客の情報の収集、コメントへの返信です。
- TikTokのビジネスアカウントが必要。クリエイターアカウントや個人のアカウントはつなげない
- EUと英国のユーザーは、TikTokをつなげない
- TikTokとの連携は発展の途中で、使える機能と、まだ対応していない機能がある
TikTokでの使い方はTikTok×ManyChatの基本編で解説しています。
Threadsでの位置づけ
以前の記事では「Threads × ManyChat」という章を設けていましたが、ManyChatの対応チャンネルにThreadsは入っていません。Threadsのコメントや返信に、ManyChatで自動返信することはできません。
- Threadsの利用規約は、ロボットやスクレーパーなど自動の手段でデータを取得することを禁止している
- ThreadsのDMは、InstagramのDMとは別のもの。使い方はThreadsのDM機能の使い方にまとめている
- Threadsでは、文章で考えや経験を伝え、くわしく知りたい人にInstagramのプロフィールや投稿を案内する、という使い方になる
SNSごとの使い分け
| SNS | ManyChatの対応 | 役割 |
|---|---|---|
| 対応(プロアカウント) | リールや投稿で知ってもらい、コメントやDMで資料や案内を渡す | |
| TikTok | 対応(ビジネスアカウント) | 動画で知ってもらい、質問への返信やコメントへの返信を自動にする |
| Threads | 非対応 | 文章で考えを伝える。自動化はせず、手で返信する |
向いている人、向いていない人
- 向いている人 コメントやDMでの問い合わせが増えて、手で返しきれなくなっている人。配布する資料や、案内したいページがすでにある人
- 向いていない人 まだ投稿が少なく、コメントやDMがほとんど来ていない人。まずは投稿を続けて、反応を集めるほうが先
ManyChatの機能の全体はManyChatの使い方完全ガイドでも解説しています。
よくある質問
ManyChatは無料で使えますか
無料プランがあります。月25人のアクティブコンタクトまで、自動化は4つまでで、メッセージにManyChatの表示が付きます。
日本語で使えますか
管理画面は英語です。送るメッセージの文章は、自分で日本語で書けます。
Instagramの個人用アカウントでも使えますか
使えません。ManyChatのヘルプによると、プロアカウント(ビジネスまたはクリエイター)に切り替える必要があります。
Threadsでも自動返信できますか
できません。ManyChatの対応チャンネルに、Threadsは入っていません。
ManyChatを使うとフォロワーは増えますか
約束はできません。ManyChatは返信を自動にする道具で、フォロワーが増えるかどうかは、投稿の内容で決まります。
ManyChatを使うとアカウントが止められませんか
ManyChatは、Metaに承認されたパートナーだと説明しています。ただ、24時間を過ぎた相手に自動のメッセージを送るなど、Metaのルールに反する使い方をすると、警告や制限を受けるおそれがあります。ルールは運用編にまとめています。
まとめ
- ManyChatは、Instagram、TikTokなど7つのチャンネルに対応する。ThreadsとLINEには対応していない
- 無料プランは月25人まで。有料は年払いで月あたり14ドルから
- Instagramではプロアカウント、TikTokではビジネスアカウントが必要
- コメントを集めるだけの投稿にはせず、投稿そのものを役に立つ内容にする
次の記事では、DMの文章と、無料で渡す資料の作り方を解説します。
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