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Orchestra Holdings(6533)がストップ高の理由は?増配50円と200株で優待2.5万円、今の株価で利回りを試算

※本記事はプローモーションが含まれています。

Orchestra Holdings(オーケストラホールディングス、証券コード6533)は、2026年9月25日の取引終了後に、株主優待の拡充と配当予想の増額を発表しました。1株あたりの配当予想は30円から50円に引き上げられ、200株以上を持つ株主には、保有期間にかかわらずデジタルギフト15,000円分が贈られることになりました。さらに今回だけの上場10周年記念優待として、10,000円分が上乗せされます。

発表を受けて株価は2営業日で5割以上上がり、会社が示した「総合利回り14.4%」も今の株価では当てはまらなくなっています。この記事では、2026年9月30日時点の会社の開示、株主還元のページ、東京証券取引所の資料をもとに、優待と配当の条件、いつまでに買えば対象になるのか、今の株価で見た利回り、発表の背景にあるプライム市場の上場維持基準を整理します。特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。


先に結論 今の株価だと総合利回りは約9.3%

項目2026年9月30日時点の内容
発表日2026年9月25日(金)18時15分、取引終了後に開示
配当予想2026年12月期の期末配当を30円から50円へ(普通配当を25円から50円に倍増、記念配当5円は普通配当に組み替え)
株主優待の対象2026年12月31日時点で200株以上を持つ株主。1年以上の保有条件はなくなった
優待の中身保有1年未満は15,000円分、1年以上は16,500円分のデジタルギフト。2026年12月31日基準に限り、上場10周年記念優待10,000円分を上乗せ
いつまでに買うか権利付最終日は2026年12月28日(月)。翌日の12月29日(火)が権利落ち日
会社が示した利回り総合利回り14.4%(1年以上は15.0%)。ただし発表前の9月24日終値1,213円で計算した値
今の株価での利回り9月30日終値1,881円で200株を買うと376,200円。配当と優待で35,000円、総合利回りは9.3%
背景プライム市場の上場維持基準のうち流通株式時価総額(100億円以上)を満たしておらず、改善期間は2026年12月末まで

いちばんの注意点は、利回りが株価で大きく変わることです。発表前の株価なら14.4%でしたが、株価が5割以上上がった今は9.3%です。また、10,000円分の記念優待は今回限りなので、2027年以降の優待は15,000円分または16,500円分になります。

9月25日に何が発表されたのか

会社は同じ日の取締役会で、株主優待制度の拡充と配当予想の増額をまとめて決めました。開示では、より多くの株主に株式を持ってもらい、中長期で支える株主を増やすことを目的に挙げています。変更前と変更後を並べると次のとおりです。

項目変更前(2026年6月22日時点)変更後(2026年9月25日)
優待の対象200株以上を1年以上継続保有200株以上を保有(保有期間は問わない)
保有1年未満の優待対象外デジタルギフト15,000円分
保有1年以上の優待デジタルギフト15,000円分デジタルギフト16,500円分
記念優待なし上場10周年記念優待10,000円分(2026年12月31日基準のみ)
期末配当予想30円(普通配当25円、記念配当5円)50円(すべて普通配当)

会社は、上場10周年に合わせた一時的な還元にとどめず、今後の株主還元の土台になる普通配当を引き上げたと説明しています。配当方針は、事業への投資とのバランスをとりながら継続的・安定的に還元し、累進配当を基本とするというものです。累進配当は「原則として減配せず、配当を維持するか増やす」という方針ですが、将来の配当を約束するものではありません。

株主優待の中身 200株で最大26,500円分

会社の株主優待のページに載っている、2026年12月31日を基準日とする優待は次のとおりです。

基準日保有株数保有期間通常優待上場10周年記念優待合計
2026年12月31日200株以上1年未満15,000円分10,000円分25,000円分
2026年12月31日200株以上1年以上16,500円分10,000円分26,500円分
2026年12月31日100株問わない対象外対象外0円

優待の金額は200株以上なら一律で、400株や1,000株を持っても増えません。売買の単位は100株なので、100株だけでは優待は受け取れず、配当だけになります。優待は年1回で、毎年3月の定時株主総会のあとに、配当の書類に同封して送る予定とされています。2026年12月31日基準の優待なら、届くのは2027年3月の総会のあとです。

この優待制度は、2025年11月14日に新設が発表されたばかりです。新設時は「200株以上を1年以上継続保有」が条件で、初回の基準日は2026年12月31日でした。その後、2026年6月22日に配当予想の増額とあわせて優待の運用が改めて示され、9月25日に保有期間の条件がなくなりました。優待の条件が変わったのは9月25日の1回ですが、配当予想はこの1年足らずの間に2回引き上げられています。

「1年以上継続保有」の判定方法

保有1年以上の16,500円分を受け取るには、会社が決めた継続保有の条件を満たす必要があります。条件は、12月31日を基準日として、6月30日と12月31日の株主名簿に3回以上続けて、200株以上の保有が同一株主番号で記載されていることです。

優待の基準日1年以上と判定される名簿の記載今から買う人の区分
2026年12月31日2025年12月末、2026年6月末、2026年12月末の3回1年未満(15,000円分と記念の10,000円分)
2027年12月31日2026年12月末、2027年6月末、2027年12月末の3回2026年12月28日までに200株以上を買って持ち続ければ1年以上(16,500円分)

今から買う人は、2026年12月31日基準では1年未満の区分になります。2027年12月31日基準で1年以上の区分に入るには、2026年12月末、2027年6月末、2027年12月末の3回とも200株以上を持ち続けている必要があります。途中で200株を下回ったり、名義が変わって株主番号が変わったりすると途切れる可能性があるので、株主番号の扱いは株主名簿管理人の三井住友信託銀行に確かめると確実です。

デジタルギフトの交換先

優待のデジタルギフトは、株式会社デジタルプラスが提供する「デジタルギフト®」です。受け取った人が、交換先の一覧から好きなものを選べます。開示に例として挙がっている交換先を分類すると次のようになります。

分類交換先の例(会社の開示)
通販・アプリAmazonギフトカード、Google Playギフトコード、プレイステーション®ストアチケット、DMMプリペイドカード、Robloxギフトカード
電子マネー・ポイントPayPayマネーライト、楽天ポイントギフト、QUOカードPay、dポイント、au PAYギフトカード、Visa eギフト vanilla
飲食・移動Uber Eatsギフトカード、Uber Taxiギフトカード、すかいらーくご優待券、吉野家デジタルギフト、デジタルKFCカード
本・動画図書カードNEXT、ブックライブ デジタルプリペイドカード、Huluチケット、U-NEXTギフトコード
暗号資産ビットコイン、ビットコインキャッシュ、リップル、イーサリアム、ライトコイン(交換時のレートで受取額が変わる)

会社は、交換先の内容は変わる可能性があるとしています。現金に近い形で使える交換先が多い一方、暗号資産を選ぶと交換時の相場で受け取る量が変わる点には注意が必要です。


配当予想の修正と配当の推移

2026年12月期の配当予想は、期初の13円から2回引き上げられて50円になりました。過去の配当実績とあわせて並べます。

決算期年間配当(1株)補足
2023年12月期10円実績(期末のみ)
2024年12月期11円実績(期末のみ)
2025年12月期12円実績(期末のみ)
2026年12月期(期初予想)13円2026年2月13日の決算発表時点
2026年12月期(6月22日修正)30円普通配当25円、上場10周年の記念配当5円
2026年12月期(9月25日修正)50円すべて普通配当。前期の約4.2倍

配当は毎年1円ずつ増えてきましたが、今期は一気に前期の約4.2倍になります。会社の今期の業績予想では、1株あたり当期利益は102.54円なので、配当50円は配当性向にすると48.8%です。2025年12月期の配当性向は14.1%だったので、利益に対して配当に回す割合が大きく上がります。中間配当はなく、期末に一括で支払われます。なお、今回の期末配当は2027年3月に開く予定の定時株主総会で承認されることが条件です。

株価の動き 2営業日続けてストップ高水準

発表は9月25日の取引終了後だったため、株価が反応したのは次の営業日の9月28日(月)からです。株探の時系列の数字は次のとおりです。

日付始値高値安値終値出来高
9月24日(木)1,234円1,239円1,213円1,213円20,900株
9月25日(金)1,213円1,229円1,209円1,228円14,500株
9月28日(月)1,528円1,528円1,528円1,528円19,000株
9月29日(火)1,928円1,928円1,842円1,919円833,100株
9月30日(水)1,928円1,945円1,862円1,881円368,000株

東証の制限値幅は、基準値段が1,000円以上1,500円未満なら上下300円、1,500円以上2,000円未満なら上下400円です。9月28日は前日終値1,228円に300円を足した1,528円で始まり、そのまま動かずに終わりました。一日中ストップ高の値段に張りついたままで、取引が成立したのは19,000株だけでした。9月29日は1,528円に400円を足した1,928円のストップ高で始まり、その後少し下げて1,919円で終えています。出来高は発表前の9月25日の約57倍に膨らみました。

9月30日は1,881円と前日より38円下げましたが、発表前の9月25日終値からは53.2%、会社が利回りの計算に使った9月24日終値からは55.1%高い水準です。

今の株価で利回りを計算し直す

会社が示した総合利回り14.4%は、発表前の9月24日終値1,213円で計算したものです。株価が上がると、同じ35,000円(配当10,000円と優待25,000円分)でも利回りは下がります。200株を持った場合で計算し直すと次のとおりです。

株価の基準200株の購入額配当利回り優待利回り(1年未満)総合利回り(1年未満)総合利回り(1年以上)
9月24日終値1,213円(会社の計算)242,600円4.1%10.3%14.4%15.0%
9月28日終値1,528円305,600円3.3%8.2%11.5%11.9%
9月30日終値1,881円376,200円2.7%6.6%9.3%9.7%

利回りは税引前で、優待はデジタルギフトの額面で計算しています。今から買う人は2026年12月31日基準では1年未満の区分なので、目安は9.3%です。それでも高い水準ですが、発表前に比べると5ポイントほど下がっています。なお、6月22日の開示では、6月1日終値995円を基準に配当利回り3.0%、優待利回り7.5%と示されていました。株価の上昇とともに利回りの数字が下がってきたことが分かります。

持つ株数で利回りはどう変わるか

優待は200株以上なら一律なので、株数を増やすほど優待の分の利回りは薄まります。9月30日終値1,881円で、2026年12月31日基準(1年未満、記念優待あり)の場合を計算しました。

株数購入額配当(税引前)優待総合利回り
100株188,100円5,000円なし2.7%(配当だけ)
200株376,200円10,000円25,000円分9.3%
400株752,400円20,000円25,000円分6.0%
1,000株1,881,000円50,000円25,000円分4.0%

優待の効率がいちばん高いのは200株ちょうどです。1つの銘柄に資産を寄せすぎない考え方は高配当株・優待株・成長株のポートフォリオの記事でも試算しています。

2027年以降の利回りの目安

上場10周年記念優待の10,000円分は、2026年12月31日基準の今回限りです。2027年以降も配当50円が続き、優待が今の内容のままだと仮定すると、200株での受け取りは次のようになります。

基準日配当(仮定)優待合計1,881円で買った場合の利回り
2026年12月31日(今から買う人)10,000円15,000円分と記念10,000円分35,000円9.3%
2027年12月31日(1年以上の区分)10,000円16,500円分26,500円7.0%
2027年12月31日(1年未満の区分)10,000円15,000円分25,000円6.6%

2027年以降の配当は会社がまだ予想を出しておらず、この表は配当50円が続くと仮定した機械的な試算です。優待制度も、会社の判断で変わったり廃止されたりすることがあります。

税金 配当は20.315%、優待は雑所得

配当と優待では税金の扱いが違います。国税庁と日本証券業協会の説明をもとに整理します。

項目課税口座(特定口座など)NISA口座
配当20.315%(所得税と復興特別所得税15.315%、住民税5%)が源泉徴収される。200株の配当10,000円なら手取りは7,969円受取方法を株式数比例配分方式にしていれば非課税
株主優待雑所得。源泉徴収はされないNISAでも非課税にならず雑所得
会社員の申告給与以外の所得が20万円以下なら所得税の確定申告は不要(年末調整を受ける人など)同じ

NISAで配当を非課税にするには、証券会社の口座で配当を受け取る株式数比例配分方式を選んでおく必要があります。株主優待は配当ではなく雑所得にあたるため、NISAで買った株の優待でも非課税にはなりません。会社員で給与以外の所得の合計が20万円以下なら所得税の確定申告は要りませんが、住民税の申告の扱いはお住まいの市区町村に確かめてください。


いつまでに買えば対象になるか

基準日の2026年12月31日(木)は東証の休業日です。株の受け渡しは約定日から数えて3営業日目なので、12月31日の株主名簿に載るには、年内最後の営業日の12月30日(水)に受け渡しが済む日までに買う必要があります。

日付内容
12月28日(月)権利付最終日。この日の取引終了(15時30分)までに買って持っていれば対象
12月29日(火)権利落ち日。この日に売っても権利は残る。この日に買っても対象外
12月30日(水)年内最後の取引日
12月31日(木)基準日(東証は休業日)
2027年3月定時株主総会(予定)。配当の承認のあと、配当の書類と一緒に優待を送る予定

9月30日から権利付最終日までは89日あります。12月末の他の銘柄の日程は12月末に権利確定する高配当株の記事でもまとめています。権利落ち日には、配当や優待の価値の分だけ、またはそれ以上に株価が下がることもあります。

背景 プライム市場の上場維持基準を満たしていない

今回の株主還元の強化を読むうえで欠かせないのが、プライム市場の上場維持基準です。会社が2026年3月31日に開示した計画書によると、2025年12月31日時点で、4つの基準のうち流通株式時価総額だけが基準を下回っています。

項目プライム市場の基準2024年12月31日2025年12月31日適合
株主数800人以上3,018人5,008人適合
流通株式数2万単位以上39,223単位36,609単位適合
流通株式時価総額100億円以上32.8億円36.0億円不適合
流通株式比率35%以上39.0%36.4%適合

計画書によると、会社は2025年12月末までを計画期間として取り組んできましたが基準に届かず、2026年1月から12月31日までの改善期間に入っています。改善期間内に基準を満たしたと確認できなければ監理銘柄(確認中)に指定され、2026年12月31日時点の分布状況に基づく東証の審査で基準を満たさなければ整理銘柄に指定され、2027年7月1日に上場廃止となる可能性があると会社は書いています。

一方で会社は、基準に届かない場合も考えて、スタンダード市場への市場変更も検討するとしています。スタンダード市場の流通株式時価総額の基準は10億円以上です。計画書では、市場区分の変更の申請は2026年12月末までに行う必要があるとされています。計画書は、基準を満たすための柱として業績の拡大と、増配などの株主還元策を挙げており、株主優待の新設もその取り組みの一つに数えられています。

必要な株価の目安を試算する

東証の説明では、流通株式時価総額は、流通株式数に、事業年度末以前3か月間の日々の終値の平均を掛けて計算します。12月決算の同社なら、2026年10月1日から12月30日までの62営業日の終値平均が使われます。2025年末の数字を当てはめた機械的な試算は次のとおりです。

前提流通株式数100億円に必要な終値平均9月30日終値1,881円との差
2025年末の流通株式数のまま36,609単位(366万900株)約2,732円45.2%高い水準
株式交換で渡す自己株式510,791株がすべて流通株式に加わったと仮定417万1,691株約2,398円27.5%高い水準

2025年末の流通株式数のまま9月30日終値1,881円を掛けると、流通株式時価総額は約68.9億円です。実際の判定では、2026年12月末の流通株式数が使われます。自己株式の取得や株式交換、大株主の持ち株の変化で数字は変わるため、この表はあくまで目安です。上場維持基準の考え方は東証の上場基準とIPOの記事でも取り上げています。

業績と事業の中身

Orchestra Holdingsは、システム開発やソフトウェアテストのDX事業、ネット広告などのデジタルマーケティング(DM)事業、アイドルのプロデュースやゲーム開発などのIP・エンタメ・その他事業を持つ持株会社です。2016年9月に東証に上場し、M&Aを重ねて事業を広げてきました。直近の業績は次のとおりです。

項目2025年12月期(実績)2026年12月期(会社予想)2026年1〜6月(実績)
売上収益157億6,800万円(12.3%増)175億円(11.0%増)77億9,800万円(0.1%増)
営業利益14億4,200万円(8.4%増)16億円(10.9%増)8億7,300万円(26.7%増)
親会社の所有者に帰属する利益8億1,600万円(10.3%増)9億6,000万円(17.5%増)5億1,500万円(36.5%増)
1株あたり利益84.92円102.54円55.05円

2025年12月期から会計基準を国際会計基準(IFRS)に切り替えています。2026年1〜6月は増益で、通期の営業利益予想に対する進み具合は5割を超えています。通期予想は8月14日の決算発表の時点で据え置かれており、次の第3四半期決算は2026年11月に発表される予定です。9月30日終値1,881円は、今期の予想1株利益に対してPER18.3倍にあたります。

Sharing Innovationsの株式交換との関係

会社は2026年8月25日に、上場子会社のSharing Innovations(東証グロース市場)を株式交換で完全子会社にすると発表しています。Sharing Innovationsの株主は、1株につきOrchestra Holdingsの株式0.478株を受け取ります。

項目内容(会社の開示)
効力発生日2026年11月30日(予定)
Sharing Innovationsの上場廃止2026年11月26日(最終売買日は11月25日)
交換比率Sharing Innovations株1株にOrchestra Holdings株0.478株
渡す株式新株は出さず、自己株式510,791株を充てる予定
200株以上になる目安Sharing Innovations株を419株以上持っていれば200株以上(418株だと199株と端数)

効力発生日は基準日の12月31日より前なので、株式交換で200株以上を受け取った人は、そのまま持っていれば2026年12月31日時点の株主として優待の対象になります。1株に満たない端数は会社がまとめて売り、代金を渡すとしています。100株未満の株は市場で売れないため、会社に買い取りを求める手続きになります。

注意したいリスク

リスク内容
株価の急変2営業日で5割以上上がったあとで、9月30日は下げている。権利落ち後に大きく下がることもある
利回りの目減り総合利回りは株価次第。14.4%は発表前の株価での数字
記念優待は1回だけ10,000円分は2026年12月31日基準の今回限り
優待の変更・廃止制度は2025年11月にできたばかりで、交換先も変わる可能性がある
配当の承認期末配当50円は2027年3月の定時株主総会での承認が条件
上場市場流通株式時価総額の基準を満たせるかは株価次第。スタンダード市場への変更も検討されている
必要資金優待を受け取るには200株、9月30日終値で376,200円が必要

よくある誤解と正しい情報

よくある誤解会社の開示と東証の資料
今買っても総合利回り14.4%14.4%は発表前の9月24日終値1,213円で計算した値。9月30日終値1,881円なら9.3%
毎年2.5万円分もらえる記念優待10,000円分は今回限り。2027年以降は15,000円分か16,500円分
100株でも優待がもらえる優待の対象は200株以上。100株は配当だけ
1年以上持たないと優待はもらえない9月25日の変更で保有期間の条件はなくなり、1年未満でも15,000円分
プライム市場の基準を満たせないとすぐ上場廃止改善期間は2026年12月末まで。会社はスタンダード市場への市場変更も検討している


よくある質問

Orchestra Holdingsの株主優待はいくらもらえますか?

2026年12月31日時点で200株以上を持っていれば、保有1年未満で25,000円分(通常15,000円分と記念10,000円分)、1年以上で26,500円分のデジタルギフトです。

いつまでに買えば優待と配当の対象になりますか?

権利付最終日の2026年12月28日(月)の取引終了までに買い、その日の終わりに持っている必要があります。12月29日(火)に売っても権利は残ります。

100株だけでも優待はもらえますか?

もらえません。優待は200株以上が対象です。100株なら配当の5,000円(税引前)だけになります。

今から買っても1年以上の区分になりますか?

2026年12月31日基準では1年未満の区分です。2026年12月末、2027年6月末、2027年12月末の3回とも200株以上を持ち続ければ、2027年12月31日基準で1年以上の区分になります。

上場10周年記念優待は来年ももらえますか?

もらえません。会社は、2026年12月31日を基準日とする今回限りの実施としています。

優待はいつ届きますか?

毎年3月の定時株主総会のあとに、配当の書類に同封して送る予定とされています。2026年12月31日基準なら2027年3月の総会のあとです。

デジタルギフトは何に交換できますか?

Amazonギフトカード、PayPayマネーライト、楽天ポイントギフト、QUOカードPay、dポイントなど、デジタルプラスの一覧から選べます。暗号資産も選べますが、交換時のレートで受取額が変わります。

配当50円は確定ですか?

会社の予想で、2027年3月の定時株主総会で承認されることが条件です。業績や方針が変われば見直される可能性もあります。

配当はいつ受け取れますか?

会社の配当のページでは、2026年12月期の期末配当50円の支払開始は、2027年3月に開く予定の定時株主総会で承認されたあととされています。優待のデジタルギフトも、同じ時期に配当の書類と一緒に届く予定です。

今の株価だと利回りは何%ですか?

9月30日終値1,881円で200株を買うと、配当利回り2.7%、優待利回り6.6%、総合利回り9.3%です(税引前、優待は額面で計算)。

NISAで買えば優待も非課税になりますか?

なりません。NISAで非課税になるのは配当(株式数比例配分方式の場合)や売却益で、株主優待は雑所得として扱われます。

上場廃止になる可能性はありますか?

会社の計画書は、改善期間の2026年12月末までにプライム市場の基準を満たせず、東証の審査でも満たさないと確認された場合、2027年7月1日に上場廃止となる可能性があると書いています。同時に、スタンダード市場への市場変更も検討するとしています。

Sharing Innovationsの株主も優待の対象になりますか?

株式交換の効力発生日は2026年11月30日の予定で、1株につき0.478株を受け取ります。Sharing Innovations株を419株以上持っていれば200株以上になり、12月31日まで持っていれば対象になります。

400株や1,000株を持つと優待は増えますか?

増えません。200株以上なら同じ金額です。9月30日終値で計算すると、総合利回りは200株で9.3%、400株で6.0%、1,000株で4.0%です。

株主番号が変わると1年以上の判定はどうなりますか?

判定は同一株主番号での記載が条件です。名義や住所の変更などで株主番号が変わるかどうかは、株主名簿管理人の三井住友信託銀行に確かめてください。


まとめ

Orchestra Holdingsは2026年9月25日、配当予想を50円に引き上げ、200株以上なら保有期間を問わずデジタルギフトを贈る形に優待を広げました。2026年12月31日基準に限っては記念優待10,000円分も加わり、会社は総合利回り14.4%と示しました。ただしこれは発表前の株価での数字で、株価が5割以上上がった9月30日終値1,881円では9.3%です。2027年以降は記念優待がなくなり、配当50円が続くと仮定しても7.0%前後になります。

背景には、プライム市場の流通株式時価総額の基準(100億円以上)を満たせていないという事情があり、改善期間は2026年12月末までです。2025年末の流通株式数で試算すると、10〜12月の終値平均で約2,732円が目安になります。利回りの高さだけでなく、記念優待が1回だけであること、上場市場の行方、株価の値動きの大きさを合わせて判断することが大切です。この記事は2026年9月30日時点の情報で、売買を推奨するものではありません。

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